*公式サイトはこちら 大阪・国立文楽劇場 8月31日、9月1日 浅草公会堂 9月4日、5日 公式サイトや歌舞伎俳優名鑑記載のプロフィールを読んでみると、歌舞伎俳優・尾上右近の歩みには、さまざまな葛藤や苦悩があることが想像される。清元宗家七代目・清元延寿太夫の次男として生まれ、曾祖父は六代目尾上菊五郎、母方の祖父は俳優の鶴田浩二という血筋から、すでに一種の「二刀流」の芸風を予感させる。曾祖父六代目菊 . . . 本文を読む
残暑と台風と地震にこれほど翻弄される季節であったかと思いますが、お米が店頭に並ぶのが待ち遠しい9月です。観劇予定は次の通り。*日本新劇俳優協会フェスティバル 2024 公式サイトはこちら【リーディング 2024】 『戦争は女の顔をしていない』、『ガザ・モノローグ』【お話を聞く会】講師:河合祥一郎「シェイクスピアの台詞のリズムについて」「サミュエル・ベケットの戯曲『ゴドーを待ちながら』は不条理じゃ . . . 本文を読む
*千頭和直輝脚本・演出 公式サイトはこちら 荻窪小劇場 9月1日終了 5月の朱の会Vol.7公演 愛の三重奏より、「愛は不思議なもの」のステージにおいて、澄んだ美しい声が記憶に新しい木村優希のホームグラウンドの公演を初観劇。台風10号の接近が案じられながら、夜になると思いのほか雨風弱まり、落ち着いた気持ちで客席に身を置くことができた。 このたびの作品の第一のモチーフは「箱庭」である。公演チラシ裏面 . . . 本文を読む
*くるみざわしん作 北原章彦演出 公式サイトはこちら 両国/シアターχ 25日終了(1,2,3) 遅ればせながら、劇作家くるみざわしんの作品を初めて観劇した。過去作品についてのネット情報、本作の手応え、そして9月に控えたPカンパニーの作品まで、取り上げる内容や作風など、非常に誠実で硬質な社会派との印象を得た。 第二次世界大戦中に亡くなったチェコのジャーナリストであるミレナ・イェシェンスカー . . . 本文を読む
*河竹黙阿弥作 公式サイトはこちら 歌舞伎座 25日終了 先に観劇した知己から「勘九郎の新三がすごい。ほんとうの悪人に見える」と聞いて、改めてポスター(上記画像)を眺めてみた。 ほんの数回 (十八代目中村勘三郎と当代の尾上菊五郎か)しか観劇していないのは、この「髪結新三」の話じたいがあまり好きになれないためである。思い悩む若者につけこんで唆す、騙す、かどわかす手練手管、乱暴で傍若無人の態度や振る舞 . . . 本文を読む