麻布十番のパティオ十番に「きみちゃん」像。
この付近を何回も歩いていたのに。
初めて見る「きみちゃん」像。
みんなが知っている「赤い靴」は、
野口雨情の詩、そして本居長世が作曲。
その詩が、
実在の女の子をモデルにしていたとは。
その子の名前が「岩崎きみ」。
きみちゃんは3才の時、
アメリカ人宣教師に養女にだされ、
母、かよさんはきみちゃんが
アメリカで幸せに暮らしていると信じていた。
これを雨情に話し、この詩がうまれる。
しかし、きみちゃんは当時不治の病といわれた結核におかされ、
アメリカへの長旅ができず、孤児院に預けられる。
その孤児院で、ひとり寂しく9才のみじかい命を閉じた。
孤児院は、当時の麻布永坂町。
今の十番稲荷神社のあるところにあったことから、
平成元年2月、麻布十番商店街はパティオ十番に、
「きみちゃん」の像が建てられた。
-赤い靴-
赤い靴はいてた女の子
異人さんにつれられて
行っちゃった
横浜の埠場から船に乗って
異人さんにつれられて
行っちゃった
今では青い目になっちゃって
異人さんのお国に
いるんだろう
赤い靴見るたび考える
異人さんに逢うたび
考える