
フォト・・・世界遺産・相倉(あいのくら)合掌造り集落 富山県南砺市
行雲流水
相倉合掌造り集落
富山県南砺市 世界遺産・相倉合掌集落
2009年以来の再訪散策
広~~い駐車場が整備され 観光客が増えたことを物語っています
来訪者増加による日常生活への影響も深刻そう
屋根の葺き替えなどの維持費が大きく 存続に苦労されていることが伝わってきます
2009年に見学した当時と比べ 変化は感じられません
合掌造りでない建物は指折り数えられるだけなので 集落が一致団結して保存を継続されているのでしょう
パンフレットを読むと
・集落内は禁煙
・屋敷内 田畑 あぜ道など生活範囲へは立ち入らないで下さい
・住民の車 通行優先
・早朝と夕暮れ以降の見学はご遠慮下さい
・ゴミは持ち帰りましょう
永く後世に残すために必ずお守り下さい と記されています
興味のある方は ご覧下さい
過去記事2009年
五箇山・相倉合掌造り集落
富山県南砺市 相倉合掌造り集落
世界文化遺産に登録されている
20戸余の茅葺屋根の建物が保存され
10戸余の家が 茅葺屋根を守りながら生活をしている
「祖先よりの大切な遺構であることを認識し 滅失・棄損することなく
特に建物内外での火気に充二分に注意すること」と記されている
長く保存されている苦労が伝わってくる
60度の屋根勾配は 雪を落ちやすくする知恵
屋根や蔵には 備え付けの鉄梯子があり
雪深い地域を象徴する光景に映る
急勾配の屋根でも 雪が落ちない場所もあるのでしょう
相倉集落には24戸の建物があり
10世帯が日常生活を営んでいるという
民宿やお土産屋さんは
目立たないようにして営業をしているように映る
大きいサツマイモ 一個 500円
手前の建物は 相念寺
集落は お寺や神社をよりどころにし
先祖代助け合って歴史を積み上げてきたのでしょう
地主神社
古いものは築400年
100年~200年という家が建ち並ぶ
昔は室内で木を燃やし その煙が茅葺屋根を通って抜けた
この油煙が茅を強くし 40年に一度の葺き替えですんだという
今は生活が変わり 20年ほどの耐用年数に落ちたという
カラス様用の止まり木?
いつの時代まで保存されるのか カラス様も不安そう
相倉集落には 5階建ての茅葺屋根の建物もある
日本の今の建築基準法では 許可は難儀
数百年間の長きにわたる雪の重さに耐えるため
チョンナと呼ばれる根元の曲がった太い梁などが使われ
当時の生活の知恵を 先人は教えてくれる
祖先は 火薬の原料や和紙・養蚕製糸で生活
また 政治犯の流刑地としても知られている
棚田も少しあるが 生産性の上がる利用は無理に思える
観光客を迎えるための整理整頓にも見え 守るご苦労が伝わってくる
道路が整備されたことが 生活の手段変更になったのでしょう
世界遺産として守ることは至難
集落を周って出会うのは おとしよりがほとんど
興味のある方は ご覧下さい
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