花のアート写真工房

Ⅰ:透明水彩画集
Ⅱ:旅エッセイ(海外編)

【アートに対する情熱は、青春そのものです!】

イタリアフォトエッセイ~その6:ポンベイからバチカンへ

2012年01月21日 10時44分35秒 | 旅エッセイ⑦~イタリア
                         

                

 イタリアに来てからずーと快晴続きだったが、天気は、南部地方で曇りから雨になるという。バスでナポリに着いたころには、風が吹き始めて、波が高くなってきた。高速艇に乗り換え約1時間、カリブ島に着いた。高潮のため、青の洞窟観光は中止になった。高速艇に乗る前にすでに解りそうなのに?
 まさにサンタルチアじゃなくナンタルチアである。ナポリに到着した時点で解っていたなら、アマルフィー方面に行きたかったのに残念!

 カリブ島観光中、急に雨が強く降り出した。バスの中に傘を置いてきた人が多く、お土産屋さんでカッパを買った。弱みに付け込まれたのか薄くて今にも壊れそうなビニールカッパが10€もした。この雨では何もなしではおられない。確かイタリアの南は暖かいと聞いていたが、その逆であった。雨に濡れた身体は、とても冷たく感じた。毎日のようにその土地の有名ジェラードを食べ歩いてきたが、今日はその気になれなかった。

 観光する場所によって、現地のガイドさんが付く。ガイドさんによってガイドの仕方がさまざまである。おってもおらなくてもいいようなガイドさんもいた。ローマとヴァチカン博物館のガイドさんは、歴史学者のように細かなことまで丁寧に説明した。そうなるとそれに応えようと、私たちも真剣に聞こうと努力する。これが本来のガイドの姿かもしれない。

 イタリアは、どこに行っても歴史的な建物が残っており、その土地特有な文化を持っている。ベローナの都市をみて思ったことなんですが、名のない地方都市にも、そこでしか味わえない文化があると思う。また、イタリアの北と南では、生活感も違っているように感じた。あったかい地方はのんびりとした、いや時間がゆっくりと流れているようだ。
 まだまだイタリアへの興味は尽きない。