テーマ:政権交代と農政
場所;エルパーク仙台
時間;14時30分から
以下本日づけ毎日新聞記事
講演:高木元農水事務次官「農地使いこなせば、まだ発展の可能性」 /宮城
2009/12/02 毎日新聞 地方版 23ページ 556文字
転換期を迎えている農政をテーマとした宮城大学の公開講座「我が国の一次産業の将来展望 政権交代と農政」が1日、仙台市青葉区のエルパーク仙台で行われた。元農林水産省事務次官の高木勇樹同大客員教授が基調講演し「余っている農地などの資源を使いこなせば、日本の農業はまだ発展の可能性がある」と展望を語った。
高木氏は農政の基幹分野である米政策で、今年4月に当時の石破茂農相の生産調整(減反)の見直し方針が頓挫した経緯を挙げ「農政面では4月に政権交代は終わっていた」と分析。民主党の農政が「経営」の視点を取り入れたことに注目し「政治主導の形を取ることでこれまでのしがらみから脱却できる」と期待した。
さらに、一次産業の展望について「豊かな農林水産資源を有効に活用していない」と指摘。例として転作田で飼料米を作付けした場合を挙げて説明。輸入飼料代の代替効果は1500億円に上ると紹介した。
会場には食品産業や農業分野の関係者、行政担当者ら約200人が詰めかけた。主催した宮城大の大泉一貫副学長は「農業の将来が不透明で、関係者の関心は非常に高い。中央集権的な政策にならないよう、地方でも政策立案能力を高める必要がある」と意義を語った。【伊藤絵理子】
■写真説明 「農政の観点からみれば政権交代は必然」と語る高木氏=仙台市青葉区で
最新の画像もっと見る
最近の「農政 農業問題」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
2020年
2019年
2014年
2004年
人気記事