Johnny’s Dazed And Confused Days

〜ジョニーのぼんやりと混乱した日々〜

♪ オール・アイ・ワナ・ドゥ / シルバー:1976年作

2024年02月22日 07時00分00秒 | 1970年代の洋楽
どんでん返し
正反対にひっくり返すこと。話・形勢・立場などが逆転すること。

この言葉の由来が“歌舞伎の舞台で一気に場面を転換させる”ことから来ているということは有名。
昔、この“どんでん返し”をアルバムの冒頭で披露したウェストコーストの新人バンドがありました。

【 Album Data 】
リリース:1976年
チャート:Billboard 142位


ウェストコースト版ビートルズ?
しんみり感満載のオープニング曲のMusicianに続いて、間髪を入れずに始まるのが、今日ご紹介する「All I Wanna Do」です。
ちょっぴりふさぎ込んでいた気持ちを、一気に晴れ渡らせる明るさがこの曲にはあります。

サビの“ただ君をずっと愛していたいだけ”という一途な気持ちが何度も何度も繰り返されるこの曲、そのサビとセットになっているような短いAメロ、そして何と言っても、途中の“泣きのメロディ”がまたいい!
その“泣きのメロディ”も最後には、一気の盛り上がりを見せ、またAメロに戻る・・・

コンパクトにまとまっていて、全く無駄が感じられません!

小気味いいミディアム・テンポ、そのコーラス・ワーク、そのメロディと構成、バックのアレンジと全てが理に適っており、完璧なポップスに仕上がっています。
まるで1970年代半ばにアメリカ西海岸に甦った、ビートルズの新曲の様ですね♪

"Musician" ➡︎ "All I Wanna Do"

それにしてもこの並びは最高です!
もしかしたら、“この2曲を並ばせることを前提に、全体の曲順が決まって行ったのでは?”なんてことを思わずにはいられません。

少なくとも、「All I Wanna Do」という曲の存在なくして、オープニングの「Musician」はなかったのでは・・・?

何れにしても、、、この2曲の相乗効果が半端じゃない❣️

オール・アイ・ワナ・ドゥ / シルバー
ただ君を ずっと愛していたいだけ

君にはお金なんてなくていい
君には何もなくていい 今夜は
ただ君を ずっと愛していたいだけ

君には頼みごとなんてない
君には何も 難しい要求なんてない
ただ君を ずっと愛していたいだけ

ふたりが判れるようなことになったら
立ち直るだなんて 僕には出来るのかな
僕はすっかり心を閉ざしてしまい
こんな思いもうんざりだろう

僕らは落ち込んでしまうんだ
満たされる愛がないなら
愛があるなら 捨てたりしないさ
それが確かにあるんだ 今の僕らには

君には契約なんて求めない
だけど君が望むなら それでもいい
ただ君を ずっと愛していたいだけ

ふたりが判れるようなことになったら
立ち直るだなんて 僕には出来るのかな
僕はすっかり心を閉ざしてしまい
こんな思いもうんざりだろう

僕らは落ち込んでしまうんだ
満たされる愛がないなら
愛があるなら 捨てたりしないさ
それが確かにあるんだ 今の僕らには

君には保証なんて求めない
僕らの愛に証明書なんていらないさ
ふたりが判れるようなことになったら
立ち直るだなんて 僕には出来るのかな
僕はすっかり心を閉ざしてしまい
こんな思いもうんざりだろう

僕らは落ち込んでしまうんだ
満たされる愛がないなら
愛があるなら 捨てたりしないさ
それが確かにあるんだ 今の僕らには





2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (マチルダ)
2024-02-22 20:15:02
こんばんは。このアルバムいい曲いっぱいですね。バンシャガランも好きでした。思い出させてくださってありがとうございます。ぽちっと注文してしまいましたよ。
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Unknown (ikenaijoni)
2024-02-22 20:24:12
マチルダさんへ

こんばんは🌇
同時期のウェストコーストのバンドで、イーグルスのメンバーもレコーディングに参加しているフールズ・ゴールドもお薦めです。
この時期のウェストコーストのバンドは、実力者がサークル活動を楽しんでいるかの如く、自由気ままにレコーディングに参加しているようなイメージがあります。
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