自然を求めて近辺ぶらり

四季折々の風景、草花、野鳥などの写真を紹介しています。

思い出のくるま旅 (3)・東北一周の旅

2017年10月18日 | くるま旅
10月11日・12日にアップした「思い出のくるま旅・東北編」の続編です。これも10年ほど前の旅の記録です。
6月1日から20日にかけて東北の初夏を訪ねた時のものです。以下のコースで回りました。
走行距離は3,441kmでした。画質が悪いですが、写真はアルバムからの複写です。


名古屋港から仙台港までは
太平洋フェリー「きたかみ」を利用しました。


名古屋港を午後8時に出港し仙台港まで
23時間の船旅の始まりです。
フェリーではショーやピアノ演奏などを楽しむ。
 

仙台港からは松島や牡鹿半島に立ち寄り、気仙沼
釜石・宮古・北山崎・久慈などを経て北上します。

牡鹿半島御番所公園と種差海岸蕪島のウミネコ
 



下北半島むつ市から恐山に向かう道の両側は
まるでフキ畑のようだつた。

恐山

恐山・三途川

恐山・賽の河原


奥薬研温泉かっぱの湯
川沿いの野趣あふれる温泉だった。


奥薬研温泉夫婦かっぱの湯
入浴していた地元のこの人と話す。
フキを採りに来ているという。
沢の近くのフキしか採らないと話しておられた。


本州最北端の地・下北半島大間崎




仏ヶ浦
長い年月をかけて自然が作り上げた光景です。
自然の偉大さを感じます。
駐車場から長い石段を20分ほど下りると
この光景に出会えた。船便もあるようでした。


九艘泊
むつ市脇野沢の九艘泊は下北半島の南西端の漁村。
江戸時代には早くから港町として発展したようです。
道はここで行き止まりとなる。
脇野沢は世界最北限の猿の生息地でもあります。


十和田湖畔に駐車して、タクシーで石ケ戸まで移動し、
奥入瀬渓流沿いを子ノ口まで8.9kmを歩く。

山菜の王様「シドケ」を採りに山に入るため
流されないように、木にくくりつけたロープを
腰に巻いて奥入瀬渓流を渡る人。
この人と、しばし雑談。
" シドケを食べると体内の毒素が
抜けるような気がする" と話しておられた。


酸ヶ湯温泉のヒバ千人風呂に入る。
入口は別々だが、中は混浴で仕切りも何もなかった。

すいれん沼と八甲田山


まだ雪が残っていた。


水芭蕉も咲いていた。


青森観光物産館アスパムから見た青森ベイブリッジ。


青森駅前


青森駅付近には市場が数軒あった。魚の種類の多さ多さに驚く。


津軽半島竜飛岬
ここは本州の袋小路だ。読者も銘肌せよ。
諸君が北に向かって歩いている時、
その路をどこまでも、さかのぼりさかのぼり行けば、
必ずこの外ヶ浜街道に到り、路がいよいよ狭くなり、
さらにさかのぼれば、すっぽりとこの鶏小屋にも似た
不思議な世界に落ち込み、そこにおいて諸君の路は
全く尽きるのである。
     「津 軽」より  太宰治





竜飛岬の集落でフキの皮を剥く人たち。

日本で唯一の階段国道339号線。 
 

階段国道を上がる途中で地元の人に天然のセリを教えてもらう。香りが強かった。
この階段国道を上がると、石川さゆりさんの♪「津軽海峡雪景色」の記念碑があった。

竜飛岬から眺瞰台を経由して小泊に至る、竜泊ラインは
右手に日本海、山側にヒバ原生林が広がる素晴らしい景観だった。
途中、地元の人にタケノコ(根曲がり竹)が生えている場所を教えてもらう。
30分で30本の収穫。

青森十三湖


十三湖から金木町・五所川原・弘前城と津軽藩ねぷた村・岩木山神社
鯵ヶ沢・十二湖・能代・大潟を通り男鹿半島に入る。

秋田・男鹿半島入道崎
 

男鹿半島から秋田市・角館・田沢湖を経て乳頭温泉へ立ち寄る。

秋田・乳頭温泉「鶴の湯」
鶴の湯は日曜日とあって賑わっていたが
露天風呂は意外にも空いていた。
 

孫六温泉「黒湯」
黒湯は乳頭温泉郷の最奥にあり、
木の樋から落ちる打たせ湯の音と
鳥のさえずりだけが聞こえる
静かな温泉だった。
「鶴の湯」と「黒湯」の両方に入る。
 

秋田・玉川温泉
岩の上にゴザを敷いて岩盤浴をする人が多かった。
岩場の真ん中にある露天風呂では、
人目を気にすることなく入浴する男女の姿があった。








   

