西村一朗の地域居住談義

住居・住環境の工夫や課題そして興味あることの談義

川喜多二郎さん亡くなる89歳

2009-07-10 | 京都の思い出(助手時代)
今朝の朝刊によると、「KJ法」で有名な川喜多二郎さんが89歳、敗血症でなくなった。川喜多さんの名前を強く意識したのは、京大の院生時代か助手時代である。

先輩の上田 篤さんが建設省から助教授で戻って来られて、色々と研究テーマの相談・議論をした時に、上田さんが「研究の方法として、帰納法、演繹法の他に発想法というのもあるよ。川喜多二郎さんの『パーティ学』とか『発想法』を読んだらどうですか」と言われて、その二冊を買って読んだ記憶がある。川喜多さんは当時、東工大教授だった。

現在、書棚を見ると、川喜多さんの著書では中公新書の『発想法』と『野外科学の方法』しか見当たらない。『パーティ学』は何処かに埋れている。

川喜多さんは、旧制三高、京大時代、山岳部に入り、今西錦司、梅棹忠夫さんらと色々探検、その経験などが後世の学問的活動に活きていた。

上田 篤さんも今西錦司さんと関係があり、関心が幅広かったし、今も様々な方面に発言している。

久しぶりに様々思い出しつつ『発想法』を手にしてみた。

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