Johnny’s Dazed And Confused Days

〜ジョニーのぼんやりと混乱した日々〜

♪ シルバー・ムーン / マイク・ネスミス&ファースト・ナショナル・バンド:1971年作

2022年12月18日 19時00分00秒 | 1970年代の洋楽

便利な世の中になったものだ!
さて、昨今、手紙、葉書きの手書きといったものは個人的に本当に出さなくなりました!
皆さんも、社用の文章など、今、手にしているPCを利用して作り上げていらっしゃると思います。

その少し前はワープロも活躍・・・

これらは、間違って打ち込んでも、後でいくらでも修正がききます。
僕のブログの場合も、後になっておかしな文章が発見され、投降後も訂正することが多く、この恩恵を・・・(笑)
何れにしても、非常にスムーズに効率よく作業が進むようになったことは間違いありません!

ところが、ワープロより、更に前の、タイプライターはというと・・・

打ったと同時に、それが印刷されていくので、間違いが許されない!
絶対に間違えられない!
もし・・・間違ったら・・・

ハイ、それまでぇ~~よ!\( ˆoˆ )/

タイピストの味方!
1950年代、銀行で秘書をしていたベット・ネスミス・グラハムさん、どうもタイプライターを打つのが苦手らしく、何度も打ち間違えては打ち直しの繰り返し・・・
思うように仕事が捗りません・・・
当時の彼女、離婚していて、坊やをひとりで育てなくてはならなく、こんなことで、手間取ってはいられません・・・
そして、彼女が考えた必殺技~紙と同じ色の絵の具を塗って、乾いたら、その部分のタイプを打ち直す・・・
「間違った部分を紙と同じ色で塗りつぶしてしまえばいい」という発想!
これが、非常に綺麗な出来上がりを保つことを実証され、同僚からも、「この液をくれ」という注文が殺到!
自宅のミキサーを使って液体を作り、ひとり息子の坊やにも、瓶詰を手伝って貰い、自宅生産を始めます・・・

ところが、悩み多きタイピストはことのほか多く、とても自宅生産では追っ付けない状態になった為、会社組織にして大量生産を試みます。

こうして、出来上がった商品というのが、修正液の代名詞ともいえるリキッド・ペーパーでした!

「何故、音楽の紹介の筈だのに文具製品の紹介をしてるんだ!」
こんなことを思われる方も多いかと・・

そういった方々に声高らかに・・・
瓶詰を手伝った坊やこそ・・・
元モンキーズのマイク・ネスミスだったんです! 

モンキーズで唯一

マイク・ネスミスといえば、モンキーズで、“唯一のミュージシャン”と言われた人、現にオーディションで、選出された時点で、既にカントリー・ミュージシャンとしてソロ活動もしておりました。
モンキーズ解散後も、カントリー系の秀作ソロ・アルバムを数枚リリース・・・

それにしても・・・

マイクさん、資産家の息子さんだったんですな! 

今日ご紹介の「シルバー・ムーン」は、イントロの美しいギターの調べと、歌詞でタイトル部分の裏声が非常に印象的で、当時の洋楽少年少女には忘れられない曲です。
アメリカでは42位とイマイチの結果でしたが、日本では、1971年の春に大ヒットしました・・・

Silver Moon - Michael Nesmith & The First National Band

 



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