<!-- Part2 ミュージャック Mujack 乃木坂46 140404 -->
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──「乃木坂46の生駒里奈」にとって、ここからがシーズン2なんでしょうね。
生駒物語シーズン2!(笑)
──そうですよ。
やるからには本当に……やる。やるよ! AKBさんのライブでも、観た人全員の記憶に1ミリでも焼き付けられるようにするから。それにAKBさんはたくさん劇場公演をやってるぶん、ダンスをめっちゃ鍛えられると思うんです。そこで得たものをうちが乃木坂に持ち帰ることで、周りが「もっとダンスを意識しなきゃ」って思ってくれたら……今でもメンバーは十分にダンスの技術を持ってるけど、その技術にさらにプラスアルファできるようになりたい。
──劇場公演に出てみたいんですね。
出たい! AKBさんの劇場公演のDVDを観たんですけど、AKBさんってやっぱり1人ひとりがちゃんとアイドルとしてすごく輝いてるんです。見た瞬間に「あーっ、アイドルだ。かわいい!」って思えたし。どうやったらそう見せられるのか、実際に劇場公演のステージに立って学びたいんです。
──すごくいいと思いますよ。250人キャパの会場でライブやる経験も、今の乃木坂ではなかなかできないことですもんね。と同時に、東京ドームや国立競技場のような数万人規模のスタジアムライブができるのもAKBの強みなわけで。その両方を経験できるかもしれないという意味では、本当に学ぶべきところが多いと思います。
そうですね。スタジアムなんて人数が多いぶん、埋もれないように個性を出していかなきゃいけないしね。とにかく自分らしくいこうと思います!
──じゃあここからはニューシングル「気づいたら片想い」について聞きたいと思います。今回はかなり大人っぽい楽曲ですよね。
うん。なんか生駒ちゃん的にはちょっと難しいなって思いました、内容が。
──片思いをつづった歌詞についてですか?
そう。だってこの曲の主人公みたいな気持ちになったことないから。だからそれを勉強とか部活とか夢とかに例えてみて、自分なりの表現方法で歌ってます。例えばドラマを観るような感じをイメージして、それを歌やダンスで表現してみたり。
──ドラマの中の主人公を演じるような?
ううん、ドラマを観てるほう(笑)。外から観てるほうが自分に当てはめやすいし、いろいろ思い付くから。
──PVもまた意味深なストーリーですね。
このPVを観てメンバーが死んだらとかいなくなったらとか考えたら本当にヤバくて、めっちゃ泣きました(笑)。かなりん(中田花奈)が「ヤバい。これヤバい」って大号泣してたし(笑)。この作品はPVというよりは10分ぐらいの短い映画を観ているような感じかな。ちょっとファンタジーっぽさもあって、すごく切ないストーリーをキレイな映像でお届け、みたいな(笑)。
──ああ、確かに。今までのシングル表題曲のPVと比較すると、ファンタジーの要素は強いかもしれませんね。
また新しい感じですよね。なーちゃん(西野七瀬)がタンポポの綿毛になって消えちゃうところは自分もすっごい泣いたけど、最後の映像がすごくキレイなんですよ。
──今回は立ち位置も1年ぶりに1列目ですね。
そう言えばそうだった(笑)。
──「君の名は希望」(2013年3月発売の5thシングル)以来ですが、1年前と今とでは1列目に立つ感覚は違うものですか?
そうですね。2列目の「ガールズルール」(2013年7月発売の6thシングル)や「バレッタ」(2013年11月発売の7thシングル)で肩の荷が降りて、自由にやれたのがけっこう大きいのかな。まあでも今回は1列目と言っても端なんで、今まで通り自由にやらせていただきます(笑)。
──でもこの先、再びセンターに戻る可能性もあるわけで。
それもよくいろんな人から言われるんですけど、うちは戻りたいとは思ってない。ときどきノリで「おーう、もう1回センターやってやらあ!」と言うけど、でも戻りたいとはこれっぽっちも思ってなくて。それでももしセンターをやってと言われたときは、以前自分がやってたセンター時代よりもいいものにしたいなと思ってます。
──そこに選ばれたからにはベストを尽くすと?
そうですね。
──ライブで過去の曲を歌うときは、生駒さんが真ん中に立つわけじゃないですか。そこでセンターに立つときの意識は、初めてその役割を与えられた頃と比べて変わりましたか?
