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思い出のくるま旅 (19)・山陰と山陽の旅 (鳥取、島根編)

2019年08月02日 | くるま旅
昨日掲載した旅行記の2年程前の10月初旬から2週間の日程で、松江市への帰省を兼ねて、山陰と山陽を回った時の記録です。この時の記録を見ると福井県小浜を経由して日本海側を鳥取・大山・松江・大森銀山・浜田・津和野と進み、その後山口県と広島県を回っています。今回は鳥取・島根編です。(鳥取と島根は往路と復路に立ち寄っているので写真の掲載順序が一部異なります。)
※ 写真はアルバムからの複写です。

くるま旅のコース


鳥取県
鳥取城址


用瀬町流しびなの館
男女一対の紙雛を桟俵に乗せ菱餅や桃の小枝を添えて、無病息災を祈り千代川に流します。江戸時代から続く伝統行事です。  
  

鳥取県の浦富海岸


白壁土蔵の町・倉吉


境港さかなセンター


夢みなとタワー


カマスがサビキ釣りで面白いように釣れていました。


島根県
美保関灯台




島根半島の海岸で


鰐淵寺 (がくえんじ・出雲市)
武蔵坊弁慶は、ここ鰐淵寺に多くの伝説を残しています。弁慶は仁平元年(1151年)松江市に生まれ、18歳から3年間ここ鰐淵寺にて修行をしたということです。その後京都の比叡山へと移り、源義経に出会ったと伝えられています。壇ノ浦の合戦で平家を滅ぼした弁慶は再び出雲の地に戻り、鰐淵寺に身を寄せました。この道中、弁慶は「大山寺」(現在の鳥取県大山町の山中にある寺)の釣鐘をかつぎ、鰐淵寺まで約101kmある山道を一晩で持ち帰ったといわれます。


松江フォーゲルパーク




松江堀川めぐりの遊覧船でお堀を一周




宍道湖の夕景


奥出雲
道の駅・奥出雲おろちループ


JR木次線・出雲坂根駅


JR木次線 出雲坂根駅ホーム
全国でも珍しい3段式スイッチバックで知られる出雲坂根駅は駅構内に延命水が湧き出しています。




こちらは、駅構外に設けられた名水の汲み場です。水を汲みに来る人が次々と訪れる人気ぶりでした。


亀嵩駅
松本清張の小説『砂の器』に登場した駅です。ただし、映画版で撮影されたのは、同じ木次線だが、ホームは出雲八代駅、駅舎は八川駅だったということです。亀嵩駅を使わなかった理由は「そばの看板が邪魔になったのと、崖が迫っていてカメラが引けなかったから」ということのようです。その他は亀嵩の町で撮影されたそうです。


亀嵩駅構内には、お蕎麦屋さんがあり、美味しいことで有名です。


奥出雲では元松江藩鉄師頭取"絲原家"の"絲原記念館"にも立ち寄りました。

日本海


石見銀山大森の町並み
大森の町並みをぶらつきながら、石見銀山みてあるきの地図を片手に龍源寺間歩などを見て歩きました。龍源寺間歩は、正徳5年(1715)に開発され、石見銀山では大久保間歩に次ぐ大坑道として良質の銀鉱山が昭和18年(1943)までの228年間掘り続けられました。江戸時代の開掘の長さは約600mに及びます。




羅漢寺


津和野








津和野稲成神社

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10 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
鳥取県・島根県の旅 (ヒトリシズカ)
2019-08-02 07:53:27
イケリンさん

以前に、鳥取県・島根県を回った旅では、たぶん高速道を利用していない・・まだ高速道ができていなかった当時のご旅行のようです。

何となく、観光地化する前の各地の様子が分かります。この中では、松江フォーゲルパークと松江城堀川めぐり以外は、行ったことがない場所ばかりです。

津和野町も行ったことがありますが、今回の画像を拝見すると、もっと観光地化しています。山口市・宇部市から萩市と津和野町に行きましたが、地方国道で何とか行った記憶があります。今ほど、ナビが優秀でなかった気がします。

