今日の一貫

大学問題  文章力と挨拶  日経新聞  朝日宮城版

この間、大学問題の特集が複数の新聞に。

宮城朝日版には、昨日から「東北文化学園事件」が掲載されている。日経新聞には、シリーズ「大学激動」が第6部に入り、が続いている。
日経新聞「大学激動」第5部は、私大崩壊、だった。ある意味、朝日の記事と通底する。東北文化学園の記事は、「元理事長の判決を前にした」という時事ネタ。そんな中で、「新入生数、計画を上回る」との記事。学生を集める努力をおこたらなかった大学には敬服する。頑張ってもらいたい。

「今日一貫」の内容は、それではない。「日経新聞の特集」「全入時代の学生像」について。
文章力と挨拶・礼儀の低下について。
実に身につまされる。

以下記事内容
  国学院大の大久保桂子教授は、定期試験の変な答案に首をかしげることが多く  なった。例えば『「コロンブス」→「アメリカ発見」→「植民地化」』。単語  を矢印でつないだだけの「プレゼンテーション用ソフトか、参考書のポイント  解説図のような」単語の羅列。
  文章で自分の考えを説明しようという意欲が感じられない。
  個条書きの無機質な答案は年々増え、文章の解答も誤字脱字がひどい。「最近  は答案の中身より、まず、ちゃんと文章で答えているかで点数を付けてい    る」。大久保教授はため息をつく。
  「大学全入時代」は大学間競争を激化させるが、受験生同士の競争は徐々に緩  和。結果的に大学生の基本能力はむしばまれかねない。
  「あいさつしよう」。ポスターを張り、標語入りの置物を作ったのは小学校で  はない。大阪経済大は昨年秋、キャンパスを挙げて「あいさつ運動」に取り組  んだ。学生委員長の徳永光俊教授は「大学が社会に人材を送り出す機関である  以上、社会の基礎を教えることは必要」と話す。


礼儀の徹底と、文章力の強化に関しては、かなり口を酸っぱくして言って来たつもりだが、逆の動きがある中では、なかなかに浸透しないむなしさを感じている。
また全入にならないよう、入試倍率は高めておかないといけないのかも。
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