Johnny’s Dazed And Confused Days

〜ジョニーのぼんやりと混乱した日々〜

♪ イエロー・リバー / クリスティ:1970年作

2023年01月30日 08時14分52秒 | 1970年代の洋楽

今日ご紹介するのも、、、
70年代の洋楽ポップスを代表する曲です!


今日は、70年代初めにラジオを聞いていた少年少女だったら、誰でも知っているクリスティ「イエロー・リバー」の紹介です。
イギリスで結成されたクリスティ、メンバーは、ジェフ・クリスティ(Bass & Vocal)、ヴィック・エルムズ(Guitar)、マイク・ブレイクリー(Drum)のトリオ、イメージ的には、CCRの小型版という感じでした。

アルバム曲じゃあ納得できない!
この曲、元々は、ジェフ・クリスティが、「サイレンス・イズ・ゴールデン」などのヒットで知られるトレメローズというグループに提供した曲でした。
しかし、不本意な事に、シングル曲として採用されず、アルバムの中の収録曲としての扱い・・・
『自分でグループを作って、シングル・リリースしたらどうだい』というアドバイスもあり、急きょ、結成したバンドというのが “クリスティ” でした。
しかし、この曲のバックの演奏は、新グループのものでなく、トレメローズのバック・トラックが使用されている為、実質的には、“ジェフ・クリスティ&トレメローズ” と言った方が正しいのかもしれませんね。

Yellow River - Tremeloes


ビートルズに勝った? トレメローズ!
トレメローズといえば、ビートルマニアの間では有名なバンドなんです。
1962年1月1日、英国のレコード会社デッカで行われたオーディションをビートルズと一緒に受けたバンドで、結果はビートルズは落選し、トレメローズが合格しました。 「演奏力が勝り、ロンドンから連絡が取り易い場所に住んでいたから」という理由だったそうです。
ビートルズが大成功したことから、当時のプロデューサーは会社での立場がかなり厳しい事になったそうですが、ジョージ・ハリスンからローリング・ストーンズを紹介され、その立場の回復が出来たとか、、、ジョージのナイス・アシストですね!


トレメローズとクリスティの関係
ギター担当のヴィック・エルムズのお兄さんが、トレメローズのメンバーだった事も影響してか、この曲の売り出しにトレメローズもコンサートなどで「イエロー・リバー」を演奏するなど、かなり売り出しに協力したという事です。

しかし、自分達がシングル・リリースを見送った曲、しかも、自分達のバック・トラックを拝借した曲が、大ヒットになった時のトレメローズのメンバーは、どんな気持ちだったでしょうねぇ?

黄河の事じゃない?
さて、話をクリスティの「イエロー・リバー」に戻しますが、この曲は、ベトナム戦争に行った兵士が除隊証明書を貰い、イエロー・リバーに帰れるのを喜んでいるといった内容、歌の中の川は"The Yellow River"としていないことから、俗にいう“黄河”の事ではなく、架空の場所のようです。
しかし、ジャケットを見ると、何となく黄河を連想してしまいますよね(笑)
キャッチーで覚えやすいメロディのこの曲は、本国のイギリスで1位を、全米23位の大ヒットとなりました(^^♪

Yellow River - Christie

イエロー・リバー / クリスティ
さよなら 後はしっかり頼んだぜ
除隊証明書はもらったし 給料ももらった
荷物をまとめて家路につく
イエロー・リバーへ帰るんだ

銃は下ろした 戦いに勝ったんだ
グラスを満たして高く上げ さあ時間だ
ボクの好きな場所に戻るんだ
イエローリバーへ帰るんだ

イエロー・リバー イエロー・リバー
脳裏に浮かぶ 目に浮かぶ
イエロー・リバー イエロー・リバー
ボクの血の中にある愛すべき場所

説明する時間はない 時間がもったいない
明日の夜はボクがいるのは
月の下で寝ている
イエロー・リバー

大砲の音は耳に残っている
生きていて本当にうれしい
だいぶ離れて久しい
イエロー・リバー

夜はひんやりしてたっけ 川淵が目に浮かぶ
イエロー・リバーで会った女のコを今でも覚えている

イエロー・リバー イエロー・リバー
脳裏に浮かぶ 目に浮かぶ
イエロー・リバー イエロー・リバー
ボクの血の中にある愛すべき場所

説明する時間はない 時間がもったいない
明日の夜はボクがいるのは
月の下で寝ている
イエロー・リバー

♬  ♪ ♬  ♪ ♬  ♪ ♬  ♪

【 文化放送 All Japan Pop 20 】1970年8月31日付
01.イエロー・リバー / クリスティ
02.ふたりの天使 / サン・プルー楽団&ダニエル・リカーリ
03.コンドルは飛んで行く / サイモンとガーファンクル
04.ミスター・マンディ / オリジナル・キャスト
05.燃ゆる乙女 / クリフ・リチャード
06.ウッドストック / クロスビー,スティルス,ナッシュ&ヤング
07.ママ・トールド・ミー / スリー・ドッグ・ナイト
08.悲しみの兵士 / シルヴィ・バルタン
09.ミスター・サン / ボビー・シャーマン
10.チャオ・ベラ・チャオ / ダニエル・ビダル
11.レイ・ダウン / メラニーとエドウィン・ホーキンズ・シンガーズ
12.ガラスの部屋 / ペピーノ・ガリアルディ
13.ロング・アンド・ワインディング・ロード / ビートルズ
14.アイ・オー・アイ・オー / ビー・ジーズ
15.よろこびのシンフォニー / ミゲル・リオス
16.イン・ザ・サマータイム / マンゴ・ジェリー
17.涙のフィーリング / ハイ・ヌーン
18.さらば夏の日のテーマ / フランシス・レイ
19.遥かなる影 / カーペンターズ
20.悲しみをのりこえて / フライング・マシーン


 



2 コメント

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Unknown (sakaki45)
2023-01-30 21:21:33
「イエローリバー」がトレメローズに提供された曲でしたか。知りませんでした。
リバプールサウンドとかマージービートには好きなグループが多々ありますが、
FMでエアチェックしたものを聴いていました。
もう30年以上昔の事ですが。

いずれ好きなグループの一つのウォーカーブラザーズの
記事も書ければと思います。
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Unknown (ikenaijoni)
2023-01-31 07:23:38
@sakaki45 さんへ
ビートルマニアとしては、当時のアメリカ進出して成功したバンドは数多く押さえています。 サーチャーズとかゾンビーズなんかは、サウンド的にすごくいいと思います。
昔、ウォーカーブラザーズといえば、「ダンス天国」がまるで日本の曲のようにTVなど色々な場面で歌われてました。
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