ラグビーは、仲間と共にボールを前に進めていくスポーツですが、ルール上、(キック以外では)ボールを後ろにつないでいく。
陣地を下げてでも、後方の味方の選手にボールを託そうという思いになれるのは仲間を信頼しているからこそ。
“この選手は、失敗するんじゃないか”という思いがあれば、パスをせず、無理をしてでも、自分が前にボールを運んでいこうと思う。
でも、それだけでは結局、ボールを大きく前に進ませることはできない。
そう考えると、ラグビーでボールを前に進ませるためには、必然的に自分が厳しい状況になりながらでも、味方の選手に、より良い環境をつくっていこうと努力することになる。
つまり、「ボールをつなぐという行為」が、そのまま「信頼を築く行為」になっていく。
人の痛みが分かったり、「信頼関係の大切さ」に気付けたりするのが、ラグビーの良さだと思う。
僕が現役を退いたのは、選手として成長が見込めない中で、ポジションが確約されているということがあったから。
居心地の良さに安住してしまうと、自分の成長が止まってしまう。
今の若い人は、周りと自分を比べ過ぎてしまうところがあるんちゃうかなと思う。
人と比較して“できる、できへん”となると臆病になってしまうことが多いと思う。
だけど、一歩踏み出せば、いろいろなことが経験できる。
だからこそ、自分の目標を明確にイメージし、そのアプローチは、他人のまねではなく、自分で考えて行動してもらいたい。
仮に、目標地点までたどり着けなかったとしても、自分が決めた道を恐れずに一歩一歩進んでいく中で、経験という“引き出し”が増えていく。
それが、間違いなく自分の力になる。
:大畑 大介 元ラグビー日本代表 ラグビーW杯2019アンバサダー
One for all. Alol for one.の精神を育むスポーツである。
あらゆる組織の成果はマネジメントすることで得られる。
マネジメントすることができれば、仕事もスポーツのようにできるように思う。
ラグビーはマネジメントを学ぶうえで、非常に参考になるスポーツの一つである。
課題はマネジメントするための環境づくりである。
マーケティングと仕組づくりである。
次に、営業であり、運営である。