以前はただ一生懸命だったけど、今は「どういうふうに見られてるのかな?」っていうことを意識しつつやってるかな。
──余裕が出てきたのかもしれないですね。
うん。ホントに精神的な余裕が出てきました。前は周りから言われたことを気にし過ぎちゃってたから。で、今は一歩引いて見ることができるようになって、周りからの声は1つの意見として聞けるようになりました。「なるほどね」と思えば受け入れるし、自分がイヤと思ったら受け入れないしね。前は何かを言われただけでウワーってなっちゃってたから。
──そう考えると生駒さん、大人になりましたね。
だって、もう18歳だからね(笑)。
──5月30日からは恒例となった「16人のプリンシパル」の第3弾「16人のプリンシパルtrois(トロワ)」がスタートします。
プリンシパルきたー!(笑) でも今回はね、けっこう楽しそうなんですよ。まあ順位とかあるけど、さすがに3回目なので「うわあああ……」って泣いたりすることはないと思いますよ。たぶんね(笑)。
──本当ですか? フリではなくて?(笑)
逆にプリンシパルとかAKBさんとか乃木坂とかいろんなことがゴチャマゼになって泣くことはあるかもしれません(笑)。
──今回は脚本と演出を福田雄一さんが手がけてるんですよね。
そうです。プリンシパルの説明会のときに福田さんが「もう楽しんで、余計なことは気にせずに。せっかくやるんだったら面白くやりましょう」って言ってくれたので。去年は楽しむというより「せっかく赤坂ACTシアターという素晴らしい舞台でやらせてもらってるのに……」とかそういうことばかり気になっちゃって、心の底から楽しいと思える演技ができなかったから、今回は楽しむことを目標にしたいな。役に選ばれる選ばれないは、そのときの結果ですから。
──福田さんはコメディが得意な方ですから、きっと楽しいものになるんでしょうね。
うん。前回の「16人のプリンシパルdeux(ドゥ)」はストーリーがけっこう精神的にくるものだったから……まず冒頭でいきなりおじいさまが死んじゃうし、登場人物を殺したり自殺したりっていうことが続いたけど、今回はちょっと違ったものになりそうなので、そういう面ではメンバーも楽しくやれるんじゃないかな。がんばります!
ここからは生駒里奈の単独インタビューとフォトギャラリーをお届けする。生駒は今年2月24日、東京・Zepp DiverCity TOKYOにて行われたAKB48グループのイベント「AKB48グループ大組閣祭り~時代は変わる。だけど、僕らは前しか向かねえ!~」で、乃木坂46とAKB48チームBを兼任する“交換留学生”に任命されたばかり(参照:“交換留学生”含むAKBグループ大組閣、メンバーに衝撃:“交換留学生”含むAKBグループ大組閣、メンバーに衝撃 / 乃木坂46生駒里奈、AKB兼任にコメント「全力でがんばる」)。これまで乃木坂46とAKB48グループはライバル関係にあると思われていただけに、この突然のアナウンスに驚いたファンも多いことだろう。
そこでナタリーでは大組閣の発表から2週間後の3月中旬、生駒にインタビューを実施。兼任発表までの流れとその前後の心境、そしてデビュー3年目に突入した乃木坂46の「これから」についてじっくり語ってもらった。
──AKB48グループの大組閣で発表された“交換留学生”の件、正直驚きました。
ですよね(笑)。
──生駒さんはあの発表の数週間前に行われた雑誌の取材で、「もしAKB48に行くことになったらどうする?」と質問されましたよね。
ああ、はい。あのときは何も知らなかったから。あれは……横浜アリーナ(2月22日の乃木坂46デビュー2周年記念ライブ「2ND YEAR BIRTHDAY LIVE」)のずっと前ですよね。だから組閣の話はまだみんなの話題にも上がってなくて、そんなに意識してなかった。冗談でまいやん(白石麻衣)とかかずみん(高山一実)とかと「(乃木坂46が組閣に組み込まれることも)あるんじゃない?」「誰か、もう声かけられてない?」って話したことはあったけど、「まあ、あるわけないよね」みたいに流してたから。それよりもあのときは、横アリのライブのことで頭の中がいっぱいでしたしね。
──雑誌ではもしそういう話があったら「(AKB48に)行く」と言ってましたが。
うん。それは乃木坂が去年Zeppツアーをやって(参照:乃木坂46「真夏の全国ツアー」ファイナルはサプライズ連発)、このレベルでお客さんに見せたらダメだなって思い始めたのも大きくて。ライブを少しずつやるようになって改めて1人の表現者として、ライブは生ものであるのと同時に作品だと思うようになったんです。その作品をよりよいものにしたいし、そのためにダンスや歌の技術をどうしたら上げられるんだろうと考えたときに横アリでライブがあって。実は終わったあとに、お母さんに泣きながら電話したんですよ(笑)。「このままじゃダメだ」って。自分のダメな部分にたくさん気付かされたし、そこで危機感を感じて3年目はもっとレッスンしようっていうことになったんです。これから忙しくなりそうだなって思った矢先に、兼任の話がきたから「おお!」って。
──具体的に兼任の話を聞いたのはいつですか?
横アリが2月22日だったから、その次の日の深夜。
──大組閣はさらにその翌日の24日ですから、本当にスピーディな展開ですね。
激動ですよね。また人生が変わったなと思って(笑)。何回変わってるんだろう、乃木坂に入ってから。
──で、23日の深夜に秋元康さんと電話で話したと。
でも急に不安になってきて、結局そのまま朝までずっと泣いて。撮影のときもメンバーがキャッキャ騒いでる姿を見て、またボロボロ泣いて。その日はずーっと泣いてた。
──そうか、その時点ではメンバーにも言ってないわけですもんね。
うん。で、みんなと普通にしゃべってて、「あ、これがきっかけで、乃木坂が壊れちゃうのかな」と考えたら、申し訳なくなってまた泣いて。休憩時間にほかのメンバーが組閣のことが気になってネットを見たら、うちの名前があって「あっ」っていう顔で見るんです、うちを。
──生駒さんから話す前に、先に知ってしまったと。
それでメンバーに説明したら、やっぱりみんな泣いちゃって……ああ、うちのせいでみんなを悲しませちゃって悪かったなと思った。でもみんなすぐに理解して、プラスに捉えて気持ちを切り替えてくれて。それが救いだったかな。だけどファンの方もビックリさせちゃったし、反対署名運動までさせてしまって……まさかここまで大事になるとは……今でもビックリしてます。
──ファンの人はそんなにビックリすると思ってなかった?
