今日の一貫

21世紀政策研究会  ワタミの瀬棚町農場はうまくいってるらしい

5月25日21世紀政策研究所主催のシンポジウム。
農業ビッグバンで山下一仁氏が講演。
200名ほどの参加。

そこにワタミの武内さんが来ていた。
瀬棚町の撤退は気の毒なことだった。
今度出版する私の本にも、瀬棚農場からワタミ撤退、、の話を書いておいた。

その理由は、「企業が農業に参入しても、撤退の際に農地は耕作放棄地にされてしまう。だから、企業の参入は認められない、反対だ」
という主張が根強くあるから。

事例としたのは、ワタミや、オムロンの撤退時の話で、
果たして撤退後に耕作放棄地になったかどうかの検証の意味で取り上げたもの。

結論は、両者とも企業の参入と耕作放棄地との間には全く因果関係がないということ。むしろ、農家が耕作放棄化した農地をワタミが借り受けたもの。それにしても、農家が放棄した農地をいくら会社とはいえ、再生するのは難しい。

こういった内容の叙述だったが、なんと、武内さんに話を聞いたらこれがそうではないというのだ。
撤退ではなく、契約を少しづつ解除したのはそうだとしても、実は、畜産と耕種の循環型農業がやっと定着しうまくまわりはじめているのだという。
イヤーこれには驚いた。
しかしよかった。

「ワタミ、瀬棚農場から撤退」の記事が入った本が出る頃には、ワタミ瀬棚農場は、我が国でも模範的な耕畜連携の循環型農場として生まれ変わっているかもしれない。
やはり企業の参加はこれからの農業には必要なのだろう。
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