Rー50人生100年時代の私のライフデザイン。定年後の定年のない人生。終身フリーランス。

Rー50、50歳未満入場禁止。年金に頼らず楽しく仕事を続けていくためには、しっかりしたライフデザインが必要です。

R-50 Life Design:この歳になっても - 読書に必要な通勤時間

2025年02月01日 18時08分03秒 | ライフデザイン
週末はカミさんと外出することが多く、喫茶店でも入らない限り、読書の時間はない。

家にいてもパソコンでメールをチェックしたりネットサーフィン、あるいは、Yutubeや映画を見たりと、読書の時間が取れないというより、他にやりたいことが出てきてしまい読書の意欲がわかない。

通勤時間が一番、読書に集中できる。

朝は始発電車に乗り、片道約40分読書に集中。携帯でゲームをやっている人が多いが、頭がさえている朝こそ読書あるいは勉強だ。

鞄の中には最低二冊の本が入っている。

一冊はビジネス書、もう一冊が軽めの小説だ。

例えば、昨日は『ファイスブック-若き天才の野望』と『シンプル・プラン』(推理小説)、それと『孤独まんが』。

孤独まんが以外は、古本屋で見つけた本だ。

読書のためには、通勤は乗り換えがなく適度の長さがよい。

今年も週一冊のペースで読んでいく。

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R-50 Life Design:この歳になっても - DMM続けています。

2025年01月26日 17時22分15秒 | ライフデザイン
仕事を続けていくためには、継続的なスキルアップが必要。

私の場合、その一つが英会話力。

皆さん同様、中学1年から英語を勉強し、大学時代も理系でありながら英会話学校に通い、卒業後、外資系のメーカーに入り、海外赴任も経験した。

その後も40年以上、複数の外資系企業にいたが、英会話力はネイティブとはほど遠い。情けない。

記憶力が衰え、難しい資格は取れないが、英会話ならと2022年11月に気合を入れ直してDMM英会話を開始。

今日現在で7600分(126時間)学習。

最初は新しい単語や表現をノートに書いて覚えようとしたが、受験生みたいなことはしたくない、と考え、気楽に会話を楽しむことに徹することにした。

まだまだ、単語が出てこないことが多いが、会話をすることに苦痛は感じなくなった。

先生を選択できるので、国や年齢、性別を換えて楽しんでいる。

仕事で話す相手は、シンガポール人、中国人、インド人が多いので、シングリッシュ等なまりの多い英語を聞きたいのだが、さすがに、英会話の先生の発音はきれいだ。

また、ホスピタリティ豊かなフィリピン人の先生との会話が楽しく、どうしてもフィリピン人の先生の選択が増えてしまう。

ちなみに1日1回25分のレッスンで月7900円。一回当たり255円。ネイティブの先生の場合は別料金。

先生はいくらもらっているのだろう。あるフィリピン人の先生は、丁度、家族みんなのお米代と言っていた。

今の仕事では英語は必須なので、今年も続けていく。

<どすこい>
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R-50 ライフデザイン:「博満、やめるってよ」(14)- 博満の引継ぎ

2025年01月19日 18時31分30秒 | 裕次郎やめるってよ
新しい会社での生活が始まった博満。

前の会社のエンジニア(実は知っている人)と引継ぎをやるのだけが若干憂鬱だった。

案の定、前任者はまともに引継ぐ気がない。

一日一時間程度、時間を割いて、業務を教えてくれるが、忙しいということで、ほったらかしにされる博満。

忙しいという割には、机で新聞を読んでいる。こんなことが許されてよいのか。

こうなったら「引継ぎなし」を前提にやるしかない。

前任者は一か月はいるそうなので、その間に自分で業務内容を調べ疑問点を前任者に質問することにした。

幸い必要な情報は共有フォルダーに入っていた。

年間保守スケジュール、長期保守計画、設備一覧(アッセットリスト)、電気図面、機械図面、マニュアルなどなどを次々にチェック。

この会社ならではの日常業務等もうっすらと見えてきた。

前任者と喧嘩した責任者は親切に対応してくれた。

この責任者にとって博満は救いの神で、こころからホッとし喜んでいるようであった。

実際、ほとんど前任者に質問することもなかった。

一か月が経ち、前任者がいなくなり、職場の雰囲気は良い方に変わった。

おっと、「前の会社辞めたとき、引継ぎはなしだったなぁ」。期待されていなかったことに気づく博満。

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R-50 Life Design:この歳になっても 仕事は続けます。でも、休暇も必要。

