韓国では新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)の新規感染者が連日急増しており、最近4日間に首都圏だけで600人を超える新規感染者が発生した。全体人口の半分が居住する首都圏における感染者の増加に、首都圏の大流行および全国再拡大の可能性に対する懸念が高まっている。韓国政府は現状況を「大規模再流行」の初期段階とみなし、ソウル・京畿(キョンギ)・釜山(プサン)は「ソーシャル・ディスタンス」段階を第2段階に強化した。
疾病管理本部中央防疫対策本部によると、16日午前0時基準で、ソウル・京畿・仁川(インチョン)の新型コロナ新規感染者は前日同じ時間に比べて245人増えた。14日72人、15日145人に続き、爆発的に増加しながら3日間で462人も増加した。同じ期間、全国新規感染者548人の84%に達する数値だ。
加えて、各地方自治体によると、16日午前0時から午後9時までソウル86人、京畿66人、仁川3人など首都圏だけで155人の患者が追加で発生した。これに伴い、4日間の首都圏の新型コロナ新規感染者は少なくとも617人に増えることになった。16日午前0時基準で、全国の新規感染者も279人で、3月8日(367人)以降で最も多かった。
首都圏の感染者数の急増には、ソウル城北区(ソンブクク)の教会から始まった集団感染(クラスター)が大きな影響を及ぼした。対策本部によると、16日正午基準で、この教会の累積感染者は249人で前日(59人)より190人も増えた。対策本部は「7~13日に教会訪問歴のある教会信者および訪問者は自宅隔離後、速やかに検査を受けてほしい。措置に従わない場合、処罰を受ける場合もある」と明らかにした。
保健当局はまた、8日の景福宮(キョンボックン)付近の集会(午後2~5時)と11~12日(午前11時~午後3時)に運営された京畿道高陽市(コヤンシ)の花井(ファジョン)駅署名ブースにもこの教会の関連者が参加した状況が確認され、追加で患者が発生する可能性があると明らかにした。京畿道龍仁市の別の教会関連の感染者も16日正午現在126人に増えた。この教会では礼拝中に聖歌隊がマスクを着用しないまま歌を歌っていたほか、礼拝後の団体での食事や平日の家庭訪問礼拝なども行われたと保健当局は明らかにした。
感染者の急増によりソウル・京畿地域で「ソーシャル・ディスタンス」が第2段階水準に強化された16日にも、一部の教会は防疫規則遵守を十分に守っていなかった。中央日報がこの日、ソウル広津区(クァンジング)にある7カ所の教会を確認した結果、3カ所では発熱チェックをしておらず、2カ所は昼までしていた。京畿道水原(スウォン)の大型教会でも、礼拝を率いる讃揚隊10人がマスクを使わないで歌を歌い、、代表祈祷を捧げる男性長老や担任牧師もマスクを着用していなかった。
防疫当局はこれまで首都圏地域の新型コロナの流行を最も懸念していた。人口2500万人が密集する首都圏で新型コロナが拡大した場合、爆発性が大きいためだ。
中央防疫対策本部の鄭銀敬(チョン・ウンギョン)本部長は14日の記者会見で「首都圏はややもすると大規模集団流行につながりかねない厳しい状況」と懸念した。
嘉泉(カチョン)大学吉(キル)病院のオム・ジュンシク教授は「2~3月に大流行した大邱(テグ)は人口が250万人だが、首都圏は人口が多いうえ人口密度が高く、居住者の移動範囲もはるかに広い」とし「初期対応を間違えれば、大邱よりも深刻な状況に陥りかねない」と指摘した。翰林(ハンリム)大学江南(カンナム)聖心(ソンシム)病院のイ・ジェガプ教授は「今後3~4日中に一日の新規感染者が400人以上に増えれば統制が非常に難しくなるだろう」と懸念した。
朴凌厚(パク・ヌンフ)保健福祉部長官は16日の記者会見で「『大規模再流行』の初期段階」とし「拡大を統制しないなら、全国的な拡大、患者の急激な増加で深刻な被害が引き起こされる場合がある」と話した。保健当局は特に感染経路が分からない「静かな拡大」を懸念している。最近2週間(8月3 ~16日)の新規感染者952人のうち、感染経路が特定できなかったのは117人で全体の12.3%に達する。直前2週までは6~7%台だった。今回の拡大の中心になった首都圏の2つの教会の集団感染もまだ最初の感染経路を把握できていない状態だ。
高麗(コリョ)大学九老(クロ)病院の金宇柱(キム・ウジュ)教授は「大小の小規模感染が首都圏一帯で発生すること自体が危険信号」と話した。金氏は「ソーシャル・ディスタンス第2段階の強化では不十分だ。宗教施設の対面礼拝禁止などより強い措置が必要だ」と指摘した。
一方、ソウル・京畿地域に続いて釜山市も17日正午からソーシャル・ディスタンス第2段階に引き上げることにした。第2段階に引き上げられた場合、今後2週間の各種大規模集会や小規模の集まり、行事などの自粛が勧告される。19日からは核心防疫規則遵守義務化対象である「高危険施設」にネットカフェも含まれる。該当地域で行われるプロスポーツ競技は無観客状態で行われる。
