人気アイドルグループ「AKB48」の仲谷明香さんと中田ちさとさんが、女優の加藤夏希さんとともにトリプル主演する映画「武蔵野線の姉妹」(山本淳一監督)が17日に公開された。“社会派萌(も)えコメディー”と銘打たれた同作で初主演を果たした2人に、作品やAKB48内の“格差”などについて話を聞いた。(毎日新聞デジタル)
映画は、ユキヲさんの同名マンガが原作。埼玉県の武蔵野線沿線でセレブな生活を送る美少女姉妹の緑川蘭子(通称・ラン、加藤さん)とひかる(通称・パンドラ、仲谷さん)は、趣味のロリータファッションに身を包み、怠惰な日々を過ごす優雅なニート生活を送っていたが、ある日、そんな生活に疑問を抱いたパンドラは秋葉原のメイド喫茶で働くことを決意し……というストーリー。中田さんは“伝説のネットアイドル”英由良を演じる。
◇初主演で試行錯誤 加藤夏希の演技に脱帽
演技経験はあるものの主演は初めてという仲谷さんは「すごくやりやすかった。(パンドラは)年齢も近いし、“腐女子”みたいな感じで、もともと私もオタクっぽい、引きこもり体質というのは似ていて、すごく入りやすかった。でも、怒るシーンは大変。すごい顔もやったし、いろんな経験をさせていただいた」と充実の表情で語る。「演技が本当に初めて」という中田さんは「とにかく台本を見て覚えて試行錯誤でした。なかやん(仲谷さん)がいてくれて心強かった」と明かす。
メイド服やゴスロリの衣装にも挑戦した仲谷さんは「着るのが大変だったけど、もともと好きなので着られてよかった」とにっこり。中田さんも「めったに着られないから新鮮。不思議な体験ができた。AKBだと、こういうメイド系の衣装ってなかなかないから」とうれしそうに語る。劇中では加藤さんが強烈な演技を見せており、中田さんは「すごく面白くて、表情がとにかく豊かですごかった」と絶賛。仲谷さんも「こんな顔できる!?みたいな顔をするから、もっと私も変な顔をやんなきゃと思いました」と笑顔で振り返った。
◇AKB内での格差「以前はあった」
映画は“社会派萌えコメディー”と銘打たれ、仲谷さん演じるパンドラは「格差社会に疑問を持つ」という設定。ともに選抜経験のない2人(中田さんは29枚目のシングルで初選抜入り)に、AKB内での格差について聞くと、ともに「以前はあった」「どうしてこんなに上に行けないんだろうと悩むこともあった」と認めつつ、中田さんは「最近は、一人一人が仕事をやったり、選抜総選挙やじゃんけん大会とかチャンスがあったりして、変わってきている」と語る。
著書「非選抜アイドル」が話題を集めた仲谷さんも、「最近は選抜に入るだけじゃなく、自分でできることをやろうと思えるようになってきたのかな」と自己分析し、「選抜の子ってすごく頑張ってる。握手とか一日中やってるし、だからこそ、仲が悪くならない。頑張っているから私も頑張らなきゃって思える」と胸の内を明かした。
◇あっちゃん卒業に刺激 「今は自分の夢をかなえる途中」
8月には前田敦子さんがAKB48を卒業。夢は声優という仲谷さんは「『どんなに傷付いても最初のうさぎになろう』っていう『ファーストラビット』という歌があって、秋元(康)さんがあっちゃんに『ファーストラビットになってほしい』といっていた。あっちゃんは女優としてのファーストラビットだけど、私は声優としてのファーストラビットになりたい」と刺激を受けた様子。
中田さんも、「今は自分の夢をかなえていく途中。しっかり夢を持ってやっていくのが大事なんだなと改めて思った」と振り返り、「この映画を通じて、もっと演技をやりたいという気持ちも芽ばえたし、リポーターの仕事をやってみたかったので、普段からMCをいっぱい磨いて、何をふられても100%返せるようなMC力を磨きたい。チャンスが巡ってきたときにつかめるような準備をしたい」と意気込んだ。
中田さんは「これが演技初挑戦。役を一生懸命考えて演じてみました。これから演技もやっていきたいので、今後の成長も見てほしい。AKBではなかなかやらない貴重な私のツインテールも見てほしいなって思います」とアピール。仲谷さんは「すごく気持ちの入った作品になっていて、心温まる感じになっていると思う。力作です。私の代表作の一つ」と自信を見せた。
映画「武蔵野線の姉妹」は、シネリーブル池袋(東京都豊島区)など全国で順次公開。
「重力シンパシー公演」の最後を飾るチームサプライズのチーム曲の登場。 1曲目の「重力シンパシー」と対をなす元気いっぱいの陽気なナンバーです。
