田舎都会からの便り

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大千軒岳2012・6・16前編

2019年01月22日 03時07分51秒 | 山登り・散策の話

 大千軒岳2012・6・16前編 

遠い 距離も十分 運転も飽き飽きするくねくね道路

松前町の国道から約30km 

車で約1時間入り込んだところに大千軒岳登山口がある

6月16日・松前町・新道コースを登った時の状況を紹介します

大千軒岳 標高1072m

北斗市の自宅をAM7:00に出発

AM8:30 松前町白神岬・北海道最南端の地に到着

日本海・津軽海峡は強い強い風

山の天気予報は曇りのち晴れですが 不安がよぎる 

入林 登山口まであと20km

AM 8:46

道々が工事のため通行止 迂回路は林道です

迂回路のほうが近道 もうけた気分 

AM 9:00

 

迂回路のほうが近道 もうけた気分 

あと13,2km

 

駐車場は満杯 ダート道は車体が路面に擦る場所があり 

先を急がず慎重に走行することが肝要

オイルパンに穴が開き 

お気の毒にも降参の登山者もいた

登山口 出発

AM 9:47

マイズルソウの道

 ツクバネソウ

 ブナの枯れ葉道

厚みがあり ふとんの上を歩くよう

足に負担がかからず 助かる

ノウゴウイチゴ

ブナの原生林

AM 10:20

 

200mごとに標柱があり 体力配分に助かる 

AM 10:22

ミヤマキンポウゲ

フギレオオバキスミレ 

 

 

 

大千軒岳 標高1072m

シラネアオイが登山者を歓迎

AM 10:25

 

 色彩が清潔感と気品を漂わせる

 

この山は登山道が良く整備されていて 迷う心配はなさそう

山野草の咲き乱れる6月は 福島町・山歩集団「青い山脈」の会員などが毎日ボランティアパトロールを行っているという

この日も巡視員さんと出会った

登山道は いろんな方の協力・努力のお陰で守られていることを教えられる

AM 10:27

チシマザクラ まだ咲くサクラでした 

 

右に見える山の奥に山頂があります

AM 10:30

流雲が山頂方向から滑り落ちてくる

グンナイフウロが満開

AM 10:32

昨年より全体的に花の開花が早そうな感じを受けながら前進

山から離れた地域に住んでいると 登るタイミングが難しいなあ 

登山口から50分 

距離にして約半分の位置です

AM 10:37

 

 カラマツソウ

低い雲が流れていく

雲上人の気分満喫

AM 10:40

雲の流れは 優しい

障害物があれば避けて行く

風のように 家を破壊したり立ち木を倒したりはしない 

あと800m 右上の方向に山頂があります

AM 11:00

 フウロやハクサンチドリが 

進むにつれ多くなる

 

カラマツソウ

雲が滑り落ちている場所は 

お花畑のある千軒平 

AM 11:03

山頂から眺める雲海が楽しみ

 

私が登っているのは新道コース

この登山口より3km手前には旧道コース登山口があります

そちらの道はクマの糞がたくさん落ちていたという情報をいただいた

このコース これまでのところクマの糞はゼロ

安心・ルンルン登山です 

 クマが出ないことが分かると 

足取りは軽くなる

山頂が見えてきた 

ガスも晴れた

フウロの色も良し

このまま このまま このまま

登山口から1時間20分 テッペンはまもなく

写真を撮ったりしなければ 山頂に到着している

登ってきた道を振り返ると

「ずいぶん遠くへ来たもんだ」と思う

テクテク歩きもバカにできないなあ

AM 11:07

 

大砲の弾が飛んでいったようにも映る

縦にすると ロケット発射・・・

谷底目がけてまっしぐら 

思議なことに 

「ハイここまでよ」 消えてしまう

山頂到着  所要時間 1時間23分

日本海方向の眺望は 良くない

AM 11:10

見える山頂は 標高1056mの前千軒岳

雲が流れている場所は お花畑の千軒平

 千軒平を乗り越えた雲は 

山肌を這うようにして下る

ものすごい量の雲が 細くなり やがて消える

今回は登る途中でも同じ光景に出合えたので ラッキー

 ひっそり目立たぬように咲く花もある

雲海を楽しみながら咲く花もある 

風雨が想像以上に強い山頂ですが

ハクサンチドリは 負けない

妖艶な花 どこに強い秘密を隠しているのだろう 

前千軒岳の手前の山は 中千軒岳

千軒清水へ下る道は 

急峻なので よそ見厳禁 足元注意です

 

大雪山・赤岳登山口付近の雲海もよかった

十勝連峰・富良野岳の雲海は感動した

ここは十勝連峰の雲海にソックリさん

次々と流れ落ちる雲の様子が変化するので

目はクギづけになり 

時間が経つのを忘れてしまいそう

音を立てずに 谷底へ

山頂から下りながらの眺望

 

 

雲の流れは 

千軒平の眺めを瞬時に変化させ

ひとつとして同じ光景はない

晴れていた登山道

かくれんぼの繰り返し

雲海を眺めていると

細長い日本列島・中央の山々の役割を教えられる

太平洋側と日本海側の雪も雨も風も

山々が強弱を調整しているのでしょう

江良岳へ向かう登山者を眺めながら下る

次々とやってくる雲海に 逆らうものはなし

雲海も障害のあるものは 避けて行く 

この日も登山者は多かった

もう下山するグループもいる

新道コースは登山口までのダート道運転は堪える

しかし登山は1時間20分ほどで山頂に着くので 

天気の良い日はハイキングコースです

この日は真っ白い行雲で 好運 幸運

真っ黒い雲に上空を覆われると 

強い雨や雷に怯えなければならない

登山者は良い雲と悪い雲の選定はできず 運まかせ

写真では分かりづらいが 一面フウロです

今はエゾカンゾウが占領しているかも知れない

江良岳 中千軒岳 前千軒岳 

航空機から雲を眺めるには 座席の位置に左右される

山からの眺めは 全席 特等席の得等席


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