太宰治の文学散歩!
やっと行けました。
三鷹駅で集合でしたが、結構な人数でした。
通行の邪魔にならないように
4.5人のグループに分けて、
ボランティアガイドさんについて行きました。
数ヶ月前に一人で歩いたけれど、やはりガイドさんがいると全然違います。
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禅林寺には、太宰治のお墓があります。
ここは、太宰の奥さんとの散歩コースだったところで
森鴎外のお墓があり、自分もここがいい。
と言っていたそうです。
津軽に墓を建てることは、実家の方から反対されたこともあり
ここになりました。
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どちらも、森林太郎と本名です。
お墓の文字を書かれた人は、
お菓子の中村屋や、お酒の日本盛の文字も書かれました。
なんとなく丸みのある優しい文字です。
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そして、いよいよ太宰のお墓
斜め向かいにあります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1e/53/f9ef54b13eab4b2daa50e50897293d02.jpg)
鶴丸の紋がありました。
息子の高校と重なり、少し気になりました。
奥様は、聡明な方で
口述で手伝ったり、アドバイスをしたりしたそうで
したそうで、その頃の作品は明るかったそうです。
女生徒などがそ、その頃で川端康成に評価されたとか。
いろんな文学者との交流も興味深いです。
位置関係ですが、男性の斜め後ろが森鴎外、前が太宰治で、大きな桜の木がありますので
今度は、桜の頃に来たいです。
太宰の住んでいた場所には、平屋の借家があります。
芸人の又吉さんが住んでいたところで
人気の場所なので、皆さん一年ほど住んでは交代というのが暗黙のルールだそうです。
ツアー仲間で人気のあった写真
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4a/df/742a5d9d6412bb832f302f6613135ba3.jpg)
まだ無名だった太宰が、銀座のバーで
最後の一枚のフィルムで撮った写真です。
母性本能くすぐられます。(笑)
玉川上水に行きます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/21/bd/5efe3331cb58855f97a658d090c2c207.jpg)
この方が、山崎富栄さんです。美しいかたですね。
太宰はメガネの女性は好みでなかったそうで
彼女も聡明でしたが、太宰の好みに合わせて、メガネを外していたとか。
心中しておきながら、奥様には
一生、あなただけを愛しました。
などと、遺書を書いたというのですからね。
でも、奥様はその遺書があったから、生きられたそうです。
師匠である井伏鱒二さんの悪口を書いて
丸めてゴミ箱に捨てた遺書の下書き?が
広げられて、残っています。
実はそれが本音だったのではないかと。
心中というから、二人の愛のためにと思っていましたが
小説が書けなすぐなったからと書いてありました。、
本音なのか?残された家族への気遣いなのか?
どちらにしても罪な男ですね。
玉川上水も長いので、入水した正確な場所はどこだろうと思ったら、目印がありました。
この玉鹿石が目印です。
津軽から運んできた石だそうです。
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この石の道路の向こう側にあります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/19/f6/83aeb362477b3d88bb9635a802cf317d.jpg)
ここに太宰の下駄などが置かれていたそうです。
今は水かさもないですが、当時は急流で確実な場所がここだったそうです。
柵もなかったそうです。
希望者は、太宰治の作品の朗読を聴きながらの食事です。
私も、どうせ一人ランチの予定でしたので参加しました。
津軽出身の方の津軽弁の朗読良かったです。
そのあとは、太宰が陸橋で写ってる場所へ移動です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/05/bb/ec7281dc5308d16a5e5ce29ea758c2e1.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1f/42/cf3eae4d77d544fb44e019948e4f63f8.jpg)
この二枚の写真と同じ場所で写真を撮りました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5c/3d/401f4e4048282aa2f276b94b1c9ec276.jpg)
コロンビアと書かれていますが
イギリスのレールを使ったそうです。中が窪んでいるでしょ?
今は、一部を除いてネットがありますが、昔はなかったそうで、
子どもには危なかったそうです。
でも、何かあったときは親が悪い。ということでした。
玉川上水も柵がなかったので、
気をつけないと滑って危険でした。
昔は、子どもに危険なことがあると親が怒られたけど
今は、親が怒る。と笑い話でした。
ほんと、そうです!
友達には、太宰が好きな人がいなくて
ブログに書くくらいしかできなかったけど
こうやって、太宰ファンと一緒に散歩して
いろんなお話が聞けて、とても楽しかったです。
読みたい本がまた広がりました。
来年、桜の頃にまた行きたいな。