Paul McCartney LIVE!!
これを見たひとりのミュージシャンが、アーティストとしてやっていく自信を喪失!
そこでそのミュージシャン、こともあろうか別れた奥さんへのところに悩みの電話を入れました・・・
「貴方には才能がある」とこんな風に励まされた彼、“まだ脈あり!”と判断したのか、元妻に復縁を求めます・・・
しかし、素気無い返事しか帰ってこず、見事に沈没!
こんな未練タラタラの想いを作詞者のキャロル・ベイヤー・セイジャーに話して聞かせ、詞を付けて貰いました。
そのミュージシャンというのが「カリフォルニアの青い空」のヒットで知られるアルバート・ハモンド、そして、その未練タラタラの思いを曲にしたのが名曲「はるかなる想い When I Need You」でした。
When I Need You - Albert Hammond
この曲をアルバート・ハモンドが発表したのが1976年にリリースした同名のアルバム『When I Need You』。 1972年に全米5位を記録した「カリフォルニアの青い空」以降、自身大きなヒット曲がなかったハモンドでしたが、ソングライターとしての実績は上々で、「99 Miles From L.A.」「The Air That I Breathe」...etc 多くの曲を他のアーティスト達が取り上げています。
「アーティストとして自信がなくなった」なんてどんでもない話~そもそもポール・マッカートニーと比べること自体、無理があることですよね!(笑)
この名曲を世に出したのは・・・
この曲を一躍有名にしたのが1977年にカヴァー・ヒットさせたレオ・セイヤーでした。
英国ウェストサセックス州ショアハム生まれのこのレオ・セイヤー、スリー・ドッグ・ナイトがカヴァー・ヒットさせた「The Show Must Go On」(全米4位)や「One Man Band」(全米17位)といった数々のヒット曲を生み出した売れっ子ソングライターにも拘わらず、今やスタンダード曲となった名曲「はるかなる想い」は他人の曲という、ちょっと気の毒なアーティストなんです。
切なさが伝わって来るのは・・・
名曲として名高いこの曲、海千山千のアーティストが黙って見過ごすわけはなく、ロッド・スチュワートやセリーヌ・ディオンといった大物アーティストもカヴァーしております。
しかし、やはり、この曲のカヴァーを最初に世に送り出した悶々とした切なさを最も感じさせるレオ・セイヤーのヴァージョンが個人的には一番好きです。
深いんですね。知識が豊富で感心してしまいます。好きな曲があまりに同じな事にもビックリです!また楽しみにしています。
ヒットさせたレオ・セイヤーは、優れたコンポーザーでありながら、他の人の曲もカバーするなど、とても柔軟な考えのアーティストの様に思います。
全米のNo.1ヒットを3曲も出しています。
アルバート・ハモンドは名曲を何曲も書いてるわけですから、もっと評価されてもいいアーティストだと思ってます。