先日、松江市・出雲市に行った際に「木次線」の維持を訴える看板があったと記憶しています。
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懐かしい! (fukurou)
2019-08-02 09:22:38
イケリン様
おはようございます。
懐かしい浦富海岸の前の島が出てきました。
この島までよく泳いで行きました。
と言ってもすぐ前なのですが。(笑)
浦富海岸遊覧船に乗られたことがあるのですね!その乗り場から道一本山沿いに入った所が実家です。乗り場から3分ほどです。懐かしい!
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鳥取県・島根県の旅 (イケリン)
2019-08-02 09:54:21
ヒトリシズカさん おはようございます。
松江や玉造温泉、出雲大社までは行かれても、奥出雲までという人は少ないように思います。
木次線も多分赤字路線なのでしょうね。いずれは廃線の憂き目にあいそうです。
津和野はかなり以前から有名観光地化していましたが、タイミングがよく人が少なかっただけのような気がします。
もっとも今ほどの観光ブームではなかったように思いますけれどね・・・。
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山陰の海 (イケリン)
2019-08-02 09:56:24
fukurouさん おはようございます。
浦富海岸の近くが実家なのですね。あの綺麗な海が遊びの場でもあったようです。山陰の海岸は美しいですね。
高校時代島根半島の漁村から来ている先輩がいて、夏休みに遊びに行ったことがあるのですが、
当時は少し沖の岩礁まで行けば、潜ることなくアワビやサザエが獲れました。
今では信じないような話ですが、fukurouさんも同じような思い出がおありではないのでしょうか。
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帰省も兼ねて (越後美人)
2019-08-02 15:20:55
ご実家への帰省を兼ねて山陽、山陰のドライブの旅だったのですね。
私も新潟に帰省の折、あちこち見学しながら帰ったことが懐かしいです。
こうして地図を作りますと、一目で行った所が分かっていいですね。

鰐淵寺に寄った弁慶さんの逸話は愉快ですね♪
さすが怪力の弁慶さんですね。
このようなことを知るのも、地方に旅する楽しみのひとつですね。

宍道湖の夕景が素晴らしいですね。
私も長い時間眺めて楽しみましたよ(^_-)-☆
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山陰・山陽の旅 (イケリン)
2019-08-02 15:55:23
越後美人さん こんにちは。
一目散に目的地を目指すよりも、あちらこちらに立ち寄りながら行くのが旅の醍醐味ですね。
自分の目で見たところは印象も強く、いつまでも脳裏に残ります。

まさか、この鰐淵寺が弁慶さんゆかりのお寺だとは存じませんでした。
弁慶といえば、いの一番に浮かぶのは京都の鞍馬山ですものね。

宍道湖は夕景の美しいところです。気象条件や波の有無で夕景も変化して、
一つとして同じものがないのが魅力です。何度眺めても飽きることのない光景ですね。
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こんにちは (ロメオ)
2019-08-02 16:27:45
イケリンさんの思い出といっしょに山陰巡りをさせて頂きました。
海岸線の眺めが美しい所なのですね。
砂の器、涙なしには観られない名作映画ですよね。
20代の頃、秋芳洞へ行きました。萩・津和野はまたの機会にと思ったきり。あの時、思い切って足をのばせばよかったです。
くるま旅のコース、地図を載せて頂いてとてもわかりやすいです。
イケリンさんは地図作りもお上手なのですね(^^)
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こんばんわ、イケリンさん (たか)
2019-08-02 18:19:05
イケリンさんが辿ったコースを見せて頂きますと私が立ち寄ったのは前回も記しました九州の帰りに寄った「松江」
九州入りする前に寄った「秋吉台」「萩・津和野」のみです。
松江はイケリンさんの故郷だったのですね。何だかとっても羨ましくなりました。
そして弁慶も同じく松江の生まれ
私が知っている弁慶は義経と五条大橋での出会い以降の事ですので、鰐淵寺で修行した事も合わせて初耳でした。

白壁の町並み、木次線の何処か懐かしい駅舎、このまま残して貰いたいですね。
何時か私も辿ってみたいです。
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山陰の旅 (イケリン)
2019-08-02 18:24:01
ロメオさん こんにちは。
山陰の海岸線の美しさは格別ですね。
砂の器は松本清張さんの小説を読んで映画を見て印象に残っています。話題になりましたね。

秋芳洞へは行かれたことがあるのですね。萩はすぐ近くなのに残念な思いをされましたね。
近くまで行って、あのときに寄っていればよかったというのは幾つがありますね。
この次になんて思っているとなかなか機会がないものです。
私も何箇所かそんなところがありますよ。
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山陰の旅 (イケリン)
2019-08-02 18:32:15
たかさん こんばんは。
私も弁慶が松江の生まれだったことは、このお寺を訪れて初めて知った次第です。
地元にいてさえそうですから、あまり知る人は少ないようです。
この鰐淵寺を含めて、奥出雲なども立ち寄る人は少ないようです。
どうしても萩・津和野などの有名観光地にお客さんが流れがちですね。

木次線も車社会になって利用者が減少したようです。いつかは消えゆく運命にあるようですね。
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