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都市の表と裏 (前)

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きのう、ある打合せで 埼玉の大宮に行きました。

大宮・・・・

たぶん、記憶にある中で、1度しか降りた事のない駅。

西口は再開発され、それは、立派な近代都市となっているのだけど、東口に行ってみると・・・

地方都市のにおい(*実際に何か臭いがあるわけではありません)がありました。

写真は東口ロータリーの正面にある一画。

アーケードのある歩道。雑多な店舗やビルが密集する街。

***

どこの都市に行っても再開発された部分は、どこも同じように見え・・・「大手設計事務所+大手ゼネコン」のセットだから作るものが同じで 当然だけど・・・ ほとんど見るべきものもありません。

それらは、、、地元の人達にとっては自慢のものなのかもしれないし、便利で快適なものかもしれない。入っているメインテナントも東京と同じ。こじゃれて、清潔で ・・・ 。

それの 是非 を言うつもりはありません。

むしろ 設計する立場から その再開発のデザインが、、、あまりにも画一で、温かみのない事が嫌なのです。人間ありきではなく、交通ありき。そして、、、細部にまで行き渡らない「設計者の視点」。・・・・まあ、それを求めても無理なんですけどね。。

ある区画では、地下に広場があるのかどうかわからなかったけど、、そこに至るために作られた大階段。

幅20mくらいはあるだろうその階段には、中間に手摺がないのです。

計画段階では、そうゆうのが「カッコよく」見えるのだけど、、、現物は、なんと非人間的で暴力的なものだろう、と思ってしまうのです。ただでさえ高層ビルによるビル風が強いのに、風の強い日には、その階段を降りる勇気はないです。

・・・・ (設計に関わった)彼らは、そんな事、感じないのかな・・・。まあ、どの都市でも同じようなもの作るのだから、感じないんだろうな。。

(つづく)

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