うん。だってうち、乃木坂の中でもそんなに人気があるほうだと思わないし。なのにブログのコメントで「生駒ちゃん、AKBに行かないで!」って声が多くて驚いた。
──メンバーとはどういう話をしたんですか?
AKBさんに行きたいから行くんじゃなくて、あくまでも歌やダンスの技術を上げたいし、もっと気を引き締めてやってかなきゃいけないなと思ったから兼任するんだよ、別にみんなを裏切るために行くんじゃないんだよって。一時代を築いたAKB48というグループにうちが行って、学んできた技術を乃木坂のみんなに伝えればそれがきっと乃木坂にとってプラスになるし。うちらはグループの中に先輩がいるわけじゃないから、自分たちで道を切り開いていかなきゃいけないんです。
──生駒さんが乃木坂のことを裏切ったと感じたメンバーはいたと思う?
いたかもしれない。乃木坂っていうものにこだわってるメンバーは多いから。正直……しばらくみんなの前に出たくなかった。怖かったし。でも今はもうみんな味方だから。
──乃木坂にこだわってるという意味では、生駒さんが誰よりも一番こだわってますよね? でも、もし横浜アリーナでのライブが生駒さんだけでなく、メンバー全員が納得いくような出来だったとして、今回の兼任の話があったとしても同じ道を選んでましたか?
うん。うち、自分に自信を持つとダメになっちゃうから。実際自信を持ちかけてたのに、「こういうパフォーマンスを続ければいいのかな?」と思ってたものがあまりにダメだったから、ああ甘かったなって。でもね、たぶんすごくいいライブだったとしても、うちは兼任を受け入れたと思います。だってもっと上を目指したいから。
──デビュー2周年を迎えて、新しいことを始めるための区切りとしてはちょうどいいタイミングだったんでしょうね。
そうですね、うん。それも大きいと思います。
──AKB48の一員として活動することについて、意気込みを聞かせてください。
うーん、正直まだわからない。未知すぎる。でもこないだお母さんと話してたときに「あなたと同級生の子たちが高校を卒業して上京するから、それと一緒じゃない?」って言われて「なるほど!」と思って。
──ああ、なるほど。高校1年生で秋田から上京してきた生駒さんも、もう高校卒業ですもんね。
そうですね。あれから3年近く経ってちょっとは成長してると思うし、高校1年生だった子が卒業して大学に行ったり就職したりするのと一緒かなって。新しいところに行って最初は戸惑うことも多いかもしれないけど、乃木坂で経験してきた2年半があるのでちゃんとやれるんじゃないかなと。一応ね、乃木坂をゼロから作ってきた一員なので。ふふふ(笑)。
──そこは自信や誇りを持っていると。
うん。うちでも乃木坂でこうしてやってこれたんだから、きっとAKBさんでもちゃんとやっていけると思う。ただやり方は全然違うと思うから、そこに戸惑うことはあると思うんですけどね。それを知るために行くわけだし、そこも含めて全部学んできたいなって思います。
──でも交換留学生とはいえ、ライバルグループという“敵地”に行くわけですからね。普通に考えたらすごいことですよ。
だからメンバーもファンの方も驚いてるんですよね。冷静になったときに初めて「おお、これはヤバいことになった!」と思って、あとで具合が悪くなっちゃった(笑)。
──兼任が発表されたあと、ほかのメンバーのブログでは「乃木坂がAKBさんの組閣に含まれると思ってなかった。ライバルだと思ってたのに同じAKBグループだと思われたことが悔しい」と何人かが書いていました。それについては生駒さんはどう思ってますか?
違うものとして見られてたからこんなに話題になったのかなと思って。だって同じ枠の中のものだと思われてたら、メンバーを交換するといってもここまで驚かれなかったと思うんです。それに今まで組閣があっても呼ばれることはなかったから、やっと秋元先生にも乃木坂は力があると認めてもらえたのかなって。でもこれからも乃木坂メンバー全員でもっと乃木坂を強くしていかないと、交換留学をしても「あ、こんなもんか」って思われちゃうから、まだまだこれからだと思います。
──じゃあすでにAKBの一員としてやっていく覚悟はできている?
