AKB48の姉妹グループで福岡・博多を拠点に活動するHKT48の「スキ!スキ!スキップ!」が、歴代女性アーティストのデビュー曲最高となる発売初週で25万枚を売り上げ、4月1日付オリコンシングルチャートで初登場1位に輝いたことが25日、発表された。
大阪・難波が拠点の姉妹グループ、NMB48が「絶滅黒髪少女」(2011年7月発売)で記録した21・8万枚を妹分が3・2万枚更新した。昨年6月にAKBからHKTに移籍した指原莉乃(20)は「たくさんの方に曲を聴いていただけていて、とても光栄。これからたくさんの諸先輩方に追いつけるよう、みんなで頑張っていきたい」と力強くコメントした。
劇場での活動開始から約1年4カ月。CMで“全国進出”を果たすなど、認知度は発売以前から高かった。発売日の20日のデビューイベントは、AKBの“おひざ元”の東京での開催にもかかわらず5000人が集結。所属レコード会社の関係者は「連日の劇場公演を通して、期待度が高まっていったのではないか」と分析した。
デビューイベントで、HKTの浸透度の高さに思わず涙した指原莉乃(20)にとってはAKB、派生ユニットのNot yet、ソロに続き4名義での首位獲得。最年長としてメンバーを引っ張ってきた指原は「とても光栄。これからもたくさんの諸先輩方に追いつけるよう、みんなで頑張っていきたいと思います」と前を向いた。
この日、指原らメンバー5人は東京で吉報を受け、スタッフが用意した巨大ケーキとくす玉で祝福され大喜び。昨年の選抜総選挙でHKTで唯一ランクインを果たした宮脇咲良(15)は「これからは“AKB48の姉妹グループ”ではなく“HKT48”を確立できるように頑張ります」と宣言。ド派手に全国に殴り込みをかけたHKTが、「日本一」に向け力強い一歩を踏み出した。