2025年01月05日 19時53分42秒 | 70歳の転職
明けましておめでとうございます。

毎年、年末年始はライフデザインの見直しを行っています。

去年は自分にストレスをかけすぎたようで約60年ぶりに入院。

しかし、退院した翌週から通常勤務、9月からはほぼ毎週末、立ち合いの仕事を継続。

カミさんが心配し始めました。

今年も柱になるのは仕事。

「当たり前だろう」と言われそうですが、私の年齢で「フルタイム」で仕事をしている人は僅かです。大学の同期で働いているのは、5%くらいでは。

「おいくつですか」と良く聞かれますが、見かけの年齢を答えています。

以前、記事で書きましたが、ビル管理の仕事に就き、顧客を外資系に絞り、「英語力×技術力」で勝負しています。

収入は一般的なビル管理従事者の3倍です。

あと20年若ければ正社員として働き最低でも年収1500万円くらいはもらえるはずです。

それだけ英語ができるエンジニアが「いない」、「来ない」、魅力がない業界なのです。

仕事を続ける理由は経済的な理由が一番ですが、「健康のため」が二番目の理由です。

よって、入院しては意味がありません。

仕事をすると今ある知識の切り売りではすまず、新たなことを学ばなければなりません。

それは顧客に関する知識であったり、様々な業務管理システムであったり、結構、頭を使います。

「頭を使うこと」で「脳が活性化」し、「体の健康」も保てると確信しています。

という訳で今年も仕事は頑張ります。

しかし、がむしゃらは捨てて、一旦、長期休暇を取る予定です。

それができるのは個人事業主の特権。

今年も、

<やったるで>
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ビル管理業界は俺たちのもの。ここで人生を楽しもう。

2024年12月31日 11時04分02秒 | 70歳の転職
今年は30日(月)まで働くことになった。まあ、顧客が金融業界なので仕方がない。

それでも先週末、しっかり休め、31日から6連休なのは本当にうれしい。

以前からお伝えしているように、ビル管理業界はビルがなくならない限り続く。

人手不足は続いており、特に、英語力が必要とされる外資系業界は顕著だ。

英語のできるエンジニアは、IT大手やデータセンターに高給(1000万円以上)で抜かれる。

その「抜けた穴」に私のようなシニアが入る余地があるのだ。

英語力はあるが、技術力がない、という人は、3年、この業界の現場で修行しよう。

とにかくこの業界に潜り込んで3年修行すれば、違う未来が見える。

私は来年半ばで一旦、仕事を辞めて旅に出る。

個人事業主は自由。サラリーマンとは違う生き方ができる。

シニアの皆さま、仕事を活用して脳(と体)を元気に保ち、小銭を貯め、人生を最後まで楽しもう。

では、また、来年。

<ビルはなくならない>



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R-50 ライフデザイン:「博満、やめるってよ」(13)- 博満の就活

2024年12月13日 16時37分40秒 | 博満やめるってよ
60半ばすぎての就活が大変なのは分かっている博満。この歳では就活ではなく終活が普通だ。

本当は次が決まってから辞めれば良かったが、決めたら進んでしまう博満。今回もとりあえず退職。

これは今まで培ったコネを使うしかない。

というわけでそれほど深い付き合いではなかった外資系ビル管理会社のA社の営業に連絡。

アカウントマネージャーの仕事はあるかと問い合わせたところエンジニアの仕事ならあるよ、との返事。

実は博満、電気主任技術者の資格があるとは言え、実務には着いたことがない。

前職はエンジニアの知識は行かせても、設備管理の実務は行っていない。

「できるか?」と自問する博満。

昔は迷ったときは「やめる」だったが、今は「やる」を信条にしている博満。

「やりたい」と伝えた。

詳細を聴きに行ってみると、なんと前の会社が送り込んだエンジニアが顧客と喧嘩してしまい、代わりを大至急探しているとのことであった。

前の会社との因縁はそう簡単には切れないようだ。

派遣先の総務部長との技術的な質問の多い面接、シンガポールのマネージャーとの英語での面談を無事終わり、採用がきまった。

給与は前の会社で自分が作った給与一覧の「英語が堪能なファシリティエンジニア」の給与。
(「博満、やめるってよ」(11)ご参照)

