Johnny’s Dazed And Confused Days

〜ジョニーのぼんやりと混乱した日々〜

♪ 恋のピンチヒッター / ザ・フー:1966年作

2023年09月05日 07時18分04秒 | 1960年代の洋楽
【 Single Data 】
リリース:1966年3月4日(英国)、5月7日(米国)
チャート:全英5位

“恋のピンチヒッター”
この邦題には参りました! 
何とかならんかったんかいな?(^O^)
確かに“Substitute”の意味は代理人; 代用品だから、ピンチヒッターなら全く見当ハズレでないでしょう!

しかし・・・

ロジャー・ダルトリーはマイクを振り回し、ピート・タウンゼントは腕をクルクル回した挙句にギターをぶち壊す、キース・ムーンは破天荒にドラムを叩きまくり、ジョン・エントウィッスル“サンダーフィンガー”と呼ばれた指で“忙しないリード・ベース”を黙々と弾きまくる、、、
こんなイカレた連中の曲が「恋のピンチヒッター」と言われてもなあ~😱
ましてや、パンクの代表的なバンドのセックス・ピストルズも、この曲を歌ってるじゃありませんか!
全くバンドのイメージとはかけ離れた邦題としか言いようがない❗️

何とかしてもらいたい邦題ですな!

1966年3月4日、「My Generation」に続くシングルとしてリリースされたのが、今日ご紹介する「Substitute 恋のピンチヒッター」です。
ハイコードとローコードを巧みに使い分けたピートのギターが曲の切れ味を出してますね!

アメリカでは歌詞の一部(俺は白人に見えるけど、親父は黒人)が微妙な為、歌詞の違った別ヴァージョンでリリースされました。
この頃の彼らはアメリカでは全く売れていませんでした。
彼らの本領が発揮されるのは、翌1967年のハーマンズ・ハーミッツの前座で主役の座を奪ったあたりなのかな、、、ライヴ・バンドの彼らならではですね!

恋のピンチヒッター / ザ・フー
俺達、かなり仲のいいのふたりと思うだろ
俺の靴、本革だと思うだろ
だけど、俺は他の男の代用品だとさ
俺、かなり身長あるように見えるのは、
ヒールが高いからなんだよ
単純そうに見える物でもみんな複雑なんだ
俺ががけっこう若く見えるのは、頭が空っぽだからさ!

お前の嘘が真実の代わりになる
そのコートが安っぽいビニールだってことは、
もうお見通しさ!
俺はどう見ても白人にしか見えないけど、
親父はクロだぜ
この見た目がいいスーツだってオンボロ袋で作ったものさ

俺は自慢できるような生まれじゃない
俺の住んでる町なんか、北が東で東が南なんだぜ
お前は真面目な顔して俺を見詰める
お前のは嘘泣きだろ.
深刻な問題でも、
お前は全く気にも留めないだろうよ
ただ、ほったらかして、
過ぎ去ってくがままにする

あの野郎の代わりが俺
ジンのつもりのコーラ
お前だってお袋の代わりなんだ
さっさと洗濯やれよ!






2 コメント

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Unknown (sakaki45)
2023-09-06 22:04:29
THE WHOの邦題、「無法の世界」とかカッコいいのもありますが、
「恋のマジックアイズ」とかもあったりで、
何だかなぁとは思います。
何しろ、初期の表記が「ザ・フゥー」でしたからね。ダサく感じます。
「マイジェネレーション」が「俺たちの世代」っていう邦題にならなくてよかったとは思います。
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Unknown (ikenaijoni)
2023-09-07 07:45:24
@sakaki45 さんへ
僕が洋楽を聴き始めた頃に、リアルタイムでヒットしたのが「無法の世界」と「サマー・タイム・ブルース」でした。
当時、TVで「サマー・タイム・ブルース」のライヴ映像を観た事があり、その格好良さに衝撃を受けました。
邦題については、良いもの悪いものが極端だから笑えて来ますよ。
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