もちろん。ちょっとは不安もありますけどね。例えば乃木坂にいるときは「乃木坂46の生駒里奈」として全力でがんばるし、AKBさんに行ったら「AKB48チームBの生駒里奈」としてがんばる。まあ基本の人格は乃木坂の生駒里奈だけど、AKBさんに行ってもずっと乃木坂の生駒でやってたら、それはダメだと思うから。実はブログのコメントで「AKB48にいるときもずっと『乃木坂46の生駒里奈です』って言ってね。じゃないとイヤだよ!」という方がけっこういたんですよ……。
──そうなんですね。
その人たちを悲しませちゃうかもしれないけど……例えば松井玲奈さんが乃木坂に来て「SKE48の松井玲奈です」って言ったら、やっぱりそれは違うじゃないですか。そのグループに入ったら、そこの一員として活動しないと学ぶものも学べないし。乃木坂は乃木坂としてやっていくし、AKBさんに行ったらきっと自己紹介とか変えると思うし、そうしないと自分も見てる人も苦しいと思うんです。
──8月になったら乃木坂46も結成3周年を迎えます。生駒さんはメンバーの中で誰よりも濃い3年間を送ってると思いますよ。
本当にまだ3年なのかな。うーん、よくわかんない。よくこういうインタビューで昔のことについて「覚えてますか?」って質問されるけど、毎日いろんな事件や出来事があったから本当に「え?」って思っちゃうんです(笑)。
──しかもすべて初めて経験することばかりですもんね。
そうなの。よくここまでやってこれたなって思います(笑)。
──生駒さんは乃木坂の中でも、いろんな夢を叶えてますよね。大好きなマンガ「NARUTO-ナルト-」に関わる仕事もしたし、ファッション誌「KERA」の表紙を飾ったり、ファンと公言する人たちにもたくさん会えたし。
強く思えば夢は叶うんですよ。
──そういう人が次に何を望むのか、すごく気になります。
ふふふ(笑)。でもうちの場合、ほかのみんなの夢よりも叶えやすいものだったのかも。まだ叶えられてない夢だったら、例えばもっと地方でライブがしたい。特に秋田でやりたい。
──そうか、地元凱旋単独ライブはまだ実現してませんもんね。
AKBさんに先を越されたのがめっちゃ悔しくて。
──でもそれで、AKBとして秋田に行くことになったらどうする?
うち、もう泣いちゃうかもしれない(笑)。その夢だけは乃木坂で叶えたいんです。今の一番大きな夢は、乃木坂として秋田でライブすることですね。地元に恩返ししたいんです。あと、秋田で番組を持ちたい。テレビでもラジオでもいいんで。とにかくしゃべる技術も上げたいし、地元にももっと貢献したいなあ。
──では生駒さんは……いずれ訪れるかもしれない乃木坂46卒業後のことについては考えてますか?
うん。やっぱり今のうちにダンスや歌をしっかりがんばって、もしアイドルを辞めてもそれを生かした活動ができたらいいなって。今しかできない、今が楽しいだけだったら意味がないんです。今だけ楽しい生活を送りたいんだったら、今すぐ乃木坂を辞めて普通にダンスを習ってたほうがいいと思うし……ああ、いろいろ思い出した! うち、秋元先生に電話で「ここで簡単に諦めたくない! 辞めたくないんです!」って叫んだんです(笑)。せっかく今こういう世界にいられてるんだから、続けていけるところまで続けたいんです。
──西野さんはこのタイミングで初めてセンターになりましたよね。それによってみんなを引っ張らなきゃいけないといった意識の変化があって、秋元さんとの関係を見つめ直そうと考えたところもあるんでしょうか?
西野 うーん……ちょっとはあったかもしれない。でも私はもともと人をまとめたり引っ張ったりするタイプじゃないし、いまだにセンターになったっていう実感はあまりなくて(笑)。それに乃木坂って毎回センターが変わるんで、この曲では自分の立ち位置が真ん中になったっていう、本当にただそれだけです。
──いやいや、次も西野さんがセンターに立つ可能性だってあるわけですよ?
西野 いやあ、本当に一度きりだと思ってやってるんで。一度きりでいいんですよ。ほかの子も順番でやったほうがいいと思ってるし。
秋元 そう、なーちゃんはずっと「一度きり」だって言ってるんです。私はなーちゃんがセンターになるべくしてなってると思ってるので、そんなに謙虚すぎなくてもいいのになって。
西野 いやいやいや……でも最近自分でも思うんですよ。センターになってから人前で話す機会が増えて、そのたびにマイナスな発言ばかりしていて、自分でもだんだんと「自分、なんなんだ?」って思い始めていて(笑)。ちょっとは変わらなきゃなって考えるようになりました。かといってどう変わればいいのか……急に自信を持ち始めるのも違うし。
秋元 でもそういうところがなーちゃんの魅力なんですよね。
──その意識の変化は、先日の「乃木どこ」でのバンジージャンプにも表れてるんでしょうね。(注:西野は3月放送のテレビ東京系「乃木坂って、どこ?」で、新曲ヒット祈願で香港・マカオタワーからのバンジージャンプに挑戦した)
秋元 私はお母さんと一緒に泣きながら番組を観ました。
西野 ほかのメンバーも番組を観て泣いたって言ってくれました。うれしいんですけど……その涙はちょっと申し訳ないなって。
──あはははは(笑)。そこでも謙虚なんですか!
西野 ブログのコメントでも「勇気をもらいました」って言葉がすごくうれしくて、それを観て飛んでよかったなってすごく思いました。でも……もうイヤですけど(笑)。
──ニューシングル「気づいたら片想い」についても話を聞かせてください。西野さんは自分がセンターに初めて立つ曲を最初に聴いたとき、どう思いましたか?