経験10年以上のファシリティエンジニア:40万円/月
英語が堪能なファシリティエンジニア:80万円/月

相手がかなり切羽詰まっていたことが幸いしたようだ。

前の会社の仕事ともつながった。

前の会社のエンジニアと引継ぎをやるのだけが若干憂鬱だが、親の介護や癌だと言わずに辞めてよかった。
(何のことかわからない人は先週の記事をご参照)

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R-50 ライフデザイン:「博満、やめるってよ」(12)- 熟年社員の辞め方

2024年12月05日 17時49分58秒 | 博満やめるってよ
辞めると決めた博満。

さて、どう社長に言おうか。

複数年在籍した熟年社員が辞める場合の理由は?

ビル管理業界という狭い社会で生きていくためには旨い言い訳が必要だ。
調べてみると・・・・・・・・・

・親の介護
60代の社員の親となると80代後半から90代。説得力のある理由だ。
認知もひどくなりといえば、反対はできない。

・癌
日本人の死因のトップを占める癌。
これが見つかってといえば、これも反対はできない。

・社長を怒らせる
幹部社員が出る会議等で社長を怒らせ、辞めちまえと言わせる。

何回かこの会社で見かけた突然来なくなるというやり方は熟年向きではない。
少なくとも今後もこの業界でやっていくためには。

博満は3番目の理由、社長を怒らせるを選択。

幹部会議で社長に「土下座しろよ、博満」と言わせ、実際に土下座した。

そのとき社長がチラッと戸惑いを見せたのを見逃さなかった。

完全にパワハラ。

人事部長と相談し、退職に。訴えないから安心して社長。

とくに仕事の引継ぎもなく、この会社らしく円満退社。

今考えると、パワハラ社長の下から離れるのに、言い訳など考えず、辞表一枚でよかったはずだ。

が、なぜか皆、いろいろ考えるのだ。

先の人事部長は癌になった言ったそうだ。現在でもぴんぴんしているが。

退職した博満。少しばかり旅行し、就活開始。

知り合いの外資系PM会社の営業にメールしたところエンジニアならあるよとの返事。

ヤッターマン!

「自分の未来は自分でデザインする」博満のモットーだ。

やはり自分から動いてみるもんだ。

まずは、面接だ。

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R-50 ライフデザイン:「博満、やめるってよ」(11)- ひょっとして俺にもできる?

2024年11月15日 23時03分30秒 | 博満やめるってよ
前回も書いたように社長に関するネタは尽きないが、ここで博満の転職の話。

それは外資系のPM会社向けの資料作成のときだった。

経験10年以上のファシリティエンジニア:40万円/月
英語が堪能なファシリティエンジニア:80万円/月

毎回、毎回、見積書を作成するよりも、一覧表にして各社に提示し、詳細条件のみを詰めれば仕事が楽になる。

上記の金額は、ほぼすべての外資系PM・BMが納得してくれた。

それはそうであろう自社の社員にすれば、英語が堪能なファシリティエンジニアには100万円/月以上払うのだから。

・・・・・・・・・・・・

「ひょっとして俺にもできる?」

と博満。

どの程度の技術的なスキルが要求されるのか?どの程度の英語力があればよいのか?ネイティブ?

とりあえず飛び込んでしまえ。

それが博満の生き方。

よし、辞めるぞ!

さて、どう辞めるか?



