花のアート写真工房

Ⅰ:透明水彩画集
Ⅱ:旅エッセイ(海外編)

【アートに対する情熱は、青春そのものです!】

北京フォトエッセイ~その6「朝は馴染みの店で」

2010年07月19日 17時05分52秒 | 旅エッセイ④~北京
  

              

              

              

 北京に着いた翌日の朝、ホステルのレストラン内で食事をした。西洋バイキングが50元、チャイニーズフードが10元であった。外国人は50元の方を注文していた。私は、すかさず10元を・・・。その時、安くてうまい!と思った。

 宿の周りは、朝から活気にあふれていた。どうも、朝食は外食ですませる人が多いようだ。ある店に勇気を持って入ってみると、1品が1元、2元という単位で、その安さに驚いた。看板のメニューは、漢字の意味が解りそうで解らない。漢字のようで漢字ではない。他の人が食べている品物に、指差すほうが手っ取りはやい。

 朝ごはんは、揚げパンのようなものや日本で言う肉まんを小ぶりにした形で、その中身に猪肉や野菜が入っているものもある。もう一品、汁系も用意されている。緑豆粉で作ったスープやしょうゆベースに豆腐がはいったものがある。その両方を注文する人が多い。そうでないと店で注文する前に水が出されることはないから、粉系のものは食べにくい。

 私は、家族4人できりもりし、明るく活気にあふれた店で、いつも朝食をとった。当然、その常連客とも顔見知りになった。店の人もお客さんもモンゴル系の中国人でいっぱいであった。おとうさんの顔は、特に遊牧民的な素朴な感じであった。

 見ず知らずの私にも、やさしく接してくれたし、そこの娘さんは、カメラを向けると恥ずかしそうで、ちょっと昔の日本を感じた。彼らは、休日と言う言葉がないぐらい、一年中働きづめのようだ。スローライフを過ごしている私にとっては、ちょっと考えさせられた。


 
 

 

北京フォトエッセイ~その7「798芸術区を訪ねて」

2010年07月19日 17時05分08秒 | 旅エッセイ④~北京
              

              

              

              

 大山子789芸術区は、同室のカナダやイギリス人も観光したとのこと、世界的に有名である。そこに行くには、地下鉄に2回乗り換え、その後バス利用である。

 地下鉄を乗る前には、手荷物検査がある。フィルムの入ったカメラは、その都度その旨を言わなければならない。面倒である。そして、日本や韓国のように駅名と同時に番号が記されてなく解りづらい。何べんも、若い女性に行き先を尋ねる。そうこうしているうちに、なんとか最寄り駅までたどり着いた。
 しかし、バスは、乗り場も行き先もわからず、結局タクシーに頼った。私は、同室の欧米人のように、分厚いガイドブックを持ち歩く、旅の達人に早くなりたい。

 789芸術区は、広大な敷地を有する国営工場跡地を利用したものだ。だから、むき出しの配管があったり、そこから蒸気も湧き出ている。壊れかけの壁もある。まさしく、エリア全体がアート的である。

 花嫁の撮影ロケーションに出くわした。以前、北海道の富良野で、ラベンダーの花をバックに韓国人がロケをしていたことを思い出した。お国柄なのでしょうか。それともただの私のひがみなのでしょうか。

 展覧会場には、係員が配備されているが、見学者は、やたらと指で絵にさわる。係員は、次から次えと注意をしつづける。滑稽にも思える。

北京フォトエッセイ~その8「おさえておきたい市内観光」

2010年07月18日 13時47分19秒 | 旅エッセイ④~北京
                     

      

                       

     

       

 北京の朝は、早い。私は、朝あわただしく天壇公園に向かった。ガイドブックによると、公園で大極拳をしているらしい。
 私は、朝の日課のように催されている大極拳の写真を撮らせてもらった。撮り終わって、ふと振り返ったら、ベンチに腰掛けていたブロンズヘアーの中年婦人と目が合った。私は、親指を立て「verry good!」と満足げに言った。相手も、それに微笑で答えた。おそらく、朝の天壇公園の光景は世界的に有名であるに違いない。

 園内を散策していたら、中国語によるツアーに参加していた人に偶然出会った。少し話をした事もあって、お互いすぐ気がついた。観光地めぐりは、ルートがよくいっしょになる。学生のころ、右回り北海道一周の旅をした時は、旅の先々でまたもかと思うくらいよく顔を合わせたものだった。こうしてみると、日本で企画されているツアーも同じようなことが言えるかも知れない。

 日本語案内用イヤホンを借りた。目的地に近づくと勝手にしゃべりまくる。その内容をしっかり理解しないうちに、次へと移っていく。イヤホンの説明はマイペースである。マイペースな私にとっては、使いにくいものであり、ガイドブックの説明のほうが役にたった。

 旅には、いろいろな方法がある。自分にあった旅をみつけることが重要に思う。私の個人旅行は、今回で3回目で少しずつ慣れてきた。私の旅は、ツアーでは味わえない旅先での出会いやハプニングを追い求めているように変わってきている。そのうち大きな事件に巻き込まれなければ良いのだが・・・・。