西野 すごくいい曲だなって。でも最初に聴いたときは自分に合ってないんじゃないかなと思ってしまったんです。どちらかというと、ななみん(橋本奈々未)、まいやん(白石麻衣)のイメージに合った大人っぽい曲で、しかもめっちゃ恋愛がテーマの歌詞だし。だからちゃんとこの曲のイメージに合うようにがんばっていこうと思いました。
──この曲はPVも印象的な内容で西野さんが死んでしまうというストーリーですが、曲が持つ失恋の切なさとはまた違った切なさがありますよね。
西野 ライブシーンを撮る前に「自分はこのあと死ぬんだ」と気持ちを作り込んで臨みました。実はあのシーンは最初に撮影したんですよ。だからまず「死にたくない……」っていう気持ちを作ってから本番に入ったんですけど、ほかのメンバーも気持ちが入っていてパフォーマンスしながら泣いてるんです。死んじゃう役だからあまり喜んだらいけないのかもしれないけど、演技とはいえ自分のために泣いてもらえるのは本当にうれしかったです。
秋元 なーちゃんの役への入り込み方は本当にすごくて、なーちゃんが倒れてみんなが駆け寄っていくシーンが続くと、「本当になーちゃんは具合が悪くて、もうすぐ死んでしまう」と勘違いしそうになるんです。だから楽屋にいるときも「本当に死んでしまうんじゃ?」と心配になっちゃうんですよ(笑)。
西野 いやいやいや。普通にごはんいっぱい食べてたけど(笑)。
秋元 そこまでの入り込み方があったから、すごく切ないPVになったのかなと思います。
──西野さんは以前のインタビューで演技をするのもPVを撮影するのも好きだと言ってましたが、そういう意味では今回の撮影はすごくやりがいのあるものだったんじゃないですか?
西野 そうですね。体力的にしんどいこともあったんですけど、すごく楽しかったです。ただ、これは言っておきたいんですけど……今回のPVで、私ばっかり映ってるのがすごく申し訳なくて。
秋元 ほら、こういうことばかり言うんですよ(笑)。
西野 いやいや、本当に言っておきたくて。だって、(和田)まあやとかひなちま(樋口日奈)とかきいちゃん(北野日奈子)とか初めて選抜入りした子のファンの人は、「俺の推しが選抜入りしたから、以前よりもいっぱい映る!」と思ってPVを観るわけじゃないですか。なのに「なんで西野ばっかりなんだよ!」って絶対に思ってるんじゃないかなって……別に誰も悪いわけではないんですけど、今回はたまたまこういうPVだったというのもあって。個人のリップシーン(アップの歌唱シーン)もないし、それがすごく申し訳なく感じてます。しかも、もう1本のPV(「ロマンスのスタート」)もソロショットがなかったので、せめてこっちは1人ひとりワンショットで映すのをやってほしかったなって。これは本当にいろんな人に謝りたいです。
秋元 ……本当にいい子ですよ、なーちゃん。こういうふうに考えてるってことを見てくれてる人はわかってるから、みんな応援してるんだと思います。
──西野さんは本当にすごい人ですね。こういう考え方のセンターって今までにないと思いますよ。
西野 すごくないですよ。自分がセンターじゃなくて3列目だったとしたら、「自分、全然映ってないな」とか思っちゃうんです。1列目も2列目も3列目も全部経験してきたから、今は常に後ろも意識して「ちゃんと見えてる?」ってなるべく聞くようにしてます。
秋元 本当にそうなんです。よくなーちゃんが後ろを向いて言ってるの、見ますし。負けず嫌いなのに、そうやって他人のことを考えられるっていうのが本当にすごいと思います。
──こうやっていろいろ話を聞いて、ふと思ったんですけど……秋元さんが西野さんに対して距離を縮めようといろいろしてたことって、「気づいたら片想い」っていう曲のテーマにすごく一致するなと(笑)。
秋元 あーっ、確かに! じゃあなーちゃんに片思いしてたんですね、私(笑)。
乃木坂46が4月2日に8thシングル「気づいたら片想い」をリリースすることを受けて、ナタリーでは特集ページを公開。特集第1弾では、西野七瀬と秋元真夏のインタビューとフォトギャラリーを掲載する。これまでほとんど交わることがなかった2人の関係性は、2月の横浜アリーナ公演で起こった出来事を機にどう変わったのか。横アリ前、横アリ後の心境をたっぷり語ってもらった。
また4月1日公開予定の第2弾では、生駒里奈の単独インタビューとフォトギャラリーを紹介。2月24日に発表された「AKB48グループ大組閣祭り~時代は変わる。だけど、僕らは前しか向かねえ!~」で、乃木坂46とAKB48チームBの活動を兼任する“交換留学生”に選ばれたことを受け、彼女の本音をじっくり聞いた。
事件は今年2月22日に神奈川・横浜アリーナで行われた乃木坂46のデビュー2周年記念ライブ「2ND YEAR BIRTHDAY LIVE」の公演中、とある映像パートのナレーションを西野七瀬が務めたときに起こった。このパートでは2012年夏から冬にかけての出来事を振り返るのだが、西野は「16人のプリンシパル」上演(参照:乃木坂46初劇場公演は試練の連続、生田&生駒が本音語る)や秋元真夏の電撃復帰(参照:乃木坂46新選抜に34人目のメンバー、新たに八福神も)についてのセリフを読み上げていく中、秋元の復帰により環境がガラリと変わったことで彼女と素直に接することができなかったと、当時の心境を初めて明かす。そして最後に「あのときは言えなかった言葉でこの曲を始めます。真夏、おかえり。一緒にがんばろう」という西野の声が場内に流れると、客席からは怒号のような歓声が沸き起こり、ライブはそのまま4thシングル「制服のマネキン」へと突入したのだ。
西野と秋元はこの瞬間まで、ファンの前でもプライベートでもお互い交流する機会はあまりなかった。実際、一部ファンの間では「2人は不仲では?」という声もあったという。そんな微妙な関係性だからこそ、横浜アリーナでのあのナレーションに思わず喜びの声を上げたファンが多かったのだ。なぜ西野はあのタイミングで「真夏、おかえり」と言ったのか。そして秋元はそんな西野のことをどう思っていたのか。2人に本音で語ってもらった。
──まずは横浜アリーナでの西野さんのナレーションについて。あのセリフはどうやって決めたんですか?