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R-50 ライフデザイン:「博満、やめるってよ」(10)- 怒る社長

2024年11月09日 17時42分04秒 | 博満やめるってよ
博満が担当している顧客の一つが、東京駅近くにある外資系の超一流ホテル。

ここの担当者から忘年会などに是非、使ってほしいと依頼され、社長に相談。

「いいんじゃねぇ」と二つ返事。

という訳で、12月上旬の某日に忘年会を設定。

本社の幹部社員30名が対象、立食形式、飲み放題、費用はxxxxで社長の承認も得た。

さて、当日。

博満は早めにホテルに行き、担当者に挨拶、宴会場の設定状況を確認。

そのうち一人二人と幹部社員が集まってきた。

そして、廊下が騒がしくなり、社長一行が到着。

そして、社長の第一声。

「博満、なんで下まで迎えに来ないんだ」

「・・・・・・・・」

超不機嫌な社長。

「博満、お前が司会をやれ」

「・・・・・・・・」

「それでは、これから忘年会を始めさせていただきます」

「では、最初に社長から一言いただきます」

「博満、お前がしゃべれ」

ここまでくるとホテル側の担当者たちもこちらを見なくなり超きまずい雰囲気に。

「社長、ここは大事なお客さんの宴会場ですよ」と心の中で叫ぶ博満。

結局、品の悪い会社であることが露見し、この一流ホテルとの保守契約の更新はなくなった。

「やっぱりブラックだったんだ」とホテルの担当者。

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R-50 ライフデザイン:「博満、やめるってよ」(9)- 社長が消えると・・・・・・

2024年10月26日 22時41分00秒 | 博満やめるってよ
社長のパワハラは、会社を辞めてみると懐かしくさえ思えてくる。

ビル管理業界に近い、建設業界ではパワハラはつい最近まで当たり前であった。

上司が部下を殴るといったことも日常的に行われていたとのこと。

それに比べると社長は一度も暴力は振るわなかったなぁ、と感心する博満。

ビル管理の仕事は、現場と内勤に分かれる。

現場は顧客先に詰めて、日々、保守業務を実行する。

社長と顔を会わせることは、ほとんどないので「そういう意味」でのストレスはない。

ただ、社長以上にいやな顧客はたくさんいる。

内勤は本社に席を置く人事、経理、営業、技術サポートなどだ。

博満が在籍したのは営業の中の国際部。

外資系金融機関やIT企業、自動車販売会社、大使館などが顧客だ。

一人で複数の顧客を担当し、顧客の獲得から始まり、保守契約の締結、保守作業の実施管理、スポット案件の獲得、顧客の問題や不満の解決などが主な仕事だ。

朝礼や幹部会議が終わると皆、客先へと散って行く。

戻るのは6時過ぎ。

社長が気にしている、気にしそうな案件を社長に報告。

そして、会議室での飲み会となる。

「俺はお前らのために年間300万円も飲み代に使っているんだ」が社長の口癖。

たまに、社長が4時くらいに帰ることがある。

「女」という噂もあるが、定かではない。多分ない。

社長がいなくなると、途端に客先に行っていたはずの社員がぞろぞろとニコニコ顔で帰ってくる。

会社の近くにいたの?

こういうとき幸せを感じ、平和はいいなと博満は思うのであった。

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R-50 ライフデザイン:「博満、やめるってよ」(8)- ダメダメ人間の業界2

