箱館ハイカラ号 2013
箱館ハイカラ号 昨日から営業開始
「お先にどうぞどうぞ」の安心走行
ゆるやかな坂を
復元チンチン電車・箱館ハイカラ号が
の~んびりとした雰囲気で近づいてくる
ここは北海道函館市 市電・青柳町停留所
詩人・石川啄木をモデルにした三笠優子の「函館青柳町」の一節です
当地に縁の深い詩人を浮かべながら
市電を楽しむのも良さそう
青柳町の次の停留所は終点谷地頭
そこから歩いて10分ほどに石川啄木一族のお墓があります
薄幸の詩人は26才 節子も26才で他界 病名も同じ 肺結核
歴史に名を残した詩人ですが 生前は暗い日々のように映る
写真下は 谷地頭停留所
青柳町停留所は 右上ビルの前
石川啄木が函館にいた頃は 馬車鉄道の時代でした
箱館ハイカラ号は 1918~1936年に客車として運行したという
現在の車両は 当時の台車を利用して復元されたものだそう
次は 終点・谷地頭
市電に乗って高校通学したので
運転席を見ると なつかしさが湧いてくる
木枠の窓から飛び込んでくる光景は
額縁に入った絵画を眺めている気分にさせてくれる
吊り手 豪華そうな照明器具 ・・・・・
どれも生活の歴史が詰まっているよう
どっしりとした威厳を感じさせる風格ある座席
座り心地は 満点
「次は 谷地頭 やちがしら お降りの方は・・・・・」
昭和の時代は車掌さん乗務は 当たり前のことだった
疲れているような集金カバンが
なつかしさをプレゼントしてくれる
車体は ピッカピカ
スプリング なつかしいなあ
4月15日から10月31日までの期間限定運行
料金は 2kmまで200円 4km 220円
7km 240円 7km以上 250円
現在 生誕103年 頑丈でまだまだ走れそう
函館観光の時は 乗車して古の至福を味わうのも良さそう