日本百名山制覇を目指します❗

相棒と巡る旅・・・

試練と憧れ・・・劔岳⛰️48座目2022年9月

2022-11-03 08:22:42 | 日記
我々が、山を登り初めて間もない頃、「いつかは劔岳にも登りたいね」と話をしていた。そして、いつか、登ることを夢みて歩いてきた・・・
それから2年半が経ち、憧れの一座を目指すことに。しかし、我々にとって劔岳は別格だった。登りたい気持ちと同時に怖さもある。天候も万全でなければならない・・・しかしそれ以上に登りたい気持ちが強く、足は富山に向かう・・・
この日は9月7日、台風11号が接近する日だ。また、明日は弱雨そうだが、雨が降る予定だ。これまでに、まさしく「試練」だ。普段であれば、こんな日は登山を見送るだろう・・・
しかし、我々には、雪が降る季節がくる前に登れるチャンスはこの日しかなかった・・・今まで、雨の予報の度にてるてる坊主を作ってきたが、天気が回復した試しがなく今回は作らなかった・・・
せめて、登れなくても近くまで行きたいという気持ちが強かった。「憧れ」だった。そして、我々にとって特別な聖域へと足を踏み入れる・・・

最初は、立山室堂側より登るつもりだったが、
万が一、バスの最終を逃してしまったら、雨だったらのぼれるのか、などを考え、早月尾根に変更した・・・

行く手は厳しい・・・最初から中々の急登だ。しかし、登りたい気持ちが勝り、足は頂へと向かう・・・

途中、立派な杉がいくつもあった。時折、屋久島を思い出し、心が和む・・・

もちろん、鎖場等は数知れず。いくつもあり、標高を上げて行きます。本日はおおよそ750mから山小屋2200mの標高差約1450mを一気に登ります・・・

ある程度登ってくると富山平野と富山湾が一望できます🎵

新緑のトンネルを抜けていきます。とても爽やかな気持ちの良い道です🎵

この2連梯子が現れると山小屋まではもう少しです🎵

下山時に・・・油断したのか、雨で濡れていたのもあったが、ここで、豪快に転ぶアクシデント💦登山は下山するまで、気を抜かないということを身に染みた出来事も・・・

ついに山小屋が見えて来ました🎵その奥には、立山も見えます🎵


山小屋に到着です🎵今はまだ、風は強くありません。正直、これから登る気満々でしたが、てんくら予報は、この後、風速25mとなっていたため、相棒に止められました💦


とりあえず、今日は景色を楽しむことに、勝負は明日に持ち越しです。ちなみに奥に見えてるギザギザは⛰️スペシャリストのコースだとか💦

奥には、白馬岳がこんにちは❗してます😆

しかし、14時頃から次第に風が強くなってきました💦

外に出してあったテーブル等も飛び始めた為、山小屋の方も雨戸を締めます💦

風が容赦なく吹き付けて来ます💦
夕方・・・風は幾分治まってきているが、まだ強い、そして、雲も増えてきた・・・登るかどうかは明日の雨次第・・・祈るように眠りに着いた・・・
朝を迎えた・・・外は弱めの雨だ、また天気予報は午後にかけて弱くなる予報・・・
「行けるところまで行ってみよう。」これが我々の決断だった・・・

標高を上げるほど、雨足が強くなる・・・本当に山では天気予報はあまり当てにならないなと思ってしまう・・・

晴れていれば、見晴らしは良さそうな感じではあるが・・・そこは、目をつむるから少しでも雨、弱まって❗と思いながら登る・・・

それでも、我々は歩みを止めない・・・目標だった憧れの一座が目の前まで来ている・・・

そして、真の試練が始まっていく・・・

こういう時こそ基本をしっかりと登っていきます・・・

劔岳頂上まで700mの地点までやって来た・・・あと一息だ❗

しかし、道は険しい・・・幾多の鎖場を乗り越え、頂上を目指します・・・

カニのハサミと呼ばれるところまで、やって来ました・・・ここまでくれば、もう山頂は間近です🎵

そして、ヴィクトリーロードを通過し、ついに登頂です🎵看板を高々と掲げます⛰️そして、あまりの感動に少しうるっときてしまいます・・・


景色は少し残念でしたが、それ以上に達成感があり、ついに来たんだな・・と、感動を覚えます。しかし、この後、下山があり、同じ道を通るため、気を引き締め直します。


何とか山小屋へ到着。気の張った6時間でしたが、とりあえずはここまで無事に戻ってくることが、出来ました・・・
ちなみに山小屋の方はかなり感じが良かったです🎵

ついつい、下山したつもりで1時間位、山小屋におりましたが、下山することを思い出し、山小屋の方にお礼をいい、帰路へつきます・・・
この頃には、雨はだいぶ治まってきていました・・・


そして、無事に下山・・・しかし、劔岳早月尾根の恐ろしさは下山後にあった・・・足にかなりの筋肉痛が、3日間続いたのだ・・・日々のトレーニングをしなくては、と痛感させられた・・・