2024年10月16日 10時27分31秒 | 博満やめるってよ
人柄、人間性、年齢、能力・・・・・なんといってよいのか分からないが、ばらつきの大きいこの業界。

業界というより、人手不足の中小企業だからかもしれないが、博満が3年間で見かけたダメダメ人間は数知れない。

だが、博満が直接関わった中ですごいと思ったのはコイツ。

東京郊外にある日系データセンター。ここでラックの出し入れ、入室管理などを行う人員に欠員がでるので後任を探した。

例によって、最初から社長が面接。採用が決まり「博満、頼むぜ」と渡されたのが青山さん。

人当たりも良さそうで、常識もありそうな44歳。ウエブデザインの会社にいたが、業績不振で解雇されたそうだ。

博満:「では、来週、月曜日にデーターセンターに青山さんを紹介に行きます。11時30分、JR武蔵境駅改札口を出たところで待ち合わせましょう」

青山:「承知しました。よろしくお願いいたします」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

月曜日の朝、武蔵境の駅に11時15分に到着。

昼飯を食べながらこの顧客と仕事内容を説明しようと待ち構える博満。

11時30分、現れない青山さん。

なんの連絡もなし。

博満が電話すると、

「すいません、中央線に乗り慣れないもので、国立まで来てしまいました」

「分かりました。まだ、時間があるので、気を付けて戻ってきてください」

「すいません、よろしくお願いいたします」

乗り慣れない?えー、青山さんは、東京の人だったよな・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

12時過ぎても現れない青山さん。連絡もなし。

もう一度、電話。

博満:「どこにいるの」

青山:「すいません、今、阿佐ヶ谷あたりです」

博満:「・・・・・・・」

完全にバカじゃん。

博満:「青山さん、今日の面会はキャンセルします」

・・・・・・・・・・・・・・・・・

帰社し社長に報告すると、

「お前が、しっかり指導しないからこういうことになるんだ」と博満を罵倒。

「いやいや、こんなおバカを面接して採用したのは社長でしょう」

と腹の中で思う博満。

社長のハラスメントがひどくても、明らかに「原因は社長」ということが多いので、皆さん、辞めずにいるんだね。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

夕方、6時ごろ青山さんから電話が入った。

青山:「今日のところダメですか・」

博満:「・・・・・・・・」

無言で電話を切った。

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R-50 ライフデザイン:「博満、やめるってよ」(7)- ダメダメ人間の業界1

2024年10月06日 22時32分27秒 | 博満やめるってよ
社長の変態的なパワハラは、さておき、このビル管理業界では怒らないと、いや、しかりつけないとどうしようもない業界人がいるのも事実、
とこの業界で暮らすうちに博満は感じてきた。

例えば、博満が管理していた都内の外資系一流ホテルの21歳の技術員。

さらに経験を積ませようと、別の日系一流ホテルへの異動を社長が計画。

本人の意思を確認し、送別会を行い、みんなに暖かく贈られた。

翌週の月曜日に次のホテルに紹介すべく本社で待ち合わせ。

あれ~、10時になっても来ない。

本人の携帯につながらない。

自宅に電話。父親が出ていつもどおり出勤したとのこと。

結局、行方不明。

社長は博満に激高!

後日、本人は異動が嫌で、一時、消えたとのこと。

最初に確認したじゃん・・・・・

このようにわけわからない人、コミュニケーション能力に欠ける人、ほぼ犯罪者・・・・・がいる業界。

とくに人手不足の中小企業では、選り好みできない。

いや、この会社の場合、社長は100%面接して、社長が選んでいる!!

俺に当たらないでよ、と博満。

次回もダメダメ人間のご紹介。

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R-50 ライフデザイン:「博満、やめるってよ」(6)- 社長のもう一つの顔

2024年09月28日 19時56分30秒 | 博満やめるってよ
博満の人生で一番思い出に残ったこのビル管理会社。

社員約700名で北海道から九州まで全国展開、無借金経営、
シニアや女性の活用、大使館や外資系企業への取り組みなど、社長の手腕は凄い!

毎日、勉強会を行い、それが終わると会社で飲み会。

缶ビールや焼酎、乾きもののつまみなどが常備されている。

恵まれている!?

・・・・・・・・・・・

入社時、博満も紹介された毎週月曜日の朝会。

新入社員の紹介、社長の訓示、表彰と続いた後で、社長が営業の一人に突如、激高。

容赦なく言葉でたたきつぶす。全社員の前で。

典型的なパワハラ。

これを見たその日の新入社員。昼食後、戻らなかった。

「ここは俺のくるところではない」と思ったのだろう。

・・・・・・・

火曜日から金曜日は朝礼に変わり幹部会が開かれる。

部長以上の社員、約20名が会議室で一時間程度打合せ。

ここでも社長の激高する声が、ほぼ毎朝聞かれた。

社長の趣味は、自分よりも良い大学を出ている人間の無能さを指摘し、いじめ、辞めてもらうこと。

勉強会などで育てておいて辞めさせる。経営的には大きな損失といえる。

生き残っている幹部社員や一般社員は、この状況に慣れているか、他に行くことができない人や社長に恩義を感じている人。

例えば、大きな借金を一時的に肩代わりしてもらった人、
息子が警察に捕まり社長の口利きで無罪放免された人、人に言えない理由で前職を追われた人などだ。

社長もそういう境遇の人は裏切らないと思っており、信頼し重用する。

・・・・・・・

社長は社長室は作らず、事務室内に机を置き、社員に目を光らせる。

万一、遅刻などしようものなら激高!

