今日の一貫

自民、減反選択制見送り 農林族の反発受け が朝日に出ている

本日伊豆からの帰り。
雨上がりの伊豆高原駅から乗車。

ジャガイモ、トマト、インゲンが少し伸びて、、大島はまだ見えなかった。そんなところでバーベキュー。
伊豆の天候はなかなか読めない。
ところで、今仙台戻り、、朝日新聞に目を通す。

この記事1面。内容は昨日書いたのと同じ内容。
自民が選挙前に党としての論争・内紛を封印した感じか、、.

しかし、争点は選挙にむけて明確にした方がいい。
争点・内紛、、は政党にはつきもの、、特に日本の2大政党は、、基盤が不明確、、どちらの政党も内部で意見が一致してるわけではない。

どちらの政党も党内で意見が一致しないのなら、、、トップの判断でどちらかに決め「私は国民に問いたい、、」といった方が勝ち、、のはずだ。
その踏ん切りがつかないのが今の自民党だろう。
民主党は、力業で異なる意見を封じ込めてる感じ。
これも党内対立を明確にして、エイヤッと決めた方が国民にはわかりやすい。
いろいろな意見がある政党を人々は健全と思うし、それをエイヤッと決断できる政党を頼もしいと感じるもの。

自民党、この間それとは反対のぐずぐず。「言っては取り消し」パターン。世襲制制限、厚労省分割、国家公務員制度、それに減反だ。もっとも良くないパターン。
むしろ内紛気味に議論がヒートした方がまだまし。
それをトップが最終判断をしそれで皆選挙を戦う。

日本の二大政党制は、思想や階級基盤に基づいてないから、ポピュリズムにならざるをえない。となると好きか嫌いかだけ、、どちらにドラマがあるか、、
ワンイッシューで「どちらが正しいか、私は国民に問いたい」、、という小泉劇場の再現しか自民党が勝つ道はない。


以下引用
自民、減反選択制見送り 農林族の反発受け
2009/06/06 朝日新聞 朝刊 1ページ 682文字

 石破農水相が検討を公言してきたコメの生産調整(減反)見直しについて、自民党は次の総選挙の政権公約(マニフェスト)に盛り込まない方針を固めた。米価維持を最重視して減反政策の継続を唱える農林族の意向を受け入れた。政府の経済財政改革の基本方針「骨太の方針09」でも見送られる方向だ。

 厚生労働省分割や世襲制限に続き、麻生政権の政策決定の迷走ぶりを露呈した。

 石破農水相は昨秋就任後、減反政策で米価維持を図る農政の転換を検討。減反に加わるかどうかを農家の判断に任せ、減反に参加した農家には所得補償をする「減反選択制」の導入を目指した。税金を所得補償につぎ込む代わりにコメの買い支え政策をやめて米価を下げ、消費者にも利益を還元する狙いがあった。

 首相は石破氏を農政改革担当相にも任命し支援。月内にまとめる「骨太」に反映、自民党の政権公約にも盛り込むことを目指してきた。しかし自民党の支持団体である農協は、米価が下がるとコメ販売手数料などの収入減につながるため反発。米価維持にこだわる農林族の加藤紘一元幹事長や谷津義男元農水相ら幹部が減反選択制を盛り込むべきではないと主張。党執行部は総選挙前に対立が表面化することは得策でないとの判断に傾いた。石破農水相は3日の経済財政諮問会議で減反選択制には踏み込まなかった。

 09年度補正予算には米粉米や飼料米の生産に交付金を出したり、減反協力農家の転作を補助したりする支援策が盛り込まれた。自民党はこうした支援策で民主党の戸別所得補償制度に対抗する考えだが、惨敗した07年参院選の対立構図と大差はなく、農家の支持を得られるか不透明だ。
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