玉川温泉からは盛岡市・花巻市・北上市・水沢市
中尊寺・新庄市と進む。

♪「北上夜曲」の碑が立つ北上川畔とみちのく民俗村
 

肘折温泉郷黄金温泉カルデラ館で立ち寄り湯
天童高原へ向かう。

山形・天童高原
前日の雨が上がった天童高原の朝の風景は格別だった。


山寺立石寺
立石寺の山門から奥の院までの1,000余段の
石段はきつかったが、舞台造りの五大堂からの
眺めは素晴らしかった。


西蔵王高原ラインは、カーブはきつかったが、
道は整備されており、見通しも良かった。
展望広場からは山形市内が、蔵王ラインからは
上山市内が一望できた。

蔵王大露天風呂


蔵王お釜と蔵の街喜多方
喜多方では地図を片手に蔵を巡る。
歩きすぎて少し疲れを感じる。
 

会津・大内宿と霧降高原大笹牧場
小雨に煙る大内宿の軒先を流れる小川の清らかさ、
道端を彩る花々や藁葺屋根の民家が印象的だつた。
 

日光東照宮と吹割の滝
 

草津温泉・西の河原露天風呂と武具脱池
 

白根草津高原道路


旅の記録の一部
 


      白根高原道路から軽井沢・上田・更埴・松本に立ち寄り帰路につく。

最新の画像もっと見る

6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
東北の旅 (イケリン)
2017-10-18 21:11:03
たかさん こんばんは。
たかさんも同じようなコースを辿られたたことがあるのですね。
東北もこうして回ってみると、素晴らしさが実感できますね。
俗化していないところが、たくさんあったように思います。

草津白根高原道路は、最初に行った時の印象が強烈で、3回ぐらいは通ったことがあるのですよ。

竜飛岬の女性たちは、東北らしい光景だと思いますね。お気に入りの写真です。

この旅も含めて、運転は一人でやっているのですよ。
今までで、いちばんの長旅の記録は4,500km弱を走った北海道です。これも一人での運転です。
相棒が免許証をもたないものですから致し方ありません。
返信する
こんばんわ、イケリンさん (たか)
2017-10-18 20:36:23
恐山・奥入瀬・八甲田山・ねぷたの里・乳頭温泉・玉川温泉・山寺立石寺・大内宿と非常に懐かしいお写真でした。
    (私が回ってない場所も有りましたが)
そして日光、霧降の滝・草津温泉と来られた訳ですね。
この時だったのですね、草津白根高原道路を走られたのは。
さて、この長旅、イケリンさんお一人で運転をされたのですか?

竜飛岬の蕗を剝く二人の表情
何を話しているのか想像出来そうなお写真、とても気に入りました。
手前のピンクの女性が写真を引き立てているのでしょうね。
本当に良い瞬間を撮られました 
返信する
東北の旅 (イケリン)
2017-10-18 17:39:58
kagurakkoさん こんにちは。
恐山の三途川を渡りましたよ。いま、あの世にいます。(笑い)
大内宿のうどんは、ネギ一本を箸代わりに食べるようですね。
kagurakkoさんは食べられたようですね。美味しかったですか・・・。

東北の主だったところは、ほとんど回りましたよ。

日光東照宮も素晴らしいですが、広島・生口島の耕三寺も素晴らしいと感じましたよ。
西日光と言われるだけあって、日光東照宮そっくりの建物でしたね。
耕三寺はシームレスパイプで財を成した、金本耕三さん ? だったかが、
お母さんのために建てられたと記憶しています。親孝行ですね。
返信する
東北の旅 (kagurakko)
2017-10-18 16:53:28
こんにちは、イケリンさん。
長旅も旨くまとめておられますね‼
印象的な場所が沢山出て来ました。
三途の川ってお江戸日本橋みたいですね~。渡ったのですか?(笑)
八甲田山、゛静かさや岩に染み入るセミの声″ の立石寺、中尊寺も行かれましたか~。
大内宿は行ったような,?
ネギでうどんを食べるところ?違いましたか?
ミズバショウもみたいですね!
日光東照宮も行っていません。
広島東照宮で我慢ですね!
良いモノを見せて頂きました。
有りがとうございました。
返信する
東北の旅 (イケリン)
2017-10-18 07:59:58
人間はおかしなもので、意外と端っこに魅かれるのですよね。
この旅も、そんな思いから企画しました。
当地からだと下北半島や津軽半島などにはなかなか行けませんものね。

東北の温泉は、どことも素朴な感じがして素晴らしいと感じました。
返信する
6月の東北地方一周 (ヒトリシズカ)
2017-10-18 07:30:10
イケリンさん

今回は6月の梅雨の時期に東北地方を周回なさった記録ですね。

恐山・賽の河原から仏ヶ浦までと、秘境を行く旅ですね。仏ヶ浦はなかなか行くことができない場所です。

酸ヶ湯温泉では、しっかりと温泉を楽しまれて、貴重な体験です。

竜飛岬から眺瞰台もなかなか行けない場所です。根曲がり竹も採取されて、いい経験をなさいました(クマに出会わず、よかったです)。

秋田県の乳頭温泉も堪能されました。

蔵王お釜と蔵の街喜多方や、会津・大内宿と霧降高原大笹牧場と次々と、大胆に周回なさっています。



返信する

コメントを投稿