・・・・・・・・・・・

幹部は社長が出勤する7時15分まえに出社。

土曜日も午前は出社。

基本、有給休暇なし。博満も3年務めたが有給休暇はゼロであった。

ブラック企業はこんなもんなんだ。

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R-50 ライフデザイン:「博満、やめるってよ」(5)- 社長の思い

2024年09月22日 22時43分56秒 | 博満やめるってよ
「おはようございます。まず初めに、新入社員の落合君、いや、博満君を紹介します。博満君は・・・・・」

本社の全社員が集まる朝礼で、社長の訓示のあと、博満は型通りの紹介を受けた。

朝礼では成績優秀者の表彰も行われ、中小企業のビル管理会社にしてはまともな印象。

日本の大きなビルの場合、建設会社と紐づいたビル管理会社が入っており、その下請け、あるいは孫請けでないと仕事をもらえない。

そこへ行くと、大使館や大きなビルに入っているIT企業や金融機関なら直接仕事をもらえる。

仕事の規模もそこそこあり、なんといっても高い利益率を取れる。

特に英語が必要とされる仕事は、普通のビル管理の2倍の金額でとれる。

そこで社長は国際部を作り、大使館や外資系を積極的に攻め、大きな成果が出つつあった。

問題は人材。

英語ができる優秀なエンジニアが、ビル管理業界に来るはずはない。

皆、アマゾンなどの大手IT企業に行ってしまう。なんてったて、年収が1千万を軽く超える。

そこで社長は考えた。優秀な「シニア」を育てよう。

という訳で、この業界に素人でも、毎日、17時から勉強会を開き教育。

OJTで実地も経験し、できる人はデキル・エンジニアになっていく。

博満も勉強をさせてもらい、大使館や外資系IT企業や金融機関、ホテルなどで経験を積ませてもらった。

他の業界からビル管理業界に入るには最高の会社であることに間違いはない。

博満にとり、この会社は人生で一番思い出に残る会社となった。

色んな意味で。

<当時、これはなかった>
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R-50 ライフデザイン:「博満、やめるってよ」(4)- 金欠病からの脱出

2024年09月12日 21時33分55秒 | 博満やめるってよ
割増退職金がもらえる早期退職に喜んで手を挙げ、仕事も見つかり順調にいわゆる第二の人生がスタート。

しかし、収入はサラリーマン時代に比べたら微々たるもの、怒られるの承知で言えば、暇つぶし、ボランティア程度のもの。

目減りする貯金、30年以上ある残りの人生。

もっと稼げる仕事はないのか。博満は新聞の募集広告などを見るようになった。

圧倒的に多いのが、警備員、ビル管理要員、スーパーの要員や飲食店の店員。

夜勤のあるところは給与がやや高そうだ。西友の夜勤仕事いいかも・・・・・

職安も行ってみたが、希望の持てそうな仕事はなし。

そんなある日、「第三種電気主任技術者で英語堪能な人募集」とのビル管理会社の広告を発見。

電気主任技術者の資格は、工業高校電気科卒業の証(あかし)として30年以上前に取得。

一度も活用することなく寝かせていた資格だ。ビル管理の経験は学生時代に1か月ほどバイトした程度。

「資格あり、経験なし」の状況だ。

外資系に勤め英語は人並み以上、海外赴任経験もあるので英語は問題なし。

「これやこれや」

博満、早速、広告にある連絡先に電話。翌週、月曜日に面接となった。

場所は東新宿。新宿から歌舞伎町の飲食店街、ホストクラブ街、ラブホ街を抜けると東新宿。

新大久保や職安通りのコリアンタウンも近い。ヤクザの事務所もいくつかある。

悪くない。

当日は、人事部長の説明後、いきなり社長面接。

後で分かったことだが、出入りの激しいこの会社、毎日、自分で面接するのが社長の方針とのこと。

社長曰く、会社の戦略として外資系企業に焦点を当てているとのこと。

30分ほどの面接で採用決定。

社員ではなく個人授業主として契約してほしいと頼んだところすぐにOKがでた。

仕事も翌週からとのこと。

サラリーマン時代に比べると半分以下の収入だが、ビル管理業界の中では良い方の給与だ。

これで少し人生が上向きになるかも、と博満。

しかし、この会社、なかなかのものであった。

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