Takekida's log

千里の道も一歩から

先輩が後輩に語る技術講演会

2005-07-06 17:03:46 | Diary
計算の結果待ちで余裕が出来たので講演会に行ってきました。

産学連携推進室の企画で
「講演題目:「ものつくりと機械工学」
講演内容:会社での仕事の紹介や、その際、大学で学んだことがどのように役
に立ったか、また、実務経験を踏まえ、大学時代にこんなことを勉
強しておけばよかったといったことを紹介する。とくに、現在やっ
ているNASAとの国際宇宙ステーションの話や「設計工学」の重要性
について述べる。
  講師:(株)東芝研究開発センター研究主幹 大富浩一
>講師略歴:昭和49年、東北大学工学部機械工学科卒業
>     昭和51年、東北大学大学院修士課程機械工学専攻修了
>     昭和54年、東北大学大学院博士課程機械工学専攻修了
>     昭和54年、(株)東芝入社
という感じでした。 内容としては博士課程から企業にいった方なのでかなり勇気付けられました。入社年度は自分が生まれた年ですね。

  
講演会ではなぜ博士課程に進んだのかという質問も出ました。答えは勉強が好きだったからでなく区切りの付く仕事がしたかったからだということでした。
東芝では博士課程を即戦力としてではなくある分野に関して極めた人として捕らえているようです。 何かを極めた人は他の事を極めるのも速いだろうという捕らえ方で博士課程の人を採用するということでした。 だから博士課程でやったことをそのまま生かそうと逆に思わないほうがいいとのこと。 研究の手法や進め方を身につけるということのほうが重要だとのことです。 最近、企業の研究にもさらに興味が出てきたのでいい話が聞けたと思います。
 公演者の方はとても生き生きして楽しんでやりがいをもって仕事しているように見えました。

企業によっても博士課程卒業者の扱いは違うのでしょうけどとりあえず今日の話を聞いた限りだと東芝は面白そうでした。
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2 Comments

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参考になりました. (Miu@RCAST)
2005-07-06 22:17:48
昭和54年ってまだまだ文科省が大学院重点化を唱えてない時期ですよね?

その辺りに大学院に進学して,しかも博士まで取ってて,

更に就職できたなんてホントにその方は凄いと思います.



東芝の考え方,非常に面白いですね.

何かの分野を極めた人ならば他の分野を極めるのも早いって,

何かドラクエちっくな気がします.(転職システムとか)

…って,この辺はizuyaさんのblog見た直後だからですね…(汗
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たしかに (たけきだ)
2005-07-07 16:12:00
そのころはほとんどDコースにいく人=学校残る人ということだったんだろうけど。 その方ははじめから学校には残るつもりはなかったようです。今の長南先生とかの系統の研究室出身(非線形振動解析など)といってました。 



その考え方が東芝の考えかどうかは人事の人ではないので言い切れませんが少なくとも現場にいる人がそういう風に感じているというのは好感がありますね。
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