今日の一貫

国際コメ市場の規模は、およそ2500万トン

昨日NHK国際放送、辻さんから電話あり。
アジアのコメ番組を作るのだという。
いろいろ質問あり、1時間ほど話したろうか?
「ブログ読んだんですが、コメの国際市場って、、どこにあって、、なぜ1千万トンなんでしょうか?」の質問。

「はっ」としてしまいました。
1千万トンは完全な私のコシダメの数字。
暗記でも、およそ、二千五百万トン前後の貿易量。
インドが禁輸で、ベトナムが禁輸で、エジプトがそうで、、タイが国内で苦戦し、、などと考え、、これから、、需給が逼迫して1千万トンぐらいになるか、がこの数字の根拠。

電話では正確にお伝えしましたが、やはりこれ、訂正しておいた方がいいでしょう。

頭の中にある数字は、世界のコメの生産量4億トン。
しかしこれ、精米ベース。籾ベースだと国際水準では、1,4倍にするのが普通(1,5倍もある)。
となると5億6千万トンぐらいにはなる。
世界のコメ生産は6億トンという人もいて、、誤差が多い、、という方も。
中国、、インドの統計がいまいちのところがあるからだが、、精米、玄米の違いもあるのでは?

さて、輸出量、貿易量。
私どもの常識は、生産量の5-7%というもの。
生産量に誤差が多いのでなかなかはっきりしないが、2000万トンから2700万トンの間、、統計はこの間2500万トン弱。。
各国の輸出量を積み上げれば、数字はでてくるので、ここからは統計書頼り。

タイ850、ベトナム420,アメリカ330、インド300、パキスタン210,ウルグアイ75,EU25が76,中国50,等等、合計2490万トン。ところがこの統計には、ブラジルやエジプトが入ってない。

禁輸を考えてみよう。
ベトナム、450万トンの輸出量のうちまだ240万トンしか輸出してない。
700-900万トンのタイは、半分を契約したと言う。400万トンか?禁輸は今のところなし。辻さんタイも禁輸のようなことを言っていたが、、、?
インドは300万トン弱だったのが、全部ダメ(バスマティ以外)。
エジプトも160万トンダメ。
ブラジルも禁輸。
インドネシアでさえ禁輸。
パキスタンはどうか?
残りは、アメリカの330万トン。

こんなのを合計すると1000万トンは減少しているだろう。
国内インフレを抑えるために禁輸するというのがそれぞれの国のロジック。
タイも、国内価格暴騰、輸出価格がこれ以上暴騰したら、どうなるか分からない。

以上のような状況です。
少々統計に頼りましたが、、数字に偽りがあってはいけません。
反省です。
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