今日の一貫

コメ政策は、構造改革にドライブをかけるか? 食糧部会

現在の米政策の有り様を見ていると、構造改革の成功が見えてこない。

そもそも基本計画でいわれている将来に渡って830万トンのコメ生産、これが必要なのか?
マーケットを見ていればその様なシュミレーションは画餅に帰すのは容易に想像できる。これは、スカイラークの横川さんが審議会で述べていたが、700万トンぐらいではという。

つまり、今の米政策はマーケットを見ているとはいえないのだ。市場原理が見えず、需給のプラスマイナスの帳尻を合わせる政策となっている。これを需給調整至上主義と私は呼んできた。

そのため、「地域協議会」などという、地域レベルで、生産量のプラスマイナスを調整する組織を作り上げ、それを積み上げ全国ベースでのつじつまを合わせる政策となっている。これは計画経済ではないか。

この「地域協議会」自体が問題という意見が審議会委員からは相次いだ。
米麦日報が、その審議会(29日)の様子を伝えている。私に関するところを引用しておこう。


以下引用
「地域協議会の重要性は各委員とも満編なく指摘した課題だが、やや異なるアプローチをしたのが大泉一貫委員(宮城大大学院教授)で、「米政策改革大綱以降の検証としてよくできている。ただ本来、米政策改革でも基本法でも謳われていたはずの市場原理のスキームが活きているか疑問。”需給調整至上主義”が強すぎて市町村・都道府県の枠を超えた大規模経営が育ちにくい。(生産調整への)配慮は分かるがもっと市場原理を導入しなけれぱ、(生き残ってほしい)大規模経営が育たないのではないか」などとし、特に「経営所得安定対策等大綱では集落営農にバイアスがかかりすぎ」とまで指摘している。」(米麦日報6月30日)

この新聞によると、焦点は既に与党論議に移っているのだそうだ。
やはり政治の季節なのか?

コメント一覧

佐藤
世界中
unzen@kne.biglobe.ne.jp
もう、農業は自動車業の犠牲になれない
佐藤まさみ(男)
世界中 農民同じ境遇
unzen@kne.biglobe.ne.jp
今、先生の本 読み終えました。

下調べが完璧・感心しました。

残るは 農活実生活体験5年だけですね。

農民は世界中ただ肉体労働主の生態で、

生かさず殺さずが基本で利用され続けてきましたので、21世紀早々に税法規定にあるように、商事業主のごとく意識改革すべきだと思います。ご協力お願いします。

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