Takekida's log

千里の道も一歩から

ダンシング・チャップリン

2011-04-24 19:34:19 | Movie
久しぶりに映画に行ってきました。
「Shall We ダンス?」、「それでもボクはやってない」の周防正行監督の作品でローラン・プティさん振付、ルイジ・ボニーノさん主演のバレエ「ダンシング・チャップリン」を映画化したものです。監督の妻の草刈民代さんが出演してます。夫婦がShall We ダンス?で共演したのは15年前のことでそれが結婚のきっかけとなりました。今回もバレエ引退の節目となる作品での共演(ドキュメンタリーの部分ですが)です。

 バレエの世界はまったく知りませんでしたが第1幕がメイキングのドキュメンタリー、2幕がバレエの構成になっていて初心者でもどこに注目して欲しいのかが解るような構成になっているのでとてもわかりやすい内容に仕上がっていると感じました。バレエの舞台の雰囲気を崩さずに息遣いや臨場感をありのままに伝える描写はさすがです。何より主演の2人にはこれでもかというオーラがあり、これでもかと訴えてくるものがあります。
ネタバレになってしまうとよくないので詳しくは書きませんがドキュメンタリーでも役者としての厳しさを表した決断や演技の完成度を高めるための努力が伺える内容でした。またローランさんと監督の考え方の違いもあったりして… ナタリーポートマンの「ブラックスワン」もまもなく公開されることですしバレエの世界の入門としても良い作品なのではないかと思います。もちろん「Shall We ダンス?」、「それでもボクはやってない」ほど万人向けではないと思いますし、好き嫌いはあるのかもしれませんが個人的にはお勧めします。
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