今日の一貫

国際的食料・環境、食の安全問題に貢献でき地域経済を活性化させる我が国農業の戦略的再構築について

昨日書いた、これからの日本農業(1次産業)の方向、つまり、、1次産業資源の有効な活用によって、世界での食料・環境問題、食の安全に貢献し、我が国の地域経済を活性化させる農業の戦略的再構築について、、ですが、これをどの様に実現していくかが課題です。

我が国の1次産業は、その資源を最大限に利用していないばかりか、総産出額は年々縮小しており、必ずしも、有効に生かしていません。
その結果、世界から食糧を輸入し、食糧不足を呈している世界の市場をますます縮小させ、自らは自給率を引き下げ、、我が国農地の6倍もの世界の農地を利用した構造を作り上げてきました。
このことは、輸送に多額のエネルギーを要するフードマイレージを増加させ、世界の、農地・水をも買い占めると言った批判にさらされています。

世界的に食料価格が高騰し、CO2の削減など、環境付加の課題が真剣に議論されている中で、国際貢献の立場から、我が国が、世界の食糧危機解消や環境負荷削減に向けた積極的な行動を戦略的に講じるのは喫近の課題と考えらています。

食糧問題は、バイオエタノール生産の拡大、干魃、開発途上国の需要増等複合的な要因によって生じていますが、特に、開発途上国でのコメの食糧不足には、フードマイレージや、バーチャル・ウオーターを大量に輸入している我が国の農業のあり方が大きく影響を与えているのは間違いありません。特にMA米77万トンです。

実は環境問題や食の安全に関しては議論がありすぎ、よくわからないところも多く、深入りはしたくないのですが、当面は、批判対策(といってもそれも、大変なことなのですが)することを念頭に、、「輸入ではなく、逆に国内生産基盤を強化し、輸出できる農業を作り、農林水産技術による国際貢献ができるような農業構造を早急に作ること」は必要なことだと思っています。

さてそうした農業をどう実現するか、、、が実は課題です。
今までのいきさつにとらわれない、、大胆な改革が必要です。
法制度的にも、ビジネスとしても、伴に新たな試みが必要です。
何せ何を言っても「できない」が口癖の農業界なのですから、、・。
今の農水省でできるでしょうか?
できないとしたらどこがやるでしょうか?

自民・民主両党は、マニュフェストに縛られていますから、、なかなか今までの政策の転換はできないかも知れません。
首相のリーダーシップで、、といっても、政府関係者にこの様な認識が共有されているとも思えません。

果てさて、、どうしたものでしょうか、、。
議論はもうつきてるのですが、、しかし、反論も多くでてくるでしょう。
全中・日本農業新聞などは、、「食糧危機だ、、我が国の食糧在庫を積みませ」、、などという、、誰のためにもならないことを言い出すかも知れません。
同床異夢なのでしょうね、、。
火事場泥ボーが跋扈するかも知れません。

提案書は書きますが、、大中小の三種類がいいのでしょうかね。
、、、やはり、、我が国の現在のリーダーに分かってもらえるほか無いのでしょうかね?。
新聞も良いかも知れませんが、、、
TVは政局にならないとなかなか動かこうとしないと言うことが分かりましたので、、あまり当てにはできません。
はてさて、、。
結局このブログに書いておわりかも知れませんね。

コメント一覧

地方の米屋
誹謗中傷はしません。
そう取られたら申し訳ないです。

ただ、先生のコメの生産額が減ったら
他の農産物でその分を補えばいいというのは、

わかりやすい例で言うなら
フィリピンですね。

主食のコメは、アメリカ統治政策が原因で耕作を放棄し
主食なのに輸入依存体質の国に転落しました。
かわって
商品作物であるバナナがフィリピン農業の特産品。
確かに、フィリピンバナナは美味しいけれど
農民は貧乏で希望なし。

ところで昔はフィリピンもコメの生産国だったが、
アメリカの政策により自国の意思での産業政策が出来ず
いわば属国と落ちぶれました。

日本もフィリピンのようなアメリカの属国のような
農業政策の国にしたいのかと感じてしまいます。

主食もまともに生産・自給できない国が
輸出デ農業振興とは、常識的に論理的におかしいです。

ちなみに、
先日中国に輸出した日本米は
第一陣は25トン完売。
それに味を占め
第二陣を100トンにしたら
40トンしか消化できず、60トンは在庫になっているそうです。

他国に売る努力とお金があるなら
まずは自国民への日本農産物の消費拡大策を
もっとうたうべきではないかと。。。

今の穀物価格上昇、石油価格上昇、インフレ
すべてグローバル化、市場原理主義のおかげですよね。
これを先生は望んでいたんでしょうか。

私は嫌だな、こんな世界。
ikkan
困ったものですね、、
いまでも食料自給率は農業振興とは「関係ない」と思っていますよ。
農業振興を考えなければならないときに、、食料自給率向上を言って、とかく手法を考えない人々が多いのですが、それは問題なのです。食料自給率向上を手段にしてはいけないし、手段にも目標にもならないと言うのが私の考えです。コメがもし生産量が減って自給率が下がっても、農業全体での産出額や農業経営の販売額が増加すれば、それでいいという考えで、食料自給率論議は生産的でない、、というのが私の考えです。

また私の食料自給率への考えは、上記の様なものばかりではありませんので、お知りになりたければ、書いたものがいっぱいありますのでそれを読んで下さればと思います。

さらに、食料自給率は、、「もっと低くても良いと、、、言った、、言わないは」、、このブログ全てを検索してみればおわかりになると思います。
食料自給率を低めるのではなく、逆に高めるために、、といった趣旨のことは過去に何度か言ってますが、、、これも本当は、結果としてそうなるといった脈絡です。

根拠のない言説は誹謗中傷になりますので、、ご注意です。
地方の米屋
この前までは自給率なんか関係ない。
もっと低くても良いと言っていたような気がしますが・・・。
どうなんでしょうか。
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