今日の一貫

リアリティが出てきた民主の農家戸別補償

民主党の戸別所得保障、この欄で、如何なものかリアリティに欠けると書いてきた。いろいろ問題があることは確か。

しかし、この間、民主の政策にもリアリティがあって耳を貸してみようと考える農業者がでてきているから不思議だ。


どういう事かと言えば、選挙全体が、自民エラーが続出の中で進んでいるのが大きな要因。
年金問題でも自民がいくら大丈夫といっても、民主長妻氏が問題提起したからこそ皆真剣になった。もしあれがなければ、皆安穏と構えていた、との思いは有権者皆持っている。
やはり2大政党だ。その方が牽制がきく、となる。

政府の、品目横断は、どうかと言えば、やたらめんどくさい。
集落営農を作れば、農家にも所得が還元されるとは言うが、農協はともかく、農家はそこまでして品目横断の補助金が欲しいとは思っていない。
集落営農なんて、もともと面倒だから70年代に皆つぶして自己完結型の農業にしたんじゃないか。だから皆兼業してるし、機械を買ってるし、誰かに委託してるんじゃないか?
そんな意識があるところに、保障どころか、集落営農をして損をしかねない状況にある。

こんな話が、政府案の集落営農離れ、品目横断離れ、をもたらしている。
そんな状態で、、もしかしたら、民主党の戸別保障はこれとは違って、何か儲け話になるのかも、、、、、と感じはじめている。


戸別保障の予算はどこにもない、と自民党は批判するが、年金と同じように、民主党が追求すれば、以外と自民党も動かざるを得ないのでは、、、実は予算も出てくるのでは、、、
と思い始めている。

自民党に思いを寄せながら、民主党の戸別所得保障にも関心・期待を持つ、、、そんな微妙な空気が農村に生まれている。
この微妙な空気をかすめ取った方が農村では勝つ。

ただ、農村で勝ったからといって1人区で勝つとは限らない。
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