【韓流☆チョアヨ!】歌手・俳優・レーサー リュ・シウォン
セレブの家系 正真正銘の「貴公子」
■激痛押して公演
韓流スターのリュ・シウォン(柳時元、36)というと甘いマスクと、育ちの良い貴公子役がよく似合う。昨年末に東京ドームでクリスマスコンサートを開いたとき、「リュ様」は風邪をひいていた上、椎間板(ついかんばん)ヘルニアの激痛に苦しめられていた。鎮痛剤を打って舞台に上がり、2日間で約7万人を動員。日本のファンを熱狂させた。いまだ韓流人気は健在だ。
リュ様に対する記者の視線は、韓流ファンたちが傾けるものとかなり違う。大学時代から20年以上も、韓国を“お勉強”の対象にしてきた者にとって、リュ様が名門の両班(ヤンバン、朝鮮王朝時代の貴族階級)の家柄という方が、韓流スターというよりもずっとインパクトがある。何と言っても、ご先祖は領議政(ヨンイジョン、現在の首相に相当)を務めた柳成龍(リュ・ソンリョン)で、韓国の教科書にも登場する人物だ。その13代目の子孫で、正真正銘の良家の出だ。
しかも韓流スターの中ではいちばん身近に感じるのだ。なぜそう思うのか? 恐らく数年前に突然かかってきた1本の電話のせいかもしれない。見知らぬ韓国人男性からだった。
「突然すみません。リュ・シウォンの父です。いろいろとお願いしたいことがあってご連絡しました」
「リュ・シウォンのお父様?」
まったく予期せぬ電話に一瞬驚いた。何でも産経新聞の黒田勝弘ソウル支局長からの紹介だという。「また連絡します」とすぐに電話が切れ、その後連絡はないまま、父上は2007年に亡くなられた。享年72。どんなお願いだったのか? 故人となられた今となっては知りようがないが、きっと息子のために連絡をされてきたのだろう。
黒田支局長によると、父上は韓国の儒教の里、安東(アンドン)市の河回村出身の元新聞記者で、バリバリのナショナリストだったとか。息子が日本で活動するようになり、韓国と違って契約制度がしっかりしている点など日本の良さに気付くと、すっかり日本びいきになられたそうだ。日本でも活躍する息子のために、日本語も一生懸命勉強されたようだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/52/86/d7e3b561b2bb7c1291a5e3e0d08f7f55.jpg)
■ファンに新年のあいさつ
せっかくの機会なのでリュ様への取材を申し込んだが残念ながらかなわなかった。何と年末の公演のときの無理がたたって、椎間板が破裂して緊急手術を受けたそうだ。その代わりにリュ様が日本のファン宛てのメッセージをメールで送ってくれた。以下はその内容の一部。
「クリスマスに…まだ愛する人はいないけれど、だからこそ一層ファンの皆さんと過ごしたいという思いで開いたコンサートは、本当に幸せなひとときでした。ただ腰の状態が良くなくて準備した通りにお見せできなかったことがとても残念でしたが、足を運んでくれたファンのために最善を尽くしました。皆さんにはいつも感謝の念ばかりです。私を応援してくれるファンが1人でもいる限り、誠意を込めて活動を続けるでしょう。スターとしてよりも、人間リュ・シウォンとして永く記憶されたいです。新年に皆さまのご多幸を祈ります」
(ソウル支局 水沼啓子/SANKEI EXPRESS)
今は亡きお父様がお願いしたいことって何だったんでしょうね?
シウォンくんのファンに対する思いやりが心に染みます。。。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_naki.gif)
いつまでも人間リュ・シウォンを応援し、ずっと愛しますよ~![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/heart.gif)