前日に「Teach Your Children」をご紹介させて頂きましたので、続いて今日もCSN&Yの曲を・・・
「Teach Your Children」はアルバム『デジャ・ヴ』に収録されている事はお話しさせて頂きましたが、今日もそのアルバムの中から「Carry On」という曲の紹介です。 アルバムのトップを飾る曲で、お気に入りの曲の一つなんですが、シングルでは何と「Teach Your Children」のB面なんですよね! これには驚き桃の木山椒の木でした!
「こっちの曲の方が彼ららしくて良いだろ!」というのが本音です。
前年の1969年5月に『クロスビー、スティルス&ナッシュ』というアルバムでデビューし、コーラスの美しさを絶賛され大ヒットを記録。 彼らは同年の8月に開催された歴史的野外コンサートの“ウッドストック・フェスティバル”にも参加するなど、ホリーズ、バーズ、バッファロー・スプリングフィールドといった人気バンドの中核にいた3人が集まって出来た、いわゆる“スーパーバンド”と称されるに相応しいスタートを切ることが出来ました。
更なる高みを目指す為、「ロック色をもっと出したい」と思ったスティーヴン・スティルスは、ギタリストを探し始めるも、当てにしていたギタリストから、ことごとく断られ、彼はバッファロー・スプリングフィールド時代のバンド・メンバーだったニール・ヤングに声を掛けました。
当時のヤングは既にソロ活動に入っており、ヤング名義のアルバムとクレイジー・ホース名義のアルバムをそれぞれ1枚づつ出しており、クレイジー・ホース名義のアルバムは全米32位を記録するなど、順調な歩みを始めたばかりでした。
ニール・ヤングが加わった事により、CS&N➡︎CSN&Y(クロスビー、スティルス、ナッシュ&ヤング)になったわけですが、実際にはアルバム『デジャ・ヴ』の10曲の内の半分、ヤングが単独で書き上げた2曲(共にリードヴォーカルはヤング自身で残り3人はコーラス)とギターを弾いた3曲だけの参加で、今日ご紹介する「Carry On」には、ニール・ヤングは参加しておりません。
アルバムのオープニング曲がない!
アルバム制作も終盤に差し掛かった頃、グラハム・ナッシュから「アルバムのオープナーに充てる曲がない」との指摘があり、スティーヴン・スティルスは バッファロー・スプリングフィールド時代に未完のまま放置していた曲にレッド・ツェッペリンの3枚目のアルバムのアコースティック・ナンバー「Friends」をインスパイアした曲を合体した「Carry On」を完成させました。
最初から最後までずっと3声コーラスが続く、いってみれば彼らの魅力を凝縮したような曲です。
Carry On - Crosby, Stills, Nash & Young
1月19日にデビットクロスビーが81歳で亡くなられたというニュースが入ってきました。
ご冥福をお祈りします。
知らなかったです!
クロスビーとスティルスの二人の太り方が異常なので心配してたところでした。
たまたまですが、2、3日中にデヴィット・クロスビーの曲を投稿予定でいました。