AKB48関連楽曲は、派生ユニットを含めると700曲以上にのぼりますが、曲のタイトルに「AKB」が付くのはこれが3曲目です。 チームA1stの「AKB48」そして、チームA5thの「AKB参上!」に続いての「AKBフェスティバル」となります。 ちなみに「48」がタイトルにつくのは「AKB48」と「ジグソーパズル48」の2曲です。
AKB48の楽曲の特徴のひとつに、自分たちのことを歌った曲、いわば「自己言及ソング」というものの存在があります。 この「自己言及」には大きく2種類の曲のタイプがあります。
(タイプ1)「まさに自分たちのことを歌った楽曲群」
このグループの代表曲は「初日」です。 リアルにAKB48のメンバーのことを歌っており、メンバーは感情移入ができ、ファンも共感性の大きい曲です。他には「支え」「RESET」「転がる石になれ」「Pioneer」などがそれに当たります。かなり直接的にメンバー自身のこと、仲間のこと、チームのことなどを歌っています。
AKB48ドキュメンタリー映画の主題歌「少女たちよ」「ファーストラビット」も自分たちのことを歌った名曲です。
更に「チームB推し」や「ワッショイB!」「16人姉妹の歌」など、メンバーの名前が織り込まれた曲もあります。 これらは、見事にファンに人気のある曲ばかりですね。
研究生にも「黄金センター」や「アンチ」など自分たちのことを歌った楽曲があり、「黄金センター」ではメンバー自らがMIXまで打ってしまいます。 最近では、SKE48のチームKⅡ「お待たせSet list」や「16色の夢クレヨン」もこのタイプの楽曲群に
含まれます。
(タイプ2)「AKB48の世界観や周辺状況を歌った楽曲群」
こちらを代表するのはチームBの「シアターの女神」です。 AKB48のメンバーを応援するファンの気持ちを(AKB48自身が)歌っています。 直接的ではないですが「君が星になるまで」も同じ世界観の曲です。 星=スターです。
チームBの「アリガトウ」は、お客様への感謝を歌っていますし、チームKの「ファンレター」は、ファンレターを書いてはげましてくれるファンとメンバーの交流を描いています。
ームKⅡの「握手の愛」という曲は、握手会での触れ合いを歌っています。
こうやって見ると(メンバーの名前は入っていますが)「チームB推し」は、「AKB48の世界観を歌っている曲」ですね。 どちらかと言うと(タイプ2)です。 AKB48の公演はこうやって楽しんで下さい! とか、推しメン作ってもいいんですよ! みたいなことを教えてくれます。
タイトルに「AKB」が入っている2曲については、「AKB参上!」は(タイプ1)で、「AKB48」は(タイプ2)に近い
でしょうか。
さて、今回の「AKBフェスティバル」がどちらのタイプかと言いますと、(タイプ2)の曲で、このタイプを代表する曲になること必至です。 世界観は「みなさんもご一緒に」に近いハッピーソングです。 メンバーは呼びかけます。 「MIXを打てよ!」「推しメンの名前叫べ!」。 AKB48と一緒に盛り上がって、ストレス発散して、楽しもうぜ!悩むことなき歌です。
珍しいのは「ゲイ」という言葉が入っていることで、歌詞に「ゲイ」が登場するのは、3曲目だと思います。
「Dear my teacher」と「オケラ」です。DMTの一番のBメロの部分「ねえ この世には オトコ、オンナ、ゲイしかいないの」この曲、実は結構きわどい歌詞なんですね。
「AKBフェスティバル」は、MVも明るくて楽しい作品になっています。 1番ではメンバーが2人一組で順番にファッションショーの様に登場してきます。 その組み合わせは、登場順に、
(向かって左、右)
大島、前田
渡辺、高橋
板野、柏木
小嶋、篠田
松井、指原
宮澤、峯岸
高城、北原
横山、島崎
となっています。花の扮装をしたダンサーも大人数登場して、そりゃもう大騒ぎの盛り上がりです。 2番の歌詞で「MIXを打てよ!」と言われるので、イントロは(ビートが少し打ちにくいかも
しれませんが)MIX打てます。 (1小節余りますのでご注意を)
ちなみに1番と2番の間の間奏は4小節しかありません。 ここでMIXを打つなら、すぐ「タイガー、ファイヤー…」もしくは「虎、火…」に入らないと間に合いませんので、こちらもご注意を。 (SKE48の「強き者よ」のイントロと同じMIXパターンです)
この曲は、歌詞の通り、ノリノリで髪ふり乱して、難しいことは考えずに盛り上がるのが正解です。