西野七瀬 あのナレーションはビデオ演出の方と相談しながらライブの前日か当日に横アリの一室で録ったんですけど、最初は内容について「おまえ的にはどうだ?」って聞かれて「全然大丈夫ですよ」と返事したんです。でもそう答えたものの、やっぱりどんな感じになるのかちょっと不安で。最後の「真夏、おかえり」っていうところは自分でも読んでて……なんか感覚が違うんですよ、ほかのセリフと。
──どう違っていたんですか?
西野 あれを読むまで本当に真夏に「おかえり」って直接言えてなかったんです。そういうことを初めて、しかもたくさんの人がいる前で聞くのかと思ったら……なんですかね、ちょっと言葉では言い表せない感情なんですけど……。真夏が復帰したときに、どう接したらいいのかわからなくて。私はもともと人付き合いがすごく苦手で、友達からもイヤな子って思われたりしてたので、真夏が復帰してからの1年ちょっとの間、自分が子供すぎたなと思ったんです(笑)。ライブのあとにブログにも書いたんですけど、もし自分が真夏の立場だった場合、今の真夏みたいに振る舞うことは絶対にできなかったし、あとから自分が乃木坂に入っていったことですごく不安だっただろうし、みんなが自分のことをどう思ってるのかなっていうことが気になって、そこから一歩も動けないでずっと自分の殻に閉じこもっちゃっただろうなって。そこを真夏はどんどんクリアして、みんなと仲良くなっていって、今では握手会で“釣り師”と言われるまでになったわけですからね(笑)。
秋元真夏 いやいやいや(笑)。
西野 すごいなって思います。
秋元 私も復帰したときに、私のことをよく思わない子がいるだろうなってことは頭の中にあったから、時間をかけてみんなとの距離を縮めていけたらなと思っていたんです。
──以前インタビューしたとき(参照:乃木坂46「制服のマネキン」特集 - 秋元真夏に訊きたい46のコト)も言いましたけど、秋元さんって本当に芯の強い人だと思います。
秋元 ある意味図々しいのかも(笑)。
西野 なな(西野)より大人だからだよ。
秋元 ううん(思いっきり首を横に振る)。あきらめが悪いんですよ。1回ダメでも「もしかしたら次はいけるかもしれない」と思って、次のタイミングを狙ってちょっとずつ距離を縮めていくみたいなことをしちゃうんです。本当にイヤな人からしたら鬱陶しいなと思うかもしれないんですけど、ちょっとずつ入っていこうとしちゃうんですよね、昔から。
──西野さんの中で秋元さんを受け入れるというか、2人の距離が縮まったと感じたのはいつでしたか?
西野 本当に横アリの、あのナレーションが流れた瞬間です。それまでは2人で一緒に写真も撮ったことがなかったし(笑)、どちらからも話しかけることもなくて。実は横アリの前くらいから、ちょっと距離を縮めたいと思っていたんです。真夏ってよく(斉藤)優里やらせいらりん(永島聖羅)やらにすごくイジられるんですよ(笑)。ななはその2人とけっこう仲がいいんですけど、2人が真夏のほうに行ってても自分は行けないんです。本当は行きたいのに、急にイジるのも変だし。けど、どうやって距離を近付けていいかも人付き合いが苦手だからわからなくて……。
──そこまで考えてしまうのが西野さんらしさなんですよね。だって何も考えてなかったら、そこでスッと行けちゃうと思うんです。
西野 いやいや。
秋元 ゆったん(斉藤)やせいらりんが私をイジってくるときに、なーちゃんも入ろうとしてくれてたなんて思ってもみなくて。それ自体もすごくうれしいですけど……実は私、なーちゃんに近付くために細々とやっていた作戦があって(笑)。2人でいきなりこうやって話すのってハードルが高いじゃないですか。だからなーちゃんがゆったんとかせいらりんとかかずみん(高山一実)とかと楽屋で話してるとき、その中にスッと入って「あ、そうだよね?」って会話をし始めて、なーちゃんが言ったことに対して「えーっ、そうなんだ!」って1人で返してれば、いつか近付けるかもしれないと思って、いちいち返事をしてたんですよ(笑)。ちょっとずつ行けばその会話の輪の人数が5人から4人、4人から3人になって、気付いたら私となーちゃんの2人っていうのもあるかもしれないなって思ってたんですけど、そういうことを考えてる途中で横アリがバーンときて、一気に100段くらい階段を駆け上がった感じですね(笑)。
──西野さんはその秋元さんの行動に気付いてたんですか?
西野 いやあ……。
秋元 ダメだった! 作戦失敗!(笑)
西野 いやいやいや(笑)。でもそう考えていてくれてたことも知らなかったんで……。
──秋元さんは西野さんとの距離の遠さをどういうタイミングに感じてたんですか?
秋元 避けられてるとは思わなかったですけど、でもよく考えると2人になってしゃべることとか楽屋で隣の席で一緒にお弁当を食べたりとか、そういうことがなかったし。やっぱり溝があるんだなっていうことをずっと思ってました。
──その溝の理由は、自分が途中から乃木坂に加わったからだとか考えたりするんですか?
