当方NHKラジオの取材。
沿線は宅地開発で、新しい道路ができあがっていた。平日もさぞかし人が乗る電車となるのだろう。
つくば中央駅からつくば神社までバスが出ていたが、行列。関東鉄道は臨時バスで対応。それでも人がはけないので、長時間待ちになりそう。そこでタクシーで「つくば神社」へ向かうことに。
しかし、筑波山の下は大渋滞。運転手さん気を利かせてくれて、旧道に回るという。
北条を通り、昔はお蚕さんで栄えたという街を通り、山頂へ「江戸屋」へ。
なかなか風情のある旧道。
しかしこの道は狭い上に結構急勾配。やはり地元の人しか知らない道なのだろう。
取材は、筑波山にある様々な「涌き水」。
筑波山神社の境内にある「御神水」に始まり、「杉の井戸」、「椿の井戸」「萩の井戸」「香の井戸」6つめの「清水の井戸」
現在も飲料水として使われているものもあれば、30年程前まで使っていた井戸も、また注連縄(しめなわ)が張られて、大切にされているものもある。
山だからわき水があるのは当然としても、つくば山には、いい水を出す緯度が多い。
地元の人は、神様の住む森だから、森が大切にされてきた、という。そのため、ブナ、ミズナラの森が豊か。腐植土の層ができ大量の水を貯えているといった図式。これが、岩石層や、礫(れき)の層を、ゆっくりとしみ通り、地下水脈を形成しているという。
1000年も前から神様の住む山として信仰を集めてきた、ということは、1000年以上も、生態系が護られてきた、ということなのか。
案内は、江戸屋の娘さん小倉洋子さん。お母さんは18代ガマの油売りを演じる。
帰りはつくばエクスプレスがあまりにも混みすぎていたので、常磐線で。
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