今回のソウルの旅、ここでの朝ごはんが最大の目的だったと言っても言いすぎでない。
BRUTUSの朝食特集を見てからずっと行ってみたかった。
マガジンハウスは写真がいいから妄想も膨らんで勝手にハードルが高くなっちゃうんだけど、ここもまさにそのクチで。
ハードルが高くなってたにもかかわらず、それ以上に満足させてくれる味だった!
このお店の記事を切り取ったものと、googleから地図を印刷したものを持参して、ホテルからタクシーでGO!
入り口に営業中(OPEN)の札がかかってます。
自分、相当テンション上がってたようで、引き戸をガラッと開けながら口から出た言葉が
「カムサハムニダー!」でしたから。 どんだけ興奮してんだ?!
「アニョハセヨー!」って言い直したけど、お店のおばちゃん3人して朝ごはんの最中で、
一瞬ポカン顔だった。
オーダーしようとした時に気付いたんだけど、私達、旅の最終日ってことで現金がほぼ底を着いたことを忘れていた!
ほとんどカードで精算していたので、細かく所持金を把握していなかったのだ。
ツレは1ウォンも残っておらず、自分の財布には12000Wしかなく、、、
たしかBRUTUSによれば、トガニタンは8000Wだった。
あらやだ、二人分オーダーできないじゃないの。
とメニューの看板を見るとトガニタンが値上がりしてて12000W!!
キャー!
有り金はたいて1杯のトガニタンを二人で分け合うというビンボーくさいことになるなんて、、、
反省。。。
まー、しょうがないよね。近くに銀行があるかもわかんないし。
二人で1杯なら満腹にならないから、また少し歩いておしゃれカフェにでも入ればいいよねー
なんて慰め合いつつトガニタンを待ちます。
たしか、記事ではメニューが2種類だったよな、、、
コムタンが増えたようです。
コムタンもおいしそうだなー。お金さえあればなー。
それにしてもテーブルの上にいろいろ乗ってるし、
おばちゃんはゴハン食べてるし、5卓くらいあったけど、実際座れるの2卓だけでした。
きたなトラン的なお店といいますか、日本のそういう年季が入ったお店よりは全然清潔そうですけどね、雑然としてる感があります。
キライじゃないです。
むしろウマイもん食べさせてくれるんだろうな♪という期待がますます大きくなるもんです。
そして、、、
ジャーーーーン!
(一杯の)トガニタン!! 泣けるわーー。
韓国ドラマ見て学んだ言葉で、ぜひ現地で使ってみようと決めていたセリフ、
「マシケッターーー!」(おいしそーーー!)
と言ってみたら、おばちゃんバカウケ。
アニョハセヨも間違っちゃう女がおいしそーー♪なんて言うとは思わなかったんだろうね。
私の背中をバシッと叩きながら笑って何やら言ってました。
さ、さ、食べるよーー。
肉はタレにつけて食べるようです。
生にんにくのスライスは食べなかったけど、肉と一緒に食べるんだろうか・・・
スープ、あっさりしていて、朝にピッタリ。ネギがたっぷり入って本当においしい!
トガニって、牛のアキレス腱なんだそうで、コラーゲンたっぷりと聞けばそりゃ女子は食いつきますよ。
プニョプニョしてゼリー質でしつこい感じだったら困るな・・と少し不安もあったんだけど、
実際はスープも具もあっさりしていて、クセがなく、来た甲斐がありました。
カクテキも辛すぎず美味しい♪
マシッソヨーーー♪
おばちゃんに雑誌の記事を見せたら、
あれま~~~って様子で、しげしげと見て、
ご飯が入った器をオンドルで温めてる現場を見せてくれたり、
写真のおばちゃんと実物のおばちゃんを照合してくれたりと、全く言葉通じない私達に教えてくれて、人柄が温かかったなーー
二人で1杯のトガニタンを食べるのが不憫に思えたのか、雑誌の記事を見て喜んだのか、
おばちゃんがごはんのおこげを出してきてくれました。
このおこげ、香ばしいったらこの上ない。麦茶を連想させる香ばしさなんです。
思わず「ん~~~~!」と両手グーにしてテーブル叩いてしまうほど美味しかった。
私達が うまいうまいと食べていると、おばちゃん達が仕込みを始めましたよ
それにしても、おばちゃんの服装、、、どこで買ったのよ?
3人揃って愛すべきTHE・おばちゃんです。
カクテキ用の大根をリズムよく切ってく音を聞きながら、完食~~~。
マシッソッソヨーーー(おいしかったーーー)
また来るからね!次は1人1杯注文するからね!
カムサハムニダーーー