秋元 考えました。最初の頃はけっこう悩んでいろいろ考えてたんですけど……私、周りからポジティブに見られるんですけど、実際にはかなりネガティブで(笑)。昔の自分ならすぐにあきらめて「受け入れてもらえなそうだから、やめておこうかな」って閉じこもってたんですけど、最近は「ちょっとでも距離を縮めたいな」とか「せっかく同じグループのメンバーなんだし、みんなと仲良くやっていきたいな」とか思うようになったんです。だから地味にジワジワといろいろやってたし、一言でもしゃべれただけで「やったー!」と1人で思ってたんですよ(笑)。
──秋元さんが復帰したタイミングにそれまで七福神だった西野さんが外れて、そこに秋元さんが加わります。西野さんはそれに対してどう思ってましたか?
西野 いやあ、なんか……初めは自分だけが七福神から外れたことに気付いてなくて(笑)、あとで気付いたときはすごい涙が出てきて「もう大阪に帰ります!」と言ってスタジオから逃走しようとしたんです(笑)。スタッフさんに引き戻されたんですけど、けっこう荒れ模様でした。いろいろ考えると……別に真夏が悪いわけじゃないし。
──まあ、そうですよね。
西野 ……っていうことを必死に考えるんですけど、あんまりポジティブな人間ではないんで、ずっと引きずってましたね。
──頭では理解していても、一度そういう感じになってしまったことで余計に接し方がわからなくなってしまった?
西野 それですね、まさに。そこから「どうしたらいいんだろうな……」って思ってましたけど……うーん……ただただ真夏のことをすごいなって思いながらも、自分からは近付いていけない。真夏も自分にしゃべりかけることもたぶん……できないじゃないけど、しづらいんだろうなって思ってましたし。でも「君の名は希望」(2013年3月発売の5thシングル)のときに自分の気持ちが落ち着いてきたんです。「君の名は希望」のタイミングで「別に七福神、八福神にこだわらなくてもいいんだな」と思えたらすごく落ち着いて、もう執着するのはやめようと思えました。
──以前のインタビュー(参照:乃木坂46「ガールズルール」特集 - 西野七瀬が掛川花鳥園で過ごす1日)でも言いましたが、西野さんがあるときから急に目を惹くようなパフォーマンスをするようになったんですよ。それがまさに「制服のマネキン」から「君の名は希望」の時期で。
西野 「制服のマネキン」は乃木坂にとって初めて激しいダンスチューンだったので、自分の抱えてる思いとかモヤモヤをダンスにぶつけてたときもありましたね(笑)。
──結果、そこで一皮むけたと思うんです。
西野 真夏が来たことがすごい刺激になったので。だから真夏が帰ってきてなかったら自分はどうなってたのかなって。なんか冴えないまんまずっといて、「制服のマネキン」も特に何も変わることなく踊ってただろうなって思います。
秋元 ……正直今までのこういう話が聞けて驚いてます。3枚目のシングル(2012年8月発売の「走れ!Bicycle」)のときになーちゃんが七福神入りしたじゃないですか。そのときに「メガシャキ」のCMにもなーちゃんが出てたのを観て感動して、「よかったね、なーちゃん!」っていちファンみたいな感じでテレビを観てたんですよ(笑)。でも次のシングルで自分が復帰したタイミングで福神を入れ替わって、どうしたらいいんだろうと思ってたんで、こういうことを語る日が来るとは思ってもみなかったです。
西野 うん。
──ちょっと横浜アリーナでのナレーションの話題に戻ります。ナレーションが流れているときは2人はどこにいたんですか?
西野 センターステージの下のところで。
秋元 同じ場所で待機してました。
西野 私、ナレーションの内容を誰にも言ってなかったんで、すごく緊張してたんですよ。
──ほかのメンバーもみんなその場所で聞いてるわけですよね。
西野 そうです。で、「真夏、おかえり」って流れたときに真夏が視線の先にいたんですよ。それで……すごい泣いちゃって。
秋元 瞬間的に泣いて(笑)。
西野 まさか泣くとは思ってなくて。そこで一気に壁が崩れた気がして、自分から真夏に抱き付いてました(笑)。
秋元 すっごいビックリしました。そこで「あ、なーちゃんと普通に接していいんだ」ってやっと思えました。それ以前に、ライブ中に「真夏、おかえり」なんて言われるとは思ってなかったし、リハーサルのときもそのパートだけ音声が流れなかったんですよ。でもいざライブのときにあのナレーションを聞いたら、ステージに出る数十秒前なのに涙が止まらなくて。しかも私、ここ(「制服のマネキン」)からその日初めてステージに出るのに、そんなことも忘れるくらい大泣きして、その瞬間になーちゃんが抱き付いてくれたのもあって、ステージに出たら完全に放心状態で「制服のマネキン」を踊ってました(笑)。
西野 私、動揺して振りをめっちゃ間違えました(笑)。でもあのときの「制服のマネキン」は今までにない感じでした、自分的には。
秋元 乃木坂に入ってから一番ビックリしたことかもしれない。最初にああいう形で復帰したのもビックリしたけど、それを上回るくらいビックリして。今思い出しても鳥肌が立つくらいですよ。
──ほかのメンバーから何かリアクションはありましたか?
