Johnny’s Dazed And Confused Days

〜ジョニーのぼんやりと混乱した日々〜

♪ 野望 / エリック・カルメン:1975年作

2024年03月17日 08時00分00秒 | 1970年代の洋楽
イマジネーション
自力で作る夢。寝ている間に見る夢が、神の啓示のように誰かに与えられた印象があるのに対して、イマジネーションは自分で作りあげたものだけに、どうしても「欲」がからんでくる。実際、魅力あるイマジネーションは小説、映画などに加工されて大金を稼ぐ。つまり、イマジネーションは金儲けの道具となるものであり、おかげで、生み出す能力の低い人は「イマジネーションが貧困だ」と貧乏人あつかいされる。

➡︎ 笑える国語辞典『フリペディア』より

今日はそのサウンドにより、イマジネーションの広がりを見せる事に成功したエリック・カルメンの曲をご紹介させて頂きます。

【 Album Data 】
リリース:1975年11月
チャート:Billboard 21位

ショービジネスの世界で、舞台の上で、歌、手品、コントなどを演じる人達をボードビリアンといいます。

今日ご紹介するエリック・カルメン「野望 Great Expectations」という曲、途中でブレイクして、軽快なタップダンスの音が入るなど、ボードビリアンの様子が目に浮かんで来るようなサウンドを持ってます。

ただし、歌詞の内容はボードビリアンの事を歌っているわけでなく、思うにまかせない自分自身の状態を詞にしています。
厳しいボードビリアン達の生活と自分の置かれてる厳しい状況を重ね合わせて、あえてボードビル調の曲風にしたんでしょうか・・・⁉️

いずれにしても、このような曲をサラッと書き上げてしまうところが、他のロック・アーティストにないエリック・カルメンの才能を感じさせるところで、多才なポール・マッカートニーに通じる部分があるように思えるんですね!
   

野望 / エリック・カルメン
毎日のように
髭を剃る理由を見つけようとする度
重く押しつぶされていくような気がする
時間が過ぎていくのを
ただ見ている
ベッドから抜け出す気にならない
見せ掛けのゲームのような人生を
送る気にならない
堕落していく(間違った)夢に
捕らえられているようだ

ああ そんな全ての大きな希望は
決して叶えられることはないように思える
僕の計画して通りにはいかない
そんな全ての大きな希望
どうしてうまくいかないのか
僕には分からない

物事がうまくいくだろうと思うと
ロスから電話が掛かってくる
残念だが“君の歌を変更することになった”
僕は説得しようとするが
うまくいかない
結局彼らはやりたいようにする
僕に何が言える?
彼らは今まで間違えたことがないんだから

人生なんてチャンスという名のゲームさ
誰かがそう言っていたと思うよ
フラフープをもらうこともあれば
エドセルをもらうこともあるんだ

ああ そんな全ての大きな希望は
決して叶えられることはないように思える
僕の計画して通りにはいかない
そんな全ての大きな希望
どうしてうまくいかないのか
僕には分からない

【 同アルバムに収録されている曲の過去記事 】


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