今日の一貫

菅施政方針 大丈夫か? 政治家の力不足を直視すべき

菅直人、スタートダッシュの感。
今日は口蹄疫で宮崎入りとか、、。
これも時宜を得たもの。
久しぶりの政治家らしい政治家首相だ。
はたして、民主党の欠陥を是正できるか?

民主党の欠陥は、マニフェストに現れている。
長期的な課題への対応に欠けていること。
長期を抽象論で語りすぎること。
目先の、受けの良い政策がきらびやかに並ぶこと。
抽象論と目先が直結して語られること。

無駄を省いて207兆の特会を見直し、16兆8千億の財源を作ること。
無駄は少なくても9兆円、事業仕分けでは3兆円を捻出すること。
しかし、事業仕分けも、7500億円しか見いだせなかった。
無駄を省けない民主党

主張の殆どは、この8ヶ月で挫折していった。
政治主導が空転している。
それもこれも、マニフェストやそれを作った政治家達の力不足。
力不足と言うより空理空論の代物、、。
もはや消費税増税を語るより他なくなった。
話が違う。
前原はまだ、実行プロセスだと言うがこの点に関して、国民は民主党を信用しなくなった。
枝野は事業仕分け中途半端で幹事長になった。
レンホウにできるとは思えない。


菅首相の施政方針演説。
こうした欠点を払拭しようとする意気込みは充分。
なかなかなもの。
強い経済・財政・社会保障の一体的改革。
超党派の財政健全化検討会議の提案。
言語や良し。
しかしこれ、民主マニフェストではやれなくなったことを示すもの。
見事な方向転換。
さすが現実派だ。
経済成長も強く語ったが、早速の法人税減税
これもよし。

ただ、管政権で経済成長を実現できるかは疑問?
6月に経済産業省が出した、競争力強化のための「産業構造ビジョン」はとっても良いのだが、、

やはり林業が出てきた。これはこれで良いし、水ビジネスも良い。
会社の社長なら良いのだが、国家経済を考えなければならないのが首相。
これで経済成長を牽引できるとはおもえない。

民主党政治が露呈したもう一つの欠陥は、政治家の力不足があるからだ。
経済通の元官僚政治家がこの8ヶ月で挫折し、ぼんくらになっていくのを目の当たりに見てしまった。
本来彼らが、経済政策を主導しなければならないのに、これでは、この党の経済政策に期待できそうになくなる。
政治家になるとこうもぼんくらになるものか、、。
政治家と官僚とではその資質がおそらく違うからなのだろう。
自民党には、論客でもない者で名大臣になったものは多い。
政治は結果だ。
菅首相、だから超党派を提案したのか?

ただ「第三の道」はどうか?
民主党、脱官僚というなら、徹底的に規制改革して、民に任せてみたらどうなのか?
市場経済をもっと信用することしかないだろう。
「第二の道」などと非難することもない。
「第三の道」などと粋がることもない。
経済は、市場を見ながら淡々と手を打てば良いだけなのだ。
脱官僚などとあおって、むやみに官僚を敵に回す必要はない。
政治家が手柄を立てればいいだけだ。
その方が国民のためになる。

論客が、成果を出せないとどうなるか、、
どうでもいい様なちっちゃな成果を針小棒大に、成果だとと言いつのる、
杓子定規の原理原則を言い、、まだ途上だと言いつのる。
誰かが足を引っ張るからできないと、責任転嫁する。
つまり、言葉が空転する。
民主党、、そうなりそうな気配濃厚。
そうしたむなしい言語空間を、国民は見抜いてしまう。

国家が危ない。
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