アレコレ着る人委員会「平成きもの白書」

委員会は、着る人にとって好ましい商品やサービスや環境を積極的に情報発信し、快適なきもの環境を作ることを目指します。

アレコレ着る人委員会イベント(11)売る人交流②

2011-12-10 22:22:37 | イベント

各コーナー必ず着る人委員会を代表して委員の方に参加頂いてます。このコーナーでは今年春に東京を中心に呉服店、小物のお店などを紹介した「東京きもの案内」を上梓したもフリージャーナリストの雨宮みずほさんにお願いしました。雨宮さんはご自分がきものを着るようになって、敷居の高い呉服屋さん、まして銀座の一流店には飛び込みでは入れない。着る人にとってどんなお店か分かれば、どれほど便利か…と思ったが、そんな呉服屋ガイドブックはない。であれば自分で作くってしまえと、光村推古書院の編集者をくどき、1年間に都内を中心に200軒近くの呉服屋さんを1軒1軒丁寧に取材して作ったのが、この東京きもの案内です。アンケートでもこのコーナーが、今回一番人気でした。さて、どんなお話になったかは、次回。


アレコレ着る人委員会イベント(10)売る人交流①

2011-12-10 21:50:20 | イベント

売る人交流は、アレコレが知る限り、生き字引のように経験、知識が豊富で、しかも引き出しが多くて、お客様に「素敵にきものを着て欲しい」と誰よりも熱い心を持つ個性的なお店を経営している最強の2人に出演を頂きました。写真左は、愛知県西尾市の「あづまやきものひろば」の店主・柴川さん。今回のUstream放送ができたのも柴川さんのお陰。「きものを着ないお店からは、買いたくない!」というお客様の一声に、頭をがっんとたたかれたような衝撃を受け、以来きものを着る毎日。着てみて初めてわかる数々に目からウロコの毎日で、あの時のお客様の言葉が、今の自分の原点と、産地や職人など現場に飛び込み、生き生きと「きものが楽しい」と猛勉強中。写真右は大田区蒲田の「ひつじや呉服店」の店主・上田さん。最盛期蒲田商店街に36軒あった呉服屋が、チェーン店はあるものの今や地元の呉服店はわずか2軒。それだけにお客様がさまざまなお店、下着はどこ、木綿はどこなど使い分けていたお店がなくなり、「ひつじやさん、何とかして」の声に、自分では趣味の店をと思いつつも、アイテムは増える一方。そういう意味では、お客様の要望に応えた品揃えのお店で、店頭の商品の数は半端じゃない数の多さ。独自のきもの美学は傾聴に値するが、初めのとっきにくさは、はっきりいって「ある」。良薬口に苦し、違うか。きものへの情熱は誰よりも猛烈で、時にはお客様に説教も。アレコレで1年間連載していた「暖簾の向こう側にメェ~が一頭」は人気のコラムで、ファンも多い。