思いつくまま ヒトリゴト

藤沢の賃貸不動産、スタッフがつづるヒトリゴト(^^)

フドウです

2008-07-26 13:04:35 | Weblog
こんにちは、フドウです。

いゃー熱い!っすね。暑いからではないのですが、今回は(も)下らない話題にお付き合い下さい。

「くだらない」って「つまらない」とか「仕様が無い」とかの悪い意味に使われていますよね。では、どうして「下らない」が使われるようになったのでしょうか・・・

今では東京方面に行くことを「上る」といいますが、昔は反対だったのです。京都方面へは「上る」、関西から江戸方面へは「下る」でした。

東海道を下ってやってきた名産品はいろいろありますが、中でも江戸でとりわけもてはやされていたのが、灘や伏見の酒でした。米や水、技術がいいからうまいのは当たり前、それに加えて、道中揺られているうちに杉樽の香りが移って、熟成も程よく進みます。かぐわしくてうまいこの酒は「下り酒」と呼ばれて、そこいらの酒とは一線を画されたのです。あまりにも評判がいいので、「下り酒」を飲むことができなかった関西方面では、わざわざ江戸に足を運んでUターンさせた「戻り酒」を発売したほどでした。

それに対し、江戸のすぐ近くで造られていたのが「下らぬ酒」。もともと水質が劣るうえ道中が短いから、熟成も足りなければ杉の移り香もない。つまらない、価値の低い酒というわけ。

そして「下らぬ」は、じきに酒以外のことにも使われるようになり、19世紀初めには独立した形容詞になっていったようです。

まぁ、今回は(も)「下らないお話し」でした。
次回もきっと多分もしかしたら、「下らない」お話をしますね。

それでは・・・
コメント (2)
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