秋元 私、「制服のマネキン」のあとにすぐステージから捌けて次の出番まで何曲か待ち時間があったんですけど、そこで大泣きしてるからほかのメンバーが心配して集まってきて。「どうしたの?」って聞かれて私も「もうダメーッ! あんなことがあったら泣いちゃう!」って答えてたら、(桜井)玲香が事情を理解したみたいで「よかったね! ホントにこんな日が来るとは思わなかったよ!」みたいに慰めてくれたんです(笑)。みんなこの状況はわかってたと思うんですけど、私が泣いてたことによって祝福モードみたいな感じで「よかったね!」と言ってくれました。
──お客さんの反応もすごかったですね。
西野 あそこで泣いたっていう人がけっこう多くて、そのあとの握手会で「僕たちも放心状態で、そのあとの『制服のマネキン』で盛り上がれなかったよ。ゴメンね」って言われちゃいました(笑)。
秋元 アンコールの「人間という楽器」で外周を回ってたときにお客さんからあんまり見えない位置でたまたまなーちゃんと一緒になって、「ゴメンね!」って言って抱き付いてくれたんです。そこで私はまた顔が涙で崩壊しちゃって(笑)。なーちゃんと別れたあともずっと顔を手で覆っていたから、きっとお客さんも「なにこの子?」と思ってたんじゃないかな(笑)。
──全然関係ないタイミングでいきなり泣き始めたと思われますしね(笑)。
秋元 そうなんです。あと、ライブのあとでブログになーちゃんとのツーショット写真をアップしたんですけど、あの写真を撮るタイミングがすごく難しくて。ほかのメンバーがいる前で撮るのは恥ずかしかったんですよ。「うわー、さっそく行ってるよ」みたいに思われるんじゃないかなって(笑)。だからなーちゃんの動きを観察して、廊下に出たタイミングに「今だ!」って携帯を持って出て行って一緒に撮ったんです。
──西野さんはそのとき、どう思いましたか?
西野 うれしかったですよ。ななも撮ろうと思ってたんですけど、ちょうど手元に携帯がなくて。そのあと仕事で一緒になったタイミングに「撮ろう」って何度か言おうと思ったんですけど、確かにほかのメンバーの前で撮ろうって言うのが恥ずかしいんですよね。
秋元 じゃあ取材が終わったら撮ろうよ?
西野 うん、いいよ(笑)。
秋元 横アリで壁は崩れたんですけど、逆にお互いのことを意識し過ぎちゃって、ちょっとどうしたらいいか……っていうところだったんで、今こうしていろいろ話せたことでもっと普通に接することができるようになれたらなと思ってます。
4月8日のたかみなの誕生日会を
昨日やりましたー(^○^)
AKB48大集合~
たかみなをお祝いするために
みんなが集まりました‼︎
こんなに集まるのも
彼女の人柄ですね
懐かしい歌を唄ったり、
持ちネタを披露したり、
賑やかな誕生日会…♪(*^^)o∀*∀o(^^*)♪
思い出のほとんど
を歌うあつみな。笑
↑たかみなの感極まったフリ。。。笑
そして、
日にちをまたいで
二十歳を迎えた、まーちゅん こと
小笠原茉由ちゃん☆
完全移籍ということで
NMBからAKBになる彼女。
どうして自分が⁈って
疑問を浮かべるかもしれないけど
そんなこと考えず、
今までの彼女通り芸達者に、
縦横無尽にいろんなことに
突っ込んでいってほしいですね(^○^)
トークの安定感、キレは
AKBのメンバーにいい刺激を与えてくれる存在になると思います
たかみなも、まーちゅんもお誕生日おめでとう*\(^o^)/*
6月に行われる「第6回AKB48選抜総選挙」への立候補をブログで表明した、AKB48の柏木由紀。その投稿内容に、卒業を示唆するような“意味深”な言葉が含まれていると、ネットで話題になっている。古参メンバーの卒業が相次ぐAKB48だが、またしても人気有名メンバーがグループ離脱となってしまうのだろうか?
話題になっているのは、10日に柏木がブログに書き込んだ「もう少しだけ。応援していただけたら嬉しいです」という一文。久々の投稿であること、また立候補したことの発表が遅れたことを謝罪しながら、「ソロでしかできないこともあるけど、AKBグループでしかできない楽しいこともたくさんあります!」「見たことのない景色を見られるまで。がんばります(^^)」と続けている。
「この発言に、ネット上では『今回で最後?』『センターをやってみたいってだけじゃ』『時期はわからないけど、卒業は見据えているのだろう』と、さまざまな憶測を呼んでいます」(芸能ライター)
柏木は2013年からソロ活動を開始し、AKB48メンバーでは史上初の個人レーベルを設立、CDリリースにコンサートと精力的に活動している。
「昨年11月には、柏木は卒業生を含めたAKB48メンバーの中で、初の横浜アリーナでの単独公演を行っています。AKB48としては大規模集客の公演は何度も行っていますが、ソロで1万人キャパの横アリ公演を成功させた柏木だけ。不動のセンターといわれた前田敦子は、卒業後のソロコンサートで、2,600人規模のZepp Tokyoを埋められなかったと話題になり、渡辺麻友や板野友美など、有名メンバーのソロコンサートにしても会場のキャパシティは2,000人台です。AKB48卒業後のメンバーは軒並み行き詰まっているといわれていますが、柏木は卒業後も安定した人気を保てるかもしれませんね」(同)
今回の“意味深”投稿には、「実は『最後最後詐欺』かも」という「卒業を匂わせて票を稼ぐ作戦」を疑う人も。発表がないうちは予断できない状況だが、柏木の今後の発言とともに、まずは6月7日の総選挙開票を待ちたい。