♪ 夜明けのヒッチ・ハイク / ヴァニティ・フェア：1969年作

音楽の原点は小さなラジオから・・・
洋楽を聴き始めるようになって暫くしてから、母親から初めて、自分専用のトランジスタラジオを買って貰いました。
その時は嬉しかった！\( ˆoˆ )/
誰にも気兼ねする事なく、自分の世界に入っていけたわけです。

小さい頃のラジオというとこんな真空管のラジオでした。
ラジオといっても、オーブン・トースターの倍ほど大きさ！(^O^)

真空管のラジオの次はステレオでラジオを聞くようになりました！

確かにステレオは、音はいいけど家族の共有物・・・
そこで、登場したのが小さなトランジスタ・ラジオでした。

確かに音は劣るけど、そこには自分だけの世界がありました！

今日は母から買って貰った"トランジスタ・ラジオ"のスイッチを入れた瞬間に流れて来た思い出の曲をご紹介させて頂きます。

【 Single Data 】
リリース：1969年11月(英国)、1970年8月25日(日本)
チャート：英国16位、Billboard 5位、オリコン14位

今日ご紹介するのは、ヴァニティ・フェアの「夜明けのヒッチ・ハイク Hitchin' A Ride」、それまで特に好きな曲と云うわけじゃあなかったけど、母からの思わぬプレゼントのトランジスタ・ラジオから、初めて流れて来た曲と云うことで特別な曲となりました。

何年かして年老いても・・・まあ、今でも充分に年取ってますが(#^.^#)
これを聴く度に、思春期の自分とその時の母の愛情を思い出し、胸にグッと来る曲になるんじゃないかな？

さて、この「夜明けのヒッチ・ハイク 」なんですが、ヴァニティ・フェアの日本でのヒットとしては、クリフ・リチャードの曲をカバーした「幸福の朝」に続いてのもの、中学時代の音楽の時間に吹いたようなチープな縦笛が印象的です。

それにしても、この曲がオリコン・チャートで14位に入っていたのは意外でした！

当時、洋楽がオリコン・チャートに登場するということは珍しいことではなかったですが、この曲はチャートインするほどヒットしたという記憶がないんですよね！

しかも、文化放送の"All Japan Pop"では2位に入ってました。

「悲しき鉄道員」「長い夜」「イエロー・リバー」「男の世界」など、70年代を代表する曲が居並ぶ中での第2位ですから、その価値は大きいですね！

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Hitchin' A Ride - Vanity Fare

夜明けのヒッチ・ハイク / ヴァニティ・フェア
親指立てても　車は通り過ぎる
午前1時近くなのに　こんな場所に僕はいる

ヒッチハイク　ヒッチハイクして
家に帰らなくちゃならない　夜が明けるまでに
お金がないから　電車は無理なんだ
溺れてしまうくらいの　雨の中で

ヒッチハイク　ヒッチハイクして
家に帰らなくちゃならない　彼女の元へ
ヒッチハイク　ヒッチハイクして
ヒッチハイク　ヒッチハイクして

今日、長距離電話があった
彼女が寂しそうだったから　帰るところ

ヒッチハイク　ヒッチハイクして
家に帰って彼女を喜ばせなけりゃ
ヒッチハイク　ヒッチハイクして
ヒッチハイク　ヒッチハイクして

親指立てても　車は通り過ぎる
野郎だけど　誰か止まって助けてくれない？

ヒッチハイク　ヒッチハイクして
久しぶりに　彼女の元へ
ヒッチハイク　ヒッチハイクして
ヒッチハイク　ヒッチハイクして

♪  ♫  ♪  ♬  ♪  ♫  ♪  ♬  ♪  ♫  ♪  ♬  ♪  ♫  ♪  ♬  ♪  ♫  ♪  ♬  ♪  ♫  ♪  ♬

【 All Japan Pop 】1970年11月2日付
01.悲しき鉄道員 / ショッキング・ブルー
02.夜明けのヒッチ・ハイク / ヴァニティ・フェア
03.悲しみの兵士 / シルヴィ・バルタン
04.つばめのように / ジリオラ・チンクェッティ
05.ケ・セラ・セラ / メリー・ホプキン
06.男の世界 / ジェリー・ウォレス
07.長い夜 / シカゴ
08.いとしのジュリー / ボビー・シャーマン
09.愛する未来に歌おう / オリジナル・キャスト
10.サマー・タイム・ブルース / ザ・フー
11.グッドバイ・サム / クリフ・リチャード
12.イン・ザ・サマータイム / マンゴ・ジェリー
13.アイ / トム・ジョーンズ
14.恋のテクニック / エジソン・ライトハウス
15.ルッキン・アウト・マイ・バック・ドア / CCR
16.ゴ・アウェイ / 1910フルーツガム・カンパニー
17.イエロー・リバー / クリスティ
18.ワレリヤの恋 / アレクサンドル・ザツェーピン指揮管弦楽団
19.夜霧のなかで / ヴィッキー
20.二人の架け橋 / ブレッド