先日の青梅市の大火事
火元は、以前お食事に伺ったお宅のそばでした。
最近は、大抵のことはネットで調べるのですが、
ネットでもわかりません。
かと言って、直接電話をするのも躊躇します。
焼け跡の写真から、あの素敵な家が見当たらないので
燃えてしまったのかと気を揉んでいます。
70歳くらいのご夫婦が、第二の人生と
都会から多摩の方に家を建て、
好きな料理を振る舞っていたのです。
2人ともお元気なご夫婦で、第二の人生を生き生きと過ごされていたのです。
もし焼けていたら、喪失感はいかばかりでしょう。
その年齢で再出発とは、辛すぎます。
あと半年もすれば、私は還暦です。
私の若い頃のイメージでは、悠々自適が目の前と思っていましたが
まさかダブルワークをしているなんで、思いもしなかったです。
でも、働ける身体には感謝です。
還暦を迎えるにあたって、これからの生き方について考えます。
そして、本に頼ったりなんかして。
六十歳からの自己実現というタイトルで選びましたが
まだ私には早かったようです。
まだピンとこない。
しかし、詩集の方は心に染みました。
受いれるというのは、難しいですね。
でも、加島さんの他の本を読んで、
ご本人が、あるとき1人だけ受け入れなかったことが書かれてあったので
私と同じだ。と、ますます受いれるの詩が、沁みました。
求めない。
こちらも同じく、人間は求めてしまうから。
求めない人が書いた詩だとしたら、教訓のようですが
もがきながら書いているから沁みるのです。
最近、好きだったテレビ番組ポツンと一軒家を、見たくなくなったのです。
なぜなんでしょう。
コロナ禍で、里帰りも出来ず、
職場の人間関係の煩わしさを、
淡々と働くことで自分の心を誤魔化しながら過ぎていく。
自分らしくない。
自分らしさは、保育園で!
そう自分に言い聞かせているけどね。
私には、自由な時間がもっと必要だ。
しかしお金も必要だから、今はこうして働くしかない。
ずっと東京で過ごしたい気持ちが、
少し薄れてきたのは、コロナのせいだけでもあるまい。
もちろん、私が必要とされれば、体が続く限り頑張るつもりだけれど
週末、ちょっとドライブでもしてみようかな。
自然に包まれたい気がする。