ハニカム薔薇ノ神殿

西南戦争の現地記者の歴史漫画を描いてます。歴史、美術史、ゲーム、特撮、同人誌の話他

明治維新から続く、税金をどう使うかという話

2019年10月16日 | 文学・歴史・美術および書評
台風で被災してもホームレスでも税金を使えないのか
とかいう問題がTLを賑わしていました。オロオロ…

うちも去年、台風の被害にあいましたが
住宅総合保険が8割、でも天井板剥がれは「皆さん我慢して住んでます」
というので出ず、未だ修理できてませんが。
税金も義援金も1円もナッシンよw

というか、言えないですよね…そんなこと。
それじゃ乞食みたいだとか、罪悪感ハンパないのよ。

義務と権利についてあまりにも習っていないし。
自分ではこう?と思うことは常識とズレてたりするかも。
最近は「自己責任」という便利な言葉も流行ってまして。
難しいところです。

まあちょっとこちらを…ご紹介がてら見て欲しいんですが。
(文字が出版社への提出サンプルなので、写植前で手書きで
読みにくくてすいません…)

これは大久保利通です。(「煌めきビジュアル日本の歴史人物辞典」西東社より)


大久保は田舎者じゃないやい!って意見もあるけど
薩摩の田舎侍であったのは事実だし
それが、ヴィクトリア時代の大英帝国真っ只中の英国に行って何を見たか
私には「無理もない」と思えるのですよ。
当時の英国にはもう上水道がある(汚いけどね)
道路には2階建馬車、機関車、
それでなくても各家はデカイのよね。

当時の日本はまずインフラだったというのも理解できますし
まずは中央集権しないと、列強からもうガンガン攻め込まれるてのもあったし。

で、次こちらは
夏のうちのサークル「田原坂46」から出てますシリーズ
「雲よ、伝へて!」其の3からです。



この娘さんは、宮崎八郎の彼女、高瀬屋の浪子ちゃんです。



明治初頭に存在した熊本の「戸長」の話は実話でして、
宮崎八郎はタチの悪いお役人から人々を守っていたので
地元じゃヒーローでした。


そんな大久保さんでもビビって地租減税とかはしてるんですが。


さて、税金。
江戸時代のような参覲交代も大奥も無い現代ですが。

とにかく日本は実はお金が無い!

こんなに働いても、消費税を上げても
底無しバケツのようにざあざあとお金が漏れていくらしい。


一方で、明治時代から税金を横領して豪遊する「山城屋事件」やらあって
ホントねえ
何に使われているのかは
常に関心を持たないとダメかもよ。


実際、税金を
何に使って欲しいのかは、人によって価値観は違うので難しいところですが。
この国は「西洋と違う側面を持つ」
というところは、もう先進国として西洋に追いついた令和だからこそ
考えていいんじゃないかな。


私はまず災害に関しては
最優先はインフラだと思います。
道路、橋、ライフライン。
ただ、そこに人がいなけりゃ
国も空虚な箱…(仮面ライダーWじゃないけど)

反対意見を「言わせない」やり方からは
一歩くらいは出てもいいんじゃないかな。


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