今日の一貫

いつまで続く官製市場 日経ニッポン農力

日経新聞の「ニッポンの農力 第6部」快調だ。

曰く「非主食米」   「頼みは税金」
「税金で支える官製市場で食料自給率を上げていく政策だ」との叙述。
そうか、官製市場か、、これはうまい。
公共事業か、、社会主義政策か、、。
「社会党&経世会」政権、やりそうな政策と誰もが思う。


資本主義社会での「官製市場」は、やがて民が参入し、かつ民の市場として成長する可能性があって初めて意味を持つ。
民の育成市場だ。
わが国のIT産業はこうして育てられてきた。
農業への財政支出も将来の民間投資を喚起してこそ意味を持つ。
果たして70万トンのエサ米、50万トンの米粉の120万トンに関しては、今後実需が出伸びる可能性があるのだろうか?


飼料米の振興は200万トンまで進めて良いのではないか、、、米粉はどうか?
もっともっと、牛や豚、鶏にに食べさせる安い米を大量に作る政策を推進すべきではないか?
日本の人間様が食べる米はもう飽和状態なのだ。

このうちの幾ばくかをディスカウント付きの輸出米とした方がはるかに次につながる財政支出になると思うのだが、どうなのだろうか。

そもそも、米粉を小麦粉の代替として使えるのかどうかが難しい。
パンなら、やはり小麦粉の方がうまい。うどんも小麦ASWの方が良い。
日本人にはその方がなじみがあるのではないか。
米粉を使うなら小麦粉代替ではなく、米粉でなければならない新たな商品開発が必要ではないか。
「1000年あまりの日本の米食文化の中で、米コパンはあまりに異色」と日本製粉の沢田社長は言ってるという。
この業界、国家貿易の中で、熾烈な構造改革を避けられる立場を保ってきた。いわば国貿の中で、平穏に暮らしてる業界だ。どちらかといえばイノベーティブとは言い難い業界だが、それでもそうした人々に千年の歴史で違和感があると言われてしまっては、米粉パン、やはり課題が多いのではないか。

だから、それを官が支えて需要創造するのだという。
この官製市場、果たしていつまで続くのか?
市場として定着するのか、あるいは金の切れ目が縁の切れ目か?

後者になる可能性は高い、と読む。


ところで、農力の感想を、4日夕方書こうと思っていたが、腰を痛めてしまいままならず今日になった。
3日、自転車で市内を走り回った。
その肉体疲労に、4日エビアン500㎜㍑1ダースケースを持ったのが悪かった。持ったとたんに激痛。

静かに観戦しているスポーツも思うような結果が出ない。
松井エンジェルス、17点も失って敗退。
松井は4の0、
5日も4の0。

楽天は、エラーの後、西武に5-6で負け。
5日は5日とて19点とられての大差負け。
楽天西武線は、まるで4日のエンジェルスvsレッドソックスをみているようだった。
ヤクルトは巨人に連敗するし、、。

良いのは天気と、日経新聞の「ニッポンの農力 第6部」だけか、、。
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