茨城県植物園のバラは今、盛りを迎えています。
バラ属の植物は、灌木、低木、または木本性のつる植物で、
葉や茎に棘があるものが多く、葉は1回奇数羽状複葉です。
花は5枚の花びらと多数の雄蘂を持つが
園芸種では大部分が八重咲きです。
北半球の温帯域に広く自生しているが、チベット周辺、
中国の雲南省からミャンマーにかけてが主産地です。
ここから中近東、ヨーロッパへ、また極東から
北アメリカへと伝播しています。
南半球にはバラは自生していません。
世界に約120種があるようです。
日本はバラの自生地として世界的に知られており、
品種改良に使用された原種のうち
3種類(ノイバラ、テリハノイバラ、ハマナシ)は日本原産です。
古くバラは「うまら」「うばら」と呼ばれ、
『万葉集』にも「みちのへの茨(うまら)の末(うれ)に
延(ほ)ほ豆のからまる君をはかれか行かむ」という歌がある。
『常陸国風土記』の茨城郡条には、
「穴に住み人をおびやかす土賊の佐伯を滅ぼすために、
イバラを穴に仕掛け、追い込んでイバラに身をかけさせた」とある。
常陸国にはこの故事にちなむ茨城(うばらき)という地名があり、
茨城県の県名の由来ともなっていて県花は「バラ」である。
バラが咲いた バラが咲いた 真っ赤なバラが ♪
マイク真木の歌が大ヒットしました。
彼の本籍地が茨城県水戸市である縁で、水戸大使も務めていました。