また、首都圏地域(仁川含む)では幼稚園と小中学校の一日登校可能人員を全体人員の3分の2から3分の1に減らすことにした。この措置は18日から来月11日まで実施される。高等学校は現在と同じく3分の2がそのまま維持される。ソウル市教育庁は教会に近い城北・江北区(カンブック)の学校に18日から28日まで遠隔授業を行うように指示し、この地域の塾には休塾を強力に勧告した。
疾病管理本部中央防疫対策本部によると、16日午前0時基準で、ソウル・京畿・仁川(インチョン)の新型コロナ新規感染者は前日同じ時間に比べて245人増えた。14日72人、15日145人に続き、爆発的に増加しながら3日間で462人も増加した。同じ期間、全国新規感染者548人の84%に達する数値だ。
加えて、各地方自治体によると、16日午前0時から午後9時までソウル86人、京畿66人、仁川3人など首都圏だけで155人の患者が追加で発生した。これに伴い、4日間の首都圏の新型コロナ新規感染者は少なくとも617人に増えることになった。16日午前0時基準で、全国の新規感染者も279人で、3月8日(367人)以降で最も多かった。
首都圏の感染者数の急増には、ソウル城北区(ソンブクク)の教会から始まった集団感染(クラスター)が大きな影響を及ぼした。対策本部によると、16日正午基準で、この教会の累積感染者は249人で前日(59人)より190人も増えた。対策本部は「7~13日に教会訪問歴のある教会信者および訪問者は自宅隔離後、速やかに検査を受けてほしい。措置に従わない場合、処罰を受ける場合もある」と明らかにした。
保健当局はまた、8日の景福宮(キョンボックン)付近の集会(午後2~5時)と11~12日(午前11時~午後3時)に運営された京畿道高陽市(コヤンシ)の花井(ファジョン)駅署名ブースにもこの教会の関連者が参加した状況が確認され、追加で患者が発生する可能性があると明らかにした。京畿道龍仁市の別の教会関連の感染者も16日正午現在126人に増えた。この教会では礼拝中に聖歌隊がマスクを着用しないまま歌を歌っていたほか、礼拝後の団体での食事や平日の家庭訪問礼拝なども行われたと保健当局は明らかにした。
感染者の急増によりソウル・京畿地域で「ソーシャル・ディスタンス」が第2段階水準に強化された16日にも、一部の教会は防疫規則遵守を十分に守っていなかった。中央日報がこの日、ソウル広津区(クァンジング)にある7カ所の教会を確認した結果、3カ所では発熱チェックをしておらず、2カ所は昼までしていた。京畿道水原(スウォン)の大型教会でも、礼拝を率いる讃揚隊10人がマスクを使わないで歌を歌い、、代表祈祷を捧げる男性長老や担任牧師もマスクを着用していなかった。
防疫当局はこれまで首都圏地域の新型コロナの流行を最も懸念していた。人口2500万人が密集する首都圏で新型コロナが拡大した場合、爆発性が大きいためだ。
中央防疫対策本部の鄭銀敬(チョン・ウンギョン)本部長は14日の記者会見で「首都圏はややもすると大規模集団流行につながりかねない厳しい状況」と懸念した。
嘉泉(カチョン)大学吉(キル)病院のオム・ジュンシク教授は「2~3月に大流行した大邱(テグ)は人口が250万人だが、首都圏は人口が多いうえ人口密度が高く、居住者の移動範囲もはるかに広い」とし「初期対応を間違えれば、大邱よりも深刻な状況に陥りかねない」と指摘した。翰林(ハンリム)大学江南(カンナム)聖心(ソンシム)病院のイ・ジェガプ教授は「今後3~4日中に一日の新規感染者が400人以上に増えれば統制が非常に難しくなるだろう」と懸念した。
朴凌厚(パク・ヌンフ)保健福祉部長官は16日の記者会見で「『大規模再流行』の初期段階」とし「拡大を統制しないなら、全国的な拡大、患者の急激な増加で深刻な被害が引き起こされる場合がある」と話した。保健当局は特に感染経路が分からない「静かな拡大」を懸念している。最近2週間(8月3 ~16日)の新規感染者952人のうち、感染経路が特定できなかったのは117人で全体の12.3%に達する。直前2週までは6~7%台だった。今回の拡大の中心になった首都圏の2つの教会の集団感染もまだ最初の感染経路を把握できていない状態だ。
高麗(コリョ)大学九老(クロ)病院の金宇柱(キム・ウジュ)教授は「大小の小規模感染が首都圏一帯で発生すること自体が危険信号」と話した。金氏は「ソーシャル・ディスタンス第2段階の強化では不十分だ。宗教施設の対面礼拝禁止などより強い措置が必要だ」と指摘した。
一方、ソウル・京畿地域に続いて釜山市も17日正午からソーシャル・ディスタンス第2段階に引き上げることにした。第2段階に引き上げられた場合、今後2週間の各種大規模集会や小規模の集まり、行事などの自粛が勧告される。19日からは核心防疫規則遵守義務化対象である「高危険施設」にネットカフェも含まれる。該当地域で行われるプロスポーツ競技は無観客状態で行われる。
また、首都圏地域(仁川含む)では幼稚園と小中学校の一日登校可能人員を全体人員の3分の2から3分の1に減らすことにした。この措置は18日から来月11日まで実施される。高等学校は現在と同じく3分の2がそのまま維持される。ソウル市教育庁は教会に近い城北・江北区(カンブック)の学校に18日から28日まで遠隔授業を行うように指示し、この地域の塾には休塾を強力に勧告した。