Johnny’s Dazed And Confused Days

〜ジョニーのぼんやりと混乱した日々〜

♪ アンド・アイ・ラヴ・ハー / ザ・ビートルズ:1964年作

2023年09月03日 07時00分00秒 | 『A Hard Day's Night』
それなりに紆余曲折?
映画『ビートルズがやって来る ヤァ! ヤァ! ヤァ!』で使われたアコースティック・ナンバーといえば、「And I Love Her」を真っ先に思い出す方が多いと思います。 しかし、このアレンジに落ち着くまで、フォークロック調のアプローチをするなど、それなりに紆余曲折があったようです。


ジョージとリンゴが楽器を持ち替えて・・・
楽器を替えただけで、こうも雰囲気が変わってしまうという典型例ですね。
それにしても、既に「Till There Was You」でガットギターを使用して大成功しているわけですから、もっと簡単にこの「And I Love Her」のアレンジも決まったものと思っていました。


【 Single Data 】
リリース:1964年7月20日(米国)
チャート:米国12位


4人の最高のパフォーマンス
何と言ってもロマンティックなメロディとジョージ・ハリスンの美しいガット・ギターが素晴しいですね。
そして忘れてはならないのが、目立たないですが、リンゴ・スターの叩く、クラベスが大きな隠し味となって曲を引き立たせています


【 Single Data 】
リリース:1964年10月5日(日本)
チャート:オリコンがない時代

バラードでありながら、ストリングスなど入れない、シンプルなバックの演奏が心地良い・・・正確に刻まれるジョン・レノンのアコースティック・ギターのストロークと、シンプルに刻まれるリンゴ・スタークラベス、なんの違和感も感じさせない転調と、ジョージ・ハリスンガット・ギターのソロ、そして、この曲のイメージにピッタシのポール・マッカートニーの甘い歌声…etc

1人として欠ける事が許されない、4人の最高のパフォーマンスで作り上げられた名曲です。


【 Album Data 】
リリース:1964年6月26日(米国)
チャート:米国1位


元のメロディはポール、曲がもうひとつ単調な為、サビの部分でジョンの協力を得て曲が完成しました。
正にこれこそがレノン=マッカートニーの共作といえる曲ですね!
この曲を初めて聴いた時、「なんて美しい曲なんだろう!」と思いました。
 【 Album Data 】
リリース:1964年7月10日(英国)
チャート:英国1位


最初のスタンダード曲?
ビートルズの曲は全曲スタンダードと言ってもおかしくはありませんが、このアコースティック・ナンバーこそが、多くのシンガーや演奏者がカバーした最初のスタンダード曲と言ってもいいのではないでしょうか?


映画『サウンド・オブ・ミュージック』でお馴染みのジュリー・アンドリュースもカバーしております。
女性シンガー・ヴァージョンですから、"Her ➡︎ Him"と変更する~これはもう、皆さんにはお馴染みの事と思います。


アンド・アイ・ラヴ・ハー / ザ・ビートルズ
この愛のすべてを彼女に捧げよう
誰だって好きにならずにいられないような娘
愛してるんだ

彼女はやさしく僕に尽くしてくれる
愛に満ちたくちづけは僕だけのため
あの娘を愛してる

僕たちの愛は決して消えない
君がそばにいてくれる限り

暗い夜空に輝く星々のように
僕の愛はいつまでも変わらない
あの娘を愛してる

暗い夜空に輝く星々のように
僕の愛はいつまでも変わらない
あの娘を愛してる






2 コメント

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Unknown (naotomo3451)
2023-09-03 15:13:05
こんにちは!
またまた大好きなビートルズで、嬉しいです。
ジュリー・アンドリュースがカバーしていたのは
知りませんでした。なかなか大人な感じで素敵ですね。やはりビートルズは凄いです。

ジュリー・アンドリュース大好きで、エーデルワイス、私のお気に入り、ドレミの歌など下手くそな出鱈目に近い発音で威張って歌っていました。
懐かしい。有り難うございました。なおとも
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Unknown (ikenaijoni)
2023-09-03 19:44:27
@naotomo3451 さんへ
今晩は🌃
これだけのスタンダードにもなっているバラードでありながら、ストリングスを入れないとシンプルな楽器編成で最高な曲にしているところが素晴らしいですね。
シンプルなバックが楽曲の良さを更に引き出している典型的な曲だと思っています。
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