*近松門左衛門原作 笹瀬川咲企画・原案 フジタタイセイ構成・演出 公式サイトはこちら pit北/区域 13日(日)まで 10月の板橋ビューネ2015『散る日本』の印象は強烈であった。それからわずか2カ月後に劇団の公演に出会えたのは幸運であった。
劇場の壁には、『曾根崎心中』劇中のたくさんの台詞が毛筆で書かれたものが釣り下がっている。出演者の筆によるもので、朱の直しが入っているところなど、いかに . . . 本文を読む
*矢代静一作 西沢栄治演出 公式サイトはこちら 日暮里d-倉庫 15日(火)まで (1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12,13,14,15) 昨年座長の多根周作が退団し、伊原農を新座長として新たな第一歩の公演である。江古田ストアハウスで旗揚げ公演『ー初恋』を見て以来、早や10年が過ぎたことを改めて考えた。いつもの顔ぶれが3人に減ってしまったことは確かに淋しく、残念だ。しかし演出の西 . . . 本文を読む
*岸田國士作 花村雅子演出(1) 公式サイトはこちら 渋谷ルデコ5F 13日(日)まで 昨年秋、『蝶のやうな私の郷愁』で旗揚げした「えうれか」が、岸田國士作品を4本連続上演する。①『ヂアロオグ・プランタニエ』 何と言っても今年1月の東京乾電池月末劇場の印象が強烈だが、今回は登場人物が喫茶店の席に並んで座るというオーソドックスなつくり。可愛らしいワンピース、モガ風の帽子など女優ふたりの魅力を控えめに . . . 本文を読む
*小幡欣治作 丹野郁弓演出 公式サイトはこちら 日本橋/三越劇場 19日まで (1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12,13,14,15,16,17,18,19) 俳人正岡子規と妹・律の物語といえば、自分にとってはNHKドラマ『坂の上の雲』の香川照之と菅野美穂の印象が強烈だ。とくに律と言えば反射的に菅野美穂の怒り顔やら泣き顔が浮かんできて、民藝の舞台を素直に受けとめられるかどうか、観 . . . 本文を読む
*大橋秀和脚本・演出 公式サイトはこちら 下北沢/小劇場楽園 6日まで (1,2,3,4) 2011年5月初演の作品(劇評サイトwonderlandクロスレヴュー参加)が改訂され、新しい配役と劇場で再演の運びとなった。とある町の小学校。4年生児童の保護者による役員会が開かれようとしている。この学年では、さまざまな職業の人を招いて話をしてもらったり、仕事の実演などを行う課外授業をしている。先日は大工 . . . 本文を読む