Johnny’s Dazed And Confused Days

〜ジョニーのぼんやりと混乱した日々〜

♪ サンライズ / エリック・カルメン: 1975年作

2024年03月15日 14時40分42秒 | 1970年代の洋楽
イメージの膨らみを感じさせるイントロ
静かに流れ始めたシンセサイザーが徐々に音量を増し、美しいピアノの調べ、やがて重厚な音が重なり、ドラマチックなギターが更にスケールを大きなものに・・・

このイントロを聴くと、勿論、タイトルの「Sunrise」からのイメージもそうさせるのだと思いますが、はるか彼方の水平線から、ゆっくりと太陽が顔を出し始める様子が頭に浮かびます。

 【 Album Data 】
リリース:1975年11月
チャート:Billboard 21位

今日ご紹介する「Sunrise」は、ラズベリーズ解散後、初めてリリースされたエリック・カルメンのファースト・アルバムの頭に収録され、アルバムから3枚目のシングル(米国)としてリリース、全米34位のスマッシュ・ヒットします!

しかし…
ベスト編集盤に収録されてないんですよね!
ラズベリーズのベスト盤もそうですが、エリック・カルメンも、今いち、選曲に納得出来ない面があります。
勿論、ベスト盤というものは、全ての人が満足するのは無理なんでしょうが・・・

エルトン・ジョンの名曲を凝縮したよう!
何れにしても、最高のお薦めアルバムのトップを飾るこの曲は、エリック・カルメンの魅力が十分に詰まった名曲です。
この「Sunrise」という曲は、それぞれイメージが違う3つの部分から構成されています!

① シンセサイザーによるドラマチックな導入
② エリック・カルメンならではのスケール感のあるスウィートなヴォーカル
③ アップテンポで劇的なエンディング・インストゥルメンタル

特にエンディング部分はエルトン・ジョンの曲をイメージさせることから、曲全体がまるで、エルトンの名作『Goodbye Yellow Brick Road』の冒頭を飾る11分を超す大作「葬送~血まみれの恋はおしまい Funeral for a Friend(Love Lies Bleeding)」を凝縮したかのような印象さえ受けます。

間違いなく一般的に知られていない“隠れた名曲”のひとつと云えるでしょう!


サンライズ / エリック・カルメン
朝日よ この世の小さな愛すべき者を
明るく照らしてくれ
朝を明るく楽しいものにして
ぼくの憂うつな気分をどこかにやってくれ
ああ 月と星はどこかへ消えてなくなり
夜明けの光が見える
黄金の微笑みのように
真新しい日を照らし出している

朝日よ
おまえのその深紅色の空の暖かみの中に
ぼくを包みこんでくれ
ぼくは長い間信じていた
過ぎ去ってしまった夢を
月と星はどこかへ消えてなくなり
夜明けの光が見える
黄金色の微笑みのように
朝の空を照らし出している

ベッドから外界の音が聞こえる
ぼくは起き上がって窓を大きく開ける
そして朝の新鮮な空気を胸一杯吸う
新しい朝の空気を

朝日よ この世の小さな愛すべき者を
明るく照らしてくれ
朝を明るく楽しいものにして
ぼくの憂うつな気分をどこかにやってくれ
ああ 月と星はどこかへ消えてなくなり
夜明けの光が見える
黄金の微笑みのように